【精神的プラス】
月にプラス5万円あれば非常に助かります。
が、どちらかというと経済的なことより、好きなことをしてお金が得られる喜びの方が大きいです。
福山雅治さんが「ここ15年間1日も休んだことがない。そもそもオンとオフがない。自分のやりたいことをしているだけで、遊びと仕事の区別がない。」
というようなことを言ってました。
これこそが人生です。
10年ぐらい前から「好きなことだけをして生きなさい」と言われはじめましたが、そんなことは夢物語で実現するはずがない、仕事は楽しいことばかりではない、と10年ぐらい前は思っていました。しかし、時代が変わり好きなことだけをして生きていけることが現実味を帯びてきました。
なんで好きでもないことをして、「苦行」のように続けなければならないのでしょう。
苦行としてがんばったその見返りとしてお金をもらっているというのが答えになりそうですが、はたしてその見返りは苦行に見合った見返りになっているのでしょうか。
資本主義という理解しにくい(実は単純?)システムに組み込まれ、何も考えず労働(苦行)の対価として給料を受け取ることが極あたり前になっています。
しかもその苦行の対価は産み出す価値の2割程度、明らかにローリターンです。ローリスク・ローリターンであれば納得もできます。ローリターンは確かですが、はたしてローリスクでしょうか。
ー 資本家と労働家 ー
雇われる側の人間は、人生の大部分を苦行につぎ込んでいます。はじめは好きでもなかった仕事でも長く続けている間にそこそこできるようになり、少し好きになったり、好きでも嫌いでもないような状態になります。凡人で才能のない人でも、相当な時間をその仕事に費やしてきていますので、トップクラスではないもののその分野では上位に位置します。
世の中で上位に位置しているにも関わらず、独立・起業などの方法を知らない、知らされていない、リスクが大きいと洗脳されているので、どうしても現在の状況から一歩を踏み出すことができず、生み出す価値の2割程度の報酬で無知からくる納得をしています。
精神的な満足を得ず、だましだまし定年までそのまま仕事を続け、退職金を受け取って辞める。という流れができています。
「退職金を受け取るまでよく我慢しました。。。ので高額の退職金を差し上げます。」という感じです。
ー 退職金 ー
退職金が2000万円として60歳まで38年間お勤めをしたとして、この退職金を月に換算すると月4万4千円(=2000万円/38年/12か月)です。月々4万4千円分を最後にまとめてもらうために38年間もの長期我慢を強いられます。
月4万4千円?この本のように月プラス5万円が稼げるのであれば、長期苦行による退職金はこの月プラス5万円でまかなえます。途中で辞めても高額の退職金がもらえなくなるという負の気持ちは解消できます。
雇う側からすると退職金をアシカセにして低賃金で雇うことができます。しかも、独立・起業する方法は教えていないので、独立・起業はリスクが高いと洗脳すればうまくいきます。雇う側にするとこのサイクルは良いサイクルです。超長期で働き続けなかった労働者には退職金も払う必要はありません。
雇われる側の人間は、たとえローリターンでも暮らすことができないほど報酬が少ないわけでもないので、リスクが高いことをするよりも安定しているし「まあいいか」となります。
ただ、実は雇われることがハイリスク・ローリターンで、独立・起業がローリスク・ミドルリターンであるとすると考え方が変わってきます。
今では、ひと昔の起業のように、大きくマイナスからスタートすることはなくなりました。0円で起業することもできます。
つまり、何かをはじめて失敗しても時間的ロスはあっても金銭的ロスを無くすことができるようになりました。
ローリスクであれば数を打ったもの勝ちです。