半藤一利・原作のレビュー一覧
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幕末以降の日本史の入門書の一冊としてなかなかいい作品だと思う。江戸時代の水戸学の影響で「大日本帝国は世界でただ一つの神国である」という考えに染まってしまった人々が政治軍事の中枢にいて、国の運営を誤ってしまった ということがよく分かる。水戸学の始祖である徳川光圀 水戸黄門さんも罪作りなことをしたもんだ...続きを読む
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こ玉音放送がされるまでにこんなに長い1日があったなんて知らなかった。漫画だからとても理解しやすかった。開国するしないの幕末期と同じようなことが終戦間近でも繰り返されていたんだなと感じた。Posted by ブクログ
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明らかに自分たちの権力が失われることを嫌った大本営付き参謀将校たちの反乱ですね。自分たちを吉田松陰に重ねたりしてたが軍に力を与えすぎた弊害が噴出したわけだ。東部軍が反乱を鎮圧しなければ彼等はソ連軍に対抗するためにアメリカと組む考えもあったかどうか定かではないが軍のいう事を聞かない昭和天皇もここで廃さ...続きを読む
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大本営の参謀将校たちや特攻の生みの親である大西瀧次郎のような強硬派は国体護持国体護持と言ってたのは自分たちの発言力が無くなるのが嫌ですでに滅茶苦茶にやられた国民に一億玉砕を強いようとしていた、そして昭和天皇は常に国民のことを思っていたというわけですな。昭和天皇が本心では何を思っていたがすごく疑問なん...続きを読む
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長州の無謀な攘夷思想が戦前の日本にとってのガンみたいなものだったと思うね。まったく水戸から始まった尊王攘夷思想は碌なものでなかっあ。
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玉音放送が行われる前後に、このようなことが起こっていたことを初めて知りました。
日本は、敗戦が濃厚となる中、広島、長崎に原爆が落とされ、即座に敗戦を認めたとばっかり思っていましたが、裏ではこんな動きや駆け引きがあっていたとは驚きです。
フィクションとノンフィクションが混ざり合った作品だと思いますが、...続きを読むPosted by ブクログ -
フィクション方向の作品ではありますが、第二次世界大戦終戦直前当時の日本国内における人々の葛藤をイメージする上では、とても参考になりそうな作品だと思いました。国としてのプライドを守り貫くか、それとも国民の命をこれ以上絶やさないようにするべきか。今や70歳代半ばの人でも戦争を体験したことがいないという時...続きを読む
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上とあわせて終戦の日に読んでほしい一冊です。
日本のため、日本国民のため、私を含む子孫のため、戦争を終わらせようとした人達の思いを感じることができます。Posted by ブクログ -
<目次>
略
<内容>
上下巻一気読み。本当は原作を読まねばならないのだけど…。なぜ今これが描かれたのか?こういう時代だからこそ必要なのだろう。ひとの痛みがわからなければダメだ。Posted by ブクログ -
It is nice to learn Japanese history from the Samurai era to modernizing Japan. Also, you can get rid of the mirror image from the Western view.