しそたぬきのレビュー一覧

後宮の薫香妃

しそたぬき / 志島とひろ

予想外に気の強い薫香。フランクな黒曜。嫌いじゃない。
がっつり続く雰囲気だったので、続編を待ちます。

あっぱれ!! わけあり夫婦の花火屋騒動記

しそたぬき / 樹もゆる

大店の主だった父は失火により江戸払い、一人江戸に残り稼業再興を誓うお嬢様ソラの元に降ってきた無職ハル
打開策の一手としてハルを夫にしたけれど……ドタバタ夫婦物語

一人江戸に残れる下地も作中にちゃんとあり、江戸っ子娘を地で行く鉄火肌ソラ
逆にハルは田舎から出てきたばかりのお人好しで、放っておいたら利用され身ぐるみ剥がされそうなほどの素直実直男

毎度問題を持ち帰るハルに、何だかんだと解決に導くソラ夫婦が微笑ましいです

女男爵の庭師【電子特典付き】

しそたぬき / Laruha

庭師になるための紹介状が入った鞄を
初っ端からひったくられて使えない状態へ。

連続短編で、主人公があっけらかん、としています。
共感はないですが、憎めないというべきか
マイペース、というべきかｗ

たどり着いた先では、最初に出会った女性。
ようやく望んでいた庭師としての仕事。
込み入った女男爵の家庭事情（？）に
花にまつわる謎。
証拠がないだけで、犯人（？）ばればれな状態ですが。
身分があると、大変です。

後宮の薫香妃

しそたぬき / 志島とひろ

流行りの量産型中華ファンタジーではありますが、主役二人のキャラが良くて、もっと続きを！そして真相解明を待ちたいです。
比較的珍しい『香』にスポットを当てています。

正直なところ、流行りものを書かされた(？)印象で、デビュー作の独特な作風が薄れた気もしますが、文体や雰囲気は持ち味なのだろうな、と思います。
結局のところ、私好みなのです(笑)
次回作も楽しみにお待ちしてます！

後宮の薫香妃

しそたぬき / 志島とひろ

後宮こわや、こわや。
薫香はわんこかよとツッコミ入れたくなるほどの匂いマニアで面白かったけど。
四妃の落とし合いに、彼女らの更に裏側にまさかの人物がいたりと、まさにドロドロ。
最後に笑ったのは主役二人ではなく、あの人だったのかも。

ただこの一冊では決着が付き切らず。
黒曜の件も、残りの四妃の件も、次へと続く形に。
だから、ちょっとすっきりしない終わりだった。