齋藤太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1.クリエイティブを創る能力が必要になってきたのでこの系統の本を読むことにしました。
2.クリエイティブな解決策は誰にでも思いつくことができます。ただ、その能力を培っていくには本質を見抜く、仮説を立てる、解決策を考えるという基本的なループを鍛えていく必要があります。
本書ではGO、角ハイボール、ポケトークなどの仕掛け人である著者が日常的に考えていることを本にしたものです。言葉にしてしまうと簡単なことなのですが、日常的にこれを実践出来るかどうかといわれるとどうでしょうか。たぶん、難しいと思います。ですので、何から始めていいかわからない人はまず本書を読んでみて、わかることから実践していくことを勧 -
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購入した理由は、各章が図解されていて内容が分かりやすかったから。
読んでみて良かったポイントは、ビジネスの上流から課題を見つけて解決するまでのステップ解説だけに留まらず、チームで課題解決するためのコツが色んな企業の事例を交えて分かりやすく解説されている点です。
特に印象的だったのは角ハイボールのプロジェクトの話。メンバーへのコンセプトワード「新オヤジたちに、角ハイボール」のもと、ありたい未来を描き、仮説を検証し大ヒットさせるくだりは熱くなりました。
自分も今後は「未来から課題を逆算して考えること」と、「チームの拠り所になるコンセプトワード」を意識してみようと思います。 -
Posted by ブクログ
広告業界のみではなく、自分が所属するSI業界にも通じる考え方が多数あった。
きれいごとやおべんちゃらでは課題を解決できない。クライアントを気持ちよくさせたところで、結果がでなければ投資としては失敗。まさにシステム開発でも同じである。
物事の本質を捉えるにな3つの視点が重要。
鳥の眼…課題の本質を見極める
虫の眼…生活者視点、使い倒す
魚の眼…流れを見る。何故流行っているのか?を言語化
プレゼンとなった途端、競合相手に勝つことがゴールになる。コンペで比較して選んだと上役に伝えるために競合させる。これもSIにありがちなスパイラル。
悲観的に考えて楽観的に行動する。業者スタンスでいることは楽チンで -
Posted by ブクログ
ハイボールブームの立役者の著。いろいろな本にケースとして語られているが、仕掛けた本人が語るとより説得力がある。「新オヤジたちに、角ハイボール。」がコンセプトワードだったと、初めて聞いた。確かに、ハイボールブームが始まって10年以上になるが、若いオヤジたちは、1杯目からハイボールだ。逆に本当のオヤジ(自分)は生ビールだったり・・・。自分も非クリエイターでありながら、課題を解決する仕事をしていて、上流のビジネスも、下流の表現、プロモーションも提案する立場だが、本書の様になかなかうまくいかない。言うが易しのところはあると思うが、実践するヒントになると思うので、参考にしたい。
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Posted by ブクログ
コピーライターやCMクリエイターなどの表現のクリエイティブ(使い捨ての手段)だけではなく、ビジネスのクリエイティブ(「なんとかする」。広告打つことだけでなく、そもそも商品価値を高めるなども含めてどの手段が最適な方法かも根底から考える)を重視し、サステナブルな関係・ビジネスを作り、文化・価値を創造していく。ビジネスのクリエイティブ、つまり課題解決をしていくためには、相談元である顧客からの情報や要求のみを鵜のみにせず(最初に着地点を決めず)に、この商品で世の中はどうなっていくのか、商品だけ、企業だけでもなく世の中のことを俯瞰して物事を考えていく。ただしその際、顧客である企業としての人格も維持するこ
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Posted by ブクログ
・この商品で世の中はどう変わりますか?
・この商品が当たり前になった時、5年後はどうなっていますか?
・ビジネスにおいて課題の解決策を考えるうえでは、自分の体験や日常から想像する勝手な偏りや思い込みを排除して、あくまで「ターゲットならどう考えるか」「どんな気持ちになるか」「どんな現状を抱えているか」」という視線を持ち続けることが重要です
・制約なく未来を描いてみる―ビールと同じように「とりあえずハイボール」という注文が入って1杯目がビールじゃなくなる世界
・タグライン:この製品(サービス)を一言でいうと
・コンセプトワード:このプロジェクトはここを目指す
・タクシーに乗るのはなにかしら「困って