バーチャル美少女ねむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
メタバースで生活している人による報告書。
ざっくりとした解説本よりも、実際のメタバース住人によるこの調査レポートの方が分かりやすかった。
個人的には、気になっている各メタバースの比較(どのような使い方に向いているかなど)を知ることが出来たのが有益だった。
ゲーミングPCやMeta Questなどの機材も庶民的には値段が高い。(Meta Questは自分には重く、酔う)金銭的に厳しく労働時間が長い日本人が多い中、日本でどれぐらいやりたいと思う人が増えるのか等、自分にとっての課題も発見出来た。
今後事業やクリエイターが参入しメタバースが加速することを考えると、今のうちに読んでおいて損は無いと思う良 -
Posted by ブクログ
弊社主催の「メタバースとコミュニケーション」セミナーで、ねむさんにご登壇いただき、関心持ったので購読。メタバースの本質、現在商用化が進んでいる空間、利用者がどんな人(?)なのか、どんなコミュニケーションをとっているのかなど、単なるノウハウ本・紹介本ではなく、大規模な調査に基づいて論じられている。初心者が正しくこの世界を理解するために最適な一冊。平野啓一郎さんの分人論は納得していたので、メタバースにおける人格が分人であるとの説明は深く腹落ちした。また、ファントムセンスによりさまざまな感覚を「感じ」たり、恋をしたり、セックスもあり得るということを知り、驚きと納得。スマホの登場でインターネットが身近
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Posted by ブクログ
■Vチューバー「バーチャル美少女ねむ」が語る、メタバースのより具体的な現状と、「ソーシャルVR国勢調査」という名前の、利用者たちのアンケートなどのレポートです。
■カラーの写真や、グラフなど、一読してすぐイメージができる図鑑のような構成で親切です。
気になることは次の通りです
・メタバースとは、「リアルタイムに大規模多数の人が参加してコミュニケーションと経済活動ができるオンラインの三次元仮想空間」を指すことが多い
・AR,VRはアクセス手段であって、メタバースのことではない
・メタバースは三つの革命をもたらす ①アイデンティティの革命、②コミュニケーションの革命、③経済の革命(後段の章立て -
Posted by ブクログ
これは、
- メタバース愛があり
- おそらく研修者(勝手に推測)だと思われる著者(ともう一人)がとった、
1200件にもおよぶアンケートをまとめたデータを元に、
- 昔からちょうど今まで経緯を含めて、手頃な情報量で説明してくれている上に、
- 著者の知識の幅が広く、膨らまして考察もおもしろく
非常に良い本でした。
以下本の抜粋からですが、VRの没入感がかなり上がりそうな気がして非常にきになったところです。特に声は体験してみたく、ここも含め著者自身が色々とVR体験されているところも興味深かったです。
- 相手の肌の立体感に合わせて掌を自在に動かせるフィンガートラッキングは、お互いに「触れ合 -
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発売前にあらかじめ原稿を読ませていただいた上で『メタバース進化論』著者のバーチャル美少女ねむさんにお話をききました。
──ねむさん、よろしくおねがいします。『メタバース進化論』はどんな本なのか教えてください。
【バーチャル美少女ねむ】
よろしくお願いします。この本は、メタバースに興味を持った幅広い読者の方を対象に、現在のメタバースの真の姿、そしてその革命性をわかりやすく伝える「メタバース解説書の決定版」を目指して執筆しました。
メタバースの原住民である私の実地調査と、1200人の原住民を調査したアンケート結果を基に、かつてないメタバースの「リアル」をお届けします。
──ねむさんとし -
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自分はClusterをたまに使うぐらいのライト層。
学生時代から攻殻機動隊やマトリックスを観ていて、その世界観がすんなり理解できるレベル。
セカンドライフは当時やらなかった。
実社会でのメタバースの定義が色々言われている中、現状の全体感を把握するならひとつはこれかなと思い読んだ。
本書でのメタバースの定義:
(1)空間性: 三次元の空間の広がりのある世界
(2)自己同一性: 自分のアイデンティティを投影した唯一無二の自由なアバターの姿で存在できる世界
(3)大規模同時接続性: 大量のユーザーがリアルタイムに同じ場所に集まることのできる世界
(4)創造性: プラットフォームによりコンテンツが -
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ネタ本ではなく大真面目なメタバースに関する総論。黎明期のメタバースについて、全くの素人にも非常によくわかるようにら書かれている。著者は美少女アバターを使いこなしており、新しいアンデンティティーとしてのアバターの効用について詳しくポジティブに書かれている。著者の主張はもっともだが、世の中はかなり保守的なのでメタバースが、普及する過程で、アバターに関する制限がかかる可能性があると思う。今は黎明期でインテリジェンスな人達がメタバースを利用している状況で一番楽しい時かもしれない。インターネットもパソコン通信の頃の方が活気があったと聞いている。インターネット、SNSと同じように参加者が増えると、物理世界
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Posted by ブクログ
メタバースガチ勢による解説本。
人種や性別、身体的特徴関係なく「なりたい姿」で活躍できる。
VR空間に特化した新しいネットの姿が、熱量高く紹介されており、読んでいる側もテンション上がってくる。
インターネット老人会的に、90年代初期にパソコン通信が流行ったころの状況に似ているように感じる
あのころもガチでネット始めようとしたら20~30万くらいかかったし。こんなの流行るわけねーとか言われながら、結局ネット社会になったし。
20年くらいかければVR化はもっと進行していくと思うな。
VRゴーグルとそれなりのPCを買いそろえる初期投資、やはり20~30万くらいかかる(この点も初期のパソコ -
Posted by ブクログ
借りたもの。
現状のメタバースに関するデータが充実している。
Facebookが社名改め「Meta」となり、メタバースに力を入れる事を表明した時。それ以前からVRChatなど別プラットフォームで活動・生活していた“メタバース原住民”ら、そしてVtuberの視点から見た、仮想現実の現状とのギャップのようなものを感じる。最も、日本語の“仮想現実”と“Virtual Reality”の齟齬にも理由があるとは思うのだが……
現実の延長として、現実的なものよりも理想の自己実現のイメージが強いためかもしれない。
心身の性別の不一致が理由でなくとも、男女ともに女性アバターを使う率が高いそう。
「可愛くなり -
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【次期経済圏】
メタバース、仮想空間はサブカルでオタクな世界と思っていましたが、そうではありません。
仮想空間につくられたライブ会場に集まって、みんなでコンサートに参加することもできます。物理的移動がないので簡単に参加できます。
ガンダムに出てきたようなスペースコロニーが仮想空間につくられていて、そこで生活することもできます。
飲み屋街があって、そこに集まってお酒を飲んだりもできます。実際のお酒やおつまみは自分で用意しなければならないですが、コミュニケーションを取ることはできます。
仮想なのでびっくりするようなテーマパークをつくることができます。
物理現実の東京ディズニーランドへ行くに -
Posted by ブクログ
最終的には身体からの解放に興味があって、VRはそれこそオキュラスが買収される前から何となく気になる存在ではあったのだけれど、実際にメタバースで暮らしている「メタバース原住民」によって、今メタバースと呼ばれているものたちがどんなものなのか、どこまでできているのか、が説明されていてとても面白かった。
メタバース原住民自ら、メタバース原住民に対するアンケート調査をして、その結果も踏まえた説明になっていて、偏りは当然あったとしても、実態として何が起きているかは分かりやすかったと思う。
特に何がしたいこと、作りたいものがあるわけではないけれど、VR欲をガンガン刺激された。
220715