星野道夫のレビュー一覧

  • 旅をする木

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    こんなにも豊かで、あらゆる人と繋がり自ら幸福感を生み出した人生を送った星野さんが羨ましいとさえ感じてしまった。
    かつての星野さんがそう思っていたように、遠い異国の地であるまだ見ぬアラスカという場所が星野さんの文章によってくっきりと鮮明に思い浮かべることができた。
    私の人生にとって大切で宝物のような一冊になりました。素敵な景色を私たちにも届けてくれた星野道夫さんにただひたすら感謝。

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    2025年10月30日
  • 旅をする木

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    33の物語全てが優しく、読み手の心にゆとりと癒しを与えてくれます。
    今、自分の周りに流れる風もやがてアラスカに届くのだろうか…

    毎日、一遍に読みたい。いつも手元に置きたい。
    そんな気持ちの処方箋のような一冊です

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    2025年10月07日
  • 旅をする木

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    静かで力強い文章がアラスカの自然と絡まって、滲み出るような壮大さを感じさせる。
    動物写真家であるものの、本からは人間が連綿と続く歴史の中で自然と共存共栄する過酷さを感じた。インディアンの老人の物語、セスナの運転士の生き様、亡くなった友人たち、それぞれがここに書かれている以上の背景があり、奥行きがある。
    トーテムポールに寄り添うような鹿の話を読んでて、とても写真を見たくなりgoogle検索した結果、壮麗な写真とともに筆者の凄惨な亡くなり方を知ってしまいひどく動揺した。

    穏やかで力強い文章が続くので、とても年老いたイメージが湧きやすかっただけ、若くして亡くなったことが一瞬理解できなかった。
    解説

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    2025年09月29日
  • 旅をする木

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    「人生で最も好きな本は?」と聞かれたら。
    私は真っ先に、「星野道夫さんの『旅をする木』です」と答えます。

    アラスカの写真家だった彼が、現地で綴った文章の断片に、
    この世界で生きるために本当に大切なこと、を教えてくれるような気がします。

    お出かけ先には、必ずバッグに入れておく。
    そんなお守り的な1冊です。

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    2025年09月22日
  • 旅をする木

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    静かで綺麗な文章から本当に自分もそこにいるかのような気にさせてくれる本だった。アラスカの大自然と人々の暮らしを通じてもうひとつの時間の存在を教えてくれた。同時に自然と人の距離感を考えさせられ自然を搾取するのではなく、共存し、学び合い、お互いに敬意を払う姿勢が感じられた。自分の生活のスピード感を緩めもっと身近な自然との関わりを大切にしたい。

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    2025年09月20日
  • 旅をする木

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    著者は、著名な写真家。カムチャッカ半島での取材中にヒグマに襲われて亡くなっている。
    20代でアラスカに渡り、亡くなる前にはアラスカを永住の地と定めて生活を開始していた。

    この本は、ある写真家の方からお勧めの本として紹介され、手にとったものだ。
    写真を趣味としてはじめた今日この頃だったので、何か撮影に役立つようなことが書いてあるのかな~
    くらいに思って読み始めたが、びっくり。

    こんなきれいな文章、というか景色を描き出せている小説はなかなかお目にかからない。
    それこそ、世界はこんなに素晴らしかったのか、と目を見開かされ、
    行ったこともなく、経験をしたこともないはずのアラスカの景色、動物、人、が

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    2025年09月13日
  • 旅をする木

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    読み終わるのが惜しい本に久々に出会えた。
    ページをめくる楽しみと、終わりに向かう寂しさの葛藤。忘れていた何かを思い出させてくれる、優しさに溢れた本。
    言葉の優しさから、詩を味わう感覚に似ている。そのためか、読み終わるために内容を追うのではなく、言葉を噛み締めて読みたくなる。
    水のように一語一語が染み込んでくる。
    目まぐるしい日々の中で忘れてしまっていた、生きることについて、教えてくれる。でもその言葉は水のように身体の中に染み込んでくる感覚で、力をかけずに浸透するような享受。
    星野さんは、本の中で生き続けている。

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    2025年09月11日
  • 旅をする木

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    旅本としてずっと気になっていた一冊。

    著者は16歳の時にアルバイトをしながらお金を貯め、ヒッチハイクでアメリカを旅する。
    また、アラスカ大学に入学する際には合格点に至らなかったにも関わらず、学長にここで学びたいという熱い情熱を伝え入学することが出来る。そして、アラスカをはじめ様々な国へ冒険の旅に出かける。
    何て情熱と行動力に溢れているんだろうと感服してしまう。

    自分も大学時代にインドを旅したり、イタリアに一人旅に出かけたりしたが、とてもスケールが違う。自分は沢木耕太郎の深夜特急に惹かれてバックパッカーの旅をしたが、この本にもっと早く出会っていたらアラスカの雄大な景色に憧れを持ったかも知れな

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    2025年08月11日
  • 旅をする木

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    じんわりと、疲れた体に染みました。
    文を読んでいるだけなのに、自分もアラスカの風を感じて山並みを眺めているのような、焚き火にあたりながらエスキモーの人の昔話を聞いているような…星野さんの経験を追体験しながら豊かな時間が過ごせる本でした。とても素敵でした。

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    2025年08月08日
  • 旅をする木

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    時々、不意にどこかへ旅に出たいという衝動に駆られることがある。
    日々の生活のいろいろなしがらみから解放され、誰一人として自分を知らない場所で、のんびりと過ごしてみたい…。若い頃は思いたったが吉日とばかりに、ふらっと旅に出たものだったけど、最近めっきりなくなった。

    本書を読んで、著者が歩んだ旅の道のりを共に辿っているような感覚を覚えた。美しいアラスカの大自然を軸に、世界のあちこちを巡る旅。
    その旅路で感じたこと、出会った人たちのことが、著者の優しい言葉で綴られている。

    壮大な自然の原風景と動物たちの息吹きが脳裏に広がる。自然の摂理は生と死が隣合せで、その姿は、著者の旅、人生そのもの。儚さや強

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    2025年07月12日
  • 旅をする木

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    毎晩、ランダムに一つのお話。
    ランダムに読んでいた為、久々に開くとどこを読んだかタイトルだけだとわからない。
    ママはまだ読んでいる。

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    2025年06月20日
  • 旅をする木

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    1996年に亡くなった星野道夫さん、一流の動物写真家であり、またアラスカを中心とした大自然への向かい方について数多くの随筆を残している。そんな彼の幸福感が感じられる内容となっている。

    22歳でアラスカに渡り、現地の気候や大自然の洗礼を受けながらもやがて逞しくその感性を磨いていく。現地のエスキモーやインディアンとの交流を通して、数千年の悠久の時を経て築かれてきた人と野生の関係性を美しく切り取っていく。

    我々が彼の写真や言葉に惹かれるのは、根源的欲求として持つ自然への畏敬の念と、そこから隔絶してしまった都市生活の距離を、これら著作によって埋めることができるからだろう。それは現代社会の満ち足りな

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    2025年06月02日
  • 旅をする木

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    ネタバレ

    アラスカの自然の雄大さが浮かぶような書き方で読んでいて楽しかった。

    作者の星野さんのように主体的に自分の好きなことをやっている様子はなかなか自分には難しいけれど少しずつでも行動していきたいと思った。

    以前より田舎に住みたいという気持ちが強まった、

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    2025年05月25日
  • 旅をする木

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    「星野さんが出会った人たちは、この本を読んだのだろうか。この本を読んでいると、星野さんがまだ生きているように私は思える。

    憧れの写真家の1人で、小学生の時に国語の教科書に掲載されていた星野さん。
    彼が人との繋がり、そして人と自然の繋がりを一生涯、大切に思い、それを言葉で写真で伝えてきたことが分かる。
    きっと、彼が亡くなったとき彼と出会った人たち全員が深い悲しみに包まれただろう。でも、その悲しみの中できっと彼の温かさや誠実さを改めて感じたと思う。

    私は、彼に会ったことがもちろんないけれど、今すぐにでもこの本を持って彼が大切にしてきた人、生き物、風景たちに彼の想いを伝えに行きたい。」

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    2025年05月24日
  • 旅をする木

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    書籍を拝見した後、星野道夫さんに興味を持ち調べ、その生涯を知りました。
    行動力、好きな事を没頭する一貫力。
    大自然という若い頃から熱中出来る事を見つけた星野さんを尊敬しています。

    また、本書のとても素敵な文章は心が温まり、そして見た事のないアラスカの大地が脳内に広がります。 
    毎日の日々に疲れた時、何も考えずにふと夜空を見上げたり、立ち止まって風景を楽しむ、そんな事を頭の片隅に僕も置いておきたい。

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    2025年04月22日
  • 旅をする木

    購入済み

    何かにゆとりが出る

    星野道夫 この人の作品は何冊か読んだ どれもいい作品だと思う 読んだあと なぜだろう 物の見方がゆっくりになる

    #感動する

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    2023年06月15日
  • 旅をする木

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    これも多くの人がおすすめするので積読してあった本。エッセイを読みたくなってページをめくり出す。おすすめしたくなるのもよくわかる。とにかく文章が美しい。そして、なかなかこうはなれないけど、こんな大人になりたい。そう思わせてくれる。そして、アラスカに人生で一度は行ってみたいと思うようになった。人生は思ったより短い。「好きなように生きよう」という言葉が心に残る。クマに襲われて亡くなったということも含め、最後まで地球と生きた人だったんだろうな。

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    2025年11月25日
  • 旅をする木

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    星野さんが生きた時代よりもさらに生きるということへの実感を感じにくくなってしまった世界で、この本が人々の心にもたらすものは大きくなり続けていくと思う。
    読めてよかった。

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    2025年11月22日
  • 旅をする木

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    文章のあちこちに「短い人生」という言葉が見受けられます。
    星野さんは自分が若くして亡くなることを知っていたんじゃないか……と思えて来るような生き方をなさったんだと改めて感じます。自分の人生という弁当箱に一粒の米も残さずに食べ尽くした人と感じました。
    残しまくってる私ですが、もうちょっとじっくり味わいたいと感じました。
    面白くて次のページをめくるのに忙しいという本ではありませんが、これもまた良き読書体験を持たらしてくれる本でした。

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    2025年11月05日
  • 旅をする木

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    長い旅の途上よりこっちの方が好き
    星野さん、熊の事故で亡くなったんだ
    解説でそれを知った
    知った上で読むとまた違うだろう

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    2025年10月20日