書き出しの指南書
伊坂幸太郎氏の小説のようなオシャレな書き出しの書き方の本ではなく、(「心をとらえる最初の一文」と作者が言うような例文は引用されていますが)物語に引き込むための書き出しについて解説された本です。作者はストーリーが何についてのものであるべきかをシンプルに「トラブル」と説明しています。この「トラブル」を要約ではなくシーンとして描き、きっかけとなる出来事、最初の表層の問題、最初の表層の問題の帰着点、核心の問題、核心の問題の帰着点、と順番に深めて書いていくというのが、この本の要点です。良書だと思います。