O.A.ウェスタッドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
通史本。ナチの台頭に対抗して自由主義国と共産主義国が手を組み、WW2後の東欧問題における互いの意図を読み違えて対立した欧米vsソ連の軸と、荒廃した欧州の支配下にあったアジア・アフリカが反植民地主義(民族主義)から米国とソ連の間を彷徨い、米国・ソ連が対応に苦慮するアジア・アフリカ独立の軸が重なり合って複雑な国際秩序が形成されたことを示す。その中で米国は圧倒的経済力から超大国となり英仏ら旧帝国を従える。そういう意味で東側の中ソ分裂が分岐点になったのかも。
後編。米ソのイデオロギー対立が他世界(南米・東南アジア・中東・アフリカ・印)にも持ち込まれていたことを示す。右派国粋主義軍部による開発独裁と社