パーラヴィ・アイヤールのレビュー一覧

  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    インド人女性ジャーナリストが日本に住んだ感想を書いてる本面白かった。インドは女性があまり表出てこないからインド人女性の視点で書かれた本て珍しいと思う。やっぱり日本の魅力は四季のある自然とトイレの綺麗さと高機能さと治安のよさと禅らしい。アイヤールさんは俳句に日本文化が詰まってるって言うのが分かってるのが凄いなと思った。俳人の小林一三の俳句が好きらしい。私も俳人は芭蕉と小林一三が好き。

    松本人志の件は違法性が無いのに叩かれてるのからわかるように、事実とか正しい事よりもその人の印象とか自分が好きか嫌いかで人のことをいじめる人が日本に多いの見てたら、日本で同性カップルで子供なんて無理だよ

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    2024年03月28日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    日本に4年住んだ著者の体験談&取材結果。
    ユーモアがあって本当に面白かったです。
    出身のインドはもちろん、転々と住んだ
    イギリス、中国、ベルギー、インドネシアでの
    経験と比較して日本の際立つところを
    教えてくれます。
    ネタは外国人あるあるかもしれないけれど、
    書き方がとても面白かったです。
    筆のちからをお持ちの作者です。
    この本、セイロから出したばかりの
    肉まんみたいにホッカホカの話題が多いので
    1-2年のうちに、できるだけ早く読まれることを
    お勧めします。そうしないと、失敗した
    アベノミクスやアベノマスクのエピソードを
    我々日本人は忘れてしまうから笑。


    訳者もいい!現在の言葉で訳

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    2022年06月18日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    ネタバレ

    インド人の女性ジャーナリストである著者はスペイン人の夫とこども二人をつれて、夫の仕事の関係で日本に滞在することとなり、4年間日本に滞在する。
    著者のアイヤール氏は日本に来る前、ヨーロッパやインドネシア、中国に住んでおり、インド人として視点だけでなく、中国やインドネシアやヨーロッパとの比較もしながrた、日本という国の文化や社会を理解しようと努めたことと綴った本である。
    日本にくるまで、日本に関心はなく、ほとんど日本のことをしらなかったにも関わらず、来日後日本語を勉強し、句集を読み、徒然草、谷崎潤一郎の作品をはじめとして多くの文献やインターネットで情報を収集した上でこの本を書いている。巻末の原注が

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    2024年10月09日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    日本礼賛でもなく、単純批判でもなく、ありふれた日常を独自の視点で読み解いているのが面白かった。ただ、すごくエンターテイニングな本というよりは、知的な随筆を読んでいる感じ。

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    2023年07月27日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    外国人による日本賞賛のコメントは食傷気味であり、そういう番組自体を恥ずかしく感じる。
    私も周りも、日常の会話から避けがちな話題を、この本では率直に、その背景から考察して論述されている。思い込みと想像だけでなく、インドはもちろんのこと、中国やインドネシアの歴史や文化等と絡み合っていて、客観視できる。

    文化も制度も多様なる中で生まれ育ったインド人に、様々な国での経験が加わった視点で日本が暴かれていく。

    日本人の根強い人種差別。
    ラグビー日本代表でも時折耳にする…日本人以外…という言葉。
    人種を意識しているのではなく、ただの見た目で判断する人がいる危うい社会。
    ハーフという言語的区別と、羨望から

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    2022年11月13日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    インド出身の人が描いた比較文化論。
    エピソード含め、インドの人ならではの視点が面白い。江戸川区議のヨギさんの話などは印象的。

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    2022年08月25日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    多くの海外経験を持つインド人女性ジャーナリスト。日本文化を見る目は極めて冷静。コロナ禍での日本滞在経験は視点が独特。

    外国人から見た日本文化、定番のジャンルである。しかし本書は視点、知識、他国での生活体験が相まって類似本とは一線を画する内容。

    筆者の造詣の深い俳句が時に引用され、いい味を出している。

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    2022年06月29日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    筆者の名前は「ぱらび」ではなく「パラビ」
    (より正確には、「パーラヴィ」)

    P84 「日本語には表音文字があるが、「ひらがな」と「カタカナ」という、それぞれ四六文字からなるものが二種類存在している。(中略)同じことはカタカナでも可能なのだが、こちらは漢字以上に驚くべき存在だ。
    カタカナは単にひらがなと同じ音を表しているだけで、その目的の一つは元から日本にあった「固有」の単語ではない、外国由来の単語を表記することだ。賛否が分かれるかもしれないが、これは日本発祥か外国発祥かという、人種的存在論が言語そのものに刻み込まれていると言えないだろうか。」
    「名前を全て読まなくても、外国人ということがわか

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    2022年06月25日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    筆者はジャーナリスト、プライベートでは外交官の妻で二人の子供の母。
    今まで長く中国での滞在経験もあり、ジャカルタ、日本、スペインと海外駐在を続けてきた。

    もちろん日本の生活になれるまでの、苦労話も面白いが、日本に住んでいたのが数年と思えないほど、深い日本文化への考察、俳句の知識、政治についての洞察が詰まっている。
    以下、ジャーナリストの視点から見た日本政治の分析が素晴らしいと思ったので抜粋

    "日本だけが「民族主義的封建制」の国というわけではないが、政治がダイナミックさを欠き、硬直的になっているのではないか。日本の政治エリートが過去にこだわる一方で一般国民から乖離している状況は、二

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    2022年06月18日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    インド人の筆者が日本に住んで見えたこと、考えたことについて。俳句が多用されていて、筆者は日本人よりもはるかに日本文化に触れていて知っていると思った。
    財布を落としてもそのまま戻ってくることに驚き、きれいな多機能トイレに驚き、四季の美しさに感動。独自の閉鎖的な文化や歴史を築いてきた日本だからこそ、良くも悪くも世界と異なるところが多いことを改めて知った。

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    2022年05月01日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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     インドの人による日本滞在記。2020年の8月まで滞在していたから、安倍総理が辞めるところまでは話題としては網羅されている。

     わりとこう、インドの人向けに書かれている部分はあるのだろうが、そこまでインド映画が取り沙汰されているか? とか、(インドから見れば)日本のCOVID-19対策はどうなの、みたいな指摘は問題提起としては面白くはある。

     比較文化論としては最低限のラインではあると思うが、期待したほど目新しい情報はないかなぁって感じ。

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    2022年04月30日
  • 日本でわたしも考えた:インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と

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    英国、中国、ベルギー、インドネシアと暮らしてきたインド出身のジャーナリストによる4年間の東京滞在記。日印の結びつきを取り上げる第8章「僧侶、映画スター、革命家、そしてゾウ」もさることながら、第2章「「割れ」と「癒やし」」の文章にはっとさせられる。

    「わたしは早い段階で、真実は一つだけではなく、常に混沌としたものだという結論に達していた。だからこそ、中国社会がカオスであると同時に統制されていることや、インドに思いやりと残酷さが同居していることを知っても、落ち着いて受け入れることができた。日本についてわたしが思い至ったのは、深い癒しをもたらしてくれるとともに、深く傷ついているということだった。こ

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    2022年04月19日