高橋宏知のレビュー一覧

  • 生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方

    Posted by ブクログ

    意識とは何か、に言及した後半が特に面白く、脳の奥深さを味わえた。
    常に脳は自発的に活動していて、たくさんの情報の中からわずかな情報を取捨選択して意識を作り出している。それは、全ての情報を処理しきれないからであったり、脳のメカニズムが化学反応による情報伝播•並列処理というところから最適化された仕組みである…というのがなるほどと思った。意識を科学なんかできるのかと思っていたが、言われてみればというところで、意識を作り出すのにも脳内で処理が行われるため処理時間が必要、というところから掘り下げられるものなのだなと。
    その他、ラットが意識をもっているのを試す実験など興味深いトピックが満載で、かつ素人でも

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    2022年04月03日
  • 生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方

    Posted by ブクログ

     日本経済新聞の読書欄でサイエンスライターの竹内薫氏が紹介していたので手に取ってみました。
     「生命知能」「人工知能」「意識システム」等の基礎知識を整理しつつ、意識を高め育てる高等教育のあり方等についても論じた本です。
     私にはちょっと専門的過ぎて理解がついていかないところもかなりありましたが、「生命知能」と「人工知能」との関係性等興味深い指摘も数多く、なかなかに刺激的な本でした。

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    2022年09月24日
  • 生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方

    Posted by ブクログ

    エンジニアが書いたものだが、脳科学の観点が比較的わかりやすく書いてあってなかなか面白かった(それでも理解できない部分はあるが)。

    AIと脳の構造や機能を対比させることでイメージしやすくなる部分もあるだろうし、特に、生物/生体として化学反応で機能する脳が、実はデジタル的な処理をしているかのようなところが興味深い。

    また、音楽と言語に関して脳の特性との関連が述べられるあたりも、斬新かつ鋭い。

    全体的に、随所に「なるほどねえ」という記述があり、大変ためになりました。

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    2022年06月08日
  • 生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方

    Posted by ブクログ

    人と人工知能の共存について脳科学の観点から考えたい人におすすめ。

    【概要】
    ●脳の動作原理
    ●知能とは何か
    ●知能を支える意識
    ●脳の使い方・育て方のヒント

    【感想】
    ●書かれていることの主体は脳であり、人工知能の話はあまり出てこない。
    ●生命知能と人工知能の違いが「意識」にあるという。知能と意識を分けて捉えるという考え方に気づかされた。人工知能の次に人工意識の研究の研究がブームになるかもしれないというのは面白い。
    ●人間と人工知能の共存についてよく言われるが、本書では生命知能と人工知能という言い方をしている。他書と同様に共存を考えていくのがよいと理解できる。
    ●本書の内容は、終章に要約さ

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    2022年05月14日