アレキサンドラアンドリューズのレビュー一覧

  • 匿名作家は二人もいらない

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    4.8

    皮肉というか嫌味っぽい文章、セリフがすごく良い!翻訳者の力もあるのかな?
    主人公が嘘を隠し通そうとする展開が苦手で、今作もそうなりそうでガッカリしかけたのだけど、ちょっと違った!これは良い!

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    2024年11月14日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    久々に、文句なしに面白い海外ミステリでした。
    海外ミステリのボトルネックは、訳者の技量で作品の良し悪しが左右されてしまうところにあります。
    本書の訳者である大谷瑠璃子さんはとても良い翻訳者だと思いました。
    読書中、翻訳書であることを忘れてしまうぐらいに、こなれた日本語に翻訳がなされています。

    それから、海外ミステリに付きものの「登場人物の名前の煩雑さ」が、本書にはありません。
    海外ミステリといえば、ファーストネームとファミリーネームが、会話の中や地の文で規則性も無しに散らかってることが多いです。地の文でずっとファーストネームで呼んでたのに突然ファミリーネームで呼ばれることもあり、「あれ?誰だ

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    2023年08月03日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    これはめちゃくちゃ好きなやつです。

    後半はもう何がどうなるのか知りたくて知りたくて一気読みでした。
    ドキドキして血流が良くなった。心臓に良いかはわからないけど…。

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    2022年04月29日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    匿名の売れっ子作家がいる。
    この設定に、色々な思惑が重なり重厚なサスペンスになっています。
    序盤の人間ドラマの様子から、ここまで空気が変わるかと圧倒されました。
    邦題は正直、センスを疑いますが、作品自体は大傑作です。
    誰にでも読んでほしいし、すぐにでも映画化してほしい。

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    2022年04月26日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    作家になりたいフローレンスと匿名のベストセラー作家のモード。モードにアシスタントとして雇われ近くで執筆や生活を見ている前半と徐々に空気が変わり始める中盤からラストまでの展開で目が離せなくなる。作家とアシスタントの何気ない会話や生活の中にある伏線、作家になりたいフローレンスのモードすらも利用してしまおうとする強い思い。二人それぞれの思惑と小説を書くことへの思い。真相が明かされていく終盤のテンポの良さと二転三転する構成でラストまで一気読み。

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    2022年03月14日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    ちょっと訳の文体が古い箇所があったものの、全体的にすごく読みやすかった。
    途中で、あ、と展開が読めても結末は読めなかったのでとてもハラハラした。ミステリーよりサスペンス寄り。
    映像映えしそうなので映像化には期待できるかなと。

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    2022年11月29日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    あらすじから勝手に少しずつ入れ替わっていくようなものをイメージしていたのが、かなりダイナミックな展開だった

    後半に疑問点が明らかになっていく場面と、その後の行動で終始ハラハラして読めた

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    2022年08月21日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    人気作を抱えながらも匿名作家を貫きたい小説家のもとへ、有名になりたい欲望を溜め込んでいる小説家志望の女性がアシスタントとして小説家のもとへ訪れる。

    この二人の「名前を隠したい」「名前を知らしめたい」主張がせめぎ合いぶつかりあって、中盤すぎからはかなりアグレッシブかつダイナミックにぶつかりあっていく物語でした。

    実は丹念に散りばめられていた伏線や、真実へ徐々に至っていく過程はとても丁寧に描かれている、間違いなく正当派なミステリではあるのですが、いろいろかなぐり捨て出した二人のありようは、確かに映画化したら映えるだろうな…と思えました。

    この邦題も、原題「WHO IS MAUD DIXON」

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    2022年05月08日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    作家になることを夢見るフローレンス・ダロウはある日、匿名のベストセラー作家、モード・ディクソンのアシスタントとして雇われる。最初はまじめに仕事をしていた彼女だったが、次第にモードの原稿へ自分の文章を入れ込み、共同執筆者じみたことに快感を覚えるようになる。そしてとある事故がきっかけとなり、作家になりたいというフローレンスの野心が爆発し……予想できないどんでん返しの連続に驚愕必至のサスペンス。

    快調に読ませるのだが、唐突なクライマックスが残念。そこまでしますか? 星一つマイナス。

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    2022年03月06日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    ネタバレ

    フローレンスは自分には才能があると思っている。
    誰よりも。
    いつかは売れっ子作家になれると信じている。

    しかし、現状は出版社に務めるしがない会社員。
    その会社の部長と不倫し、出来心から軽く脅したら簡単にクビにされた。

    そんな状況で舞い込んできた超有名な匿名作家・ヘレンのアシスタントの仕事。
    フローレンスは人生のすべてを掛ける。

    取材旅行と称して二人で出かけたモロッコ旅行で、車ごと海に突っ込み、ヘレンは行方不明となり、フローレンスだけ助かる。
    フローレンスはヘレンになりすまし、匿名作家であるモード・ディクソンは引き継ごうとするが。。

    「太陽がいっぱい」を思わせるなりすましミステリーだが、

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    2024年10月10日
  • 匿名作家は二人もいらない

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    CL 2022.6.16-2022.6.19
    人気絶頂の匿名作家とそのアシスタント。
    ふたりそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、二転三転。ラストはきっちりオチをつけて、すごく楽しめた。

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    2022年06月20日