河野有理のレビュー一覧

  • 明六社 森有礼、西周、福澤諭吉らが集った知的結社

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    明六社とは、明治六年に設立された知的エリートたちによる結社である。なにが行われたかといえば、主に明六雑誌上で各々の主張を載せ、そこから論戦に発展することもあった。いまでいう論壇がいちばん近いだろうが、とはいえいまは論壇さえも機能しているとは言いがたい。そう思うと、明治(というより江戸最末期)の知識人たちの思考の軌跡はまばゆいものがある。

    本書は明六社のメンバーでもっとも著名な福沢諭吉、だけでなくそれ以外の知識人たちにも等しく照明を当てる。明六社のメンバーの論は、時代的な制約に限界を感じるものもあれば、現代にも通ずる恐ろしく射程距離の長い普遍的に思考もある。
    のだが、読み終わって、やはりいちば

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    2026年07月05日
  • 日本史はいかに物語られてきたか(新潮選書)

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    歴史研究はイデオロギーの対立により曲げられるというか、イデオロギーから歴史を見るのが日本史の現在地だとよくわかった。他国ではこんなことはないのか?日本だけの独特なものなのか?敗戦を経て、解体された国体を再構築する際に、敗戦の原因をどこに求めるかにより変わるのか?読んで更に疑問が湧いた。

    ただ分かったのは、渡部昇一が言うような歴史を虹で見ると言う視点がとても重要で、その上で全てを貫く史観を考えるべきだと言うこと。その意味で日本の場合は皇室の歴史を学ぶことが必要なのではないかと思う。天皇制という制度ではなくてね。

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    2026年07月02日