河浪武史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026/03/31「円ドル戦争40年秘史」河浪武史 最高に面白かった
著者は日経新聞の国際派。米国の政策当局者への豊富な取材が裏付け。プラザ合意以降の日本経済史を、米国を中心として世界の事情を踏まえ、日本の動向を分析する。この視野の広さと日本分析は他にない。
世界の視点で俯瞰して、一貫した歴史を紐解いているのは流石であり桁違いに凄い。もはやドメスティックな経済観では経済の本質を理解できないと痛感。
特筆の一つは「実質実効為替レート」 米ドル・ユーロは安定しているのに対し、円は大きなボラティリティなのはなぜなのか?政策当局の説明が欲しい。
日本はいつも対処療法ばかりで、戦略がないのは、 -
Posted by ブクログ
1985年のプラザ合意からの通貨史を紐解き、2025年に至るまでの円安への流れを読み解く。
通貨の盛衰は、国力の盛衰そのものでもある。
瓦礫の山から復活した日本経済は、この40年間でいったい何を間違えたのか。
読み応えがあったのは、例えばプラザ合意など、その国策や金融政策の背景にあった人物やその発言などが簡潔にまとめられており、その政策の意図するところや、どうしてそのようなうなったか?が分かりやすかった点。
しかしながら、基軸通貨であるドルと経済覇権国であるアメリカにある程度振り回されるのは仕方がないとして、それに右往左往するのみで対策が全く立てられない日本側のなんと情けないことか。
主体 -
Posted by ブクログ
ネタバレみずほ銀行システム統合苦闘の19年を読み、大学の授業のケーススタディに使わせてもらった。画期的なシステム開発手法を用いて、くびきとなっていたシステム開発は無事終了したはずだったが…
みずほ銀行のガバナンスの問題は根深かった。
2行合併で、もっというと片方が相手を飲み込むくらいの感じだと結果として合併効果は出てくる。しかし、みずほは3行合併。発足時、ホールディング会社、みずほ、みずほコーポレートの3社の取締役の90ポストをきっちり30個ずつ分け合った、ということでもわかる通り合併による効率化からかけはなれたところで貴重な社員のエネルギーが消費されていった。
システムだけではなく、粉飾を知 -
Posted by ブクログ
カミさんがスケソウダラ鍋を作ってくれた。
足が早い魚なので、タラコをとって直ぐにカマボコなどに加工することが多い魚。鮮魚のままで店に売りに出るのは珍しい。
春日のマルエツで発見。この店は魚の品揃えは多くはないが、時おり珍しい鮮魚が手頃な値段で並ぶらしい。
スケソウダラは、見た目はややホラーだが、身がやわらかく淡白な味わい。熱を通しても、硬く身が締まらないので鍋物によく合う。フライやソテーも美味しい。
以上、カミさんの解説でした。
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「みずほ、迷走の20年」(日本経済新聞社)を読んだ。
私が就職する頃は、銀行冬の時代と言