佐佐木信綱のレビュー一覧

  • 新訂 新訂新古今和歌集

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    古今・千載を経てこの和歌集をみてみると、歌の選び方ひとつでかうも色合ひが変るのかと思つてしまふ。
    この新古今では、より一層ものの形といふものがことばと結びつき、謳はれる。それは時間から生じる移ろひの強烈な感覚。生まれたからには死んでしまふ。けれども陽は上り沈んでいく。春が来れば花が咲き、そして冬には眠り、また覚める。
    終わりといふもの、無といふものに気づき始め、自分といふ存在に敏感になり始めてきたのがこの新古今集を読んだ時に感じたものだ。「無い」といふことの不可思議さぶつかり始めたといふか、わからないから考へないやうに閉じ込めたのか。ものに経れ、時に寄り添ひ、他人に出会ひ、自分といふものが存在

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    2017年11月14日
  • 新訂 新訂新古今和歌集

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    言わずと知れた「新古今和歌集」。
    ひたすらに、ただひたすらに、和歌が列挙されていく方式。
    現代語訳は付属していないので注意されたし。

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    2009年10月04日
  • 新訂 新訂新古今和歌集

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    日本の和歌の始まりの終わりの集大成。
    時代とともに表現方法は変わっていても、日本人の心情の原型はいつもこの中にあると思う。

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    2010年04月30日