エドヴァルド・ムンクのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
画家エドヴァルド・ムンクのスケッチやノート、手紙などから抜粋した文章をまとめ、原田マハが翻訳している一冊。
ムンク美術館の記載にもある通り、そして本書内でも記載があったが、ムンク自身が自伝的な文章をまとめて売ろうと考えていたこともあり印象に残るような文章を書いている、ように思う。というのは私は翻訳でしかそれを読むことができないからだ。本書だと原田マハの翻訳に依存しているわけなので、断言ができない。ただ美術館側も評価しているので間違いないことなのだろう。
彼の記述の中で、一番面白いなと思ったのは絵画の説明、解説なんて書けないよの部分。言語化できないから、絵をかいて伝えようとしているのに、と。絵画 -
Posted by ブクログ
ネタバレマハさんが訳したムンクが残した言葉(文字)がおさめられています。
本書におさめられているのは私にはムンクの「苦悩」のように感じました。
生きることへの「苦悩」。
そんな「苦悩」を描いたのが世界的にも有名な「叫び」。
ムンク...「叫び」しかイメージできるものがありませんでしたが、表紙に描かれた「マドンナ」も彼の作品だったんですね。
ようやく興味を持ち始めたアートの世界。
少しずつ知識も入れながら、機会を見つけて自分の目で見ていきたいと思います。
説明
内容紹介
ムンクの言葉で新しい人生が目を覚ます。原田マハの名訳により待望の刊行。
懊悩と官能をつづった画家ムンクの『愛のぬ -
Posted by ブクログ
ムンクって聞くと、「ムンクの叫び」が
一番最初に思い出される。
(ってか、それしか知らない…)
そんなムンクは、たくさんの文章を残してくれており、
それをマハさんが訳したものでした。
なんだか、ムンクが考えたことを覗き見る感じで、
ちょっとイケナイことをしている気分になったよー笑
写生をするのではない。
自然がいっぱいに盛られた大皿に
自由に手を伸ばすのだ。
見えるものを描くのではない。
見たものを描くのだ。
うきうきと君に会いに来て、
別れるときには
ぬけがらになっている。
マハさんも言ってるけど、ムンクは「言葉の画家」
なんだなぁーって思ったよ!!