村井邦彦のレビュー一覧

  • 音楽を信じる We believe in music!

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    国民的スタンダードの「翼をください」を作曲し、おっさんカラオケ永遠の讃美歌「マイウェイ」の版権をいち早く取得し、自ら立ち上げたレコード会社の第一弾歌手にユーミンを掘り出し、世界的レコード会社と組んでYMOをグローバルに仕掛ける。
    そんなとんでもない音楽プロデューサー、作曲家が実在するのである。

    日経「私の履歴書」連載当時からその真の「エリート」っぷりには瞠目していたが、今回の書き下ろしエピソードを読んで改めて本物ぶりに脱帽した。

    世界各国の作曲家、レコード会社の経営者、芸術家、港区で、米国で、パリで。これでもかというくらいの交友関係が紹介される。そしてそれがびっくりするくらい自然で嫌味がな

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    2024年09月27日
  • 音楽を信じる We believe in music!

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    一昨年の10月、山内マリコの「すべてのことはメッセージ 小説ユーミン」を読んでいる同じタイミングで日経新聞で連載されていた村井邦彦の「私の履歴書」が一冊の本になりました。連載から本になるまでの間に高橋幸宏、そして坂本龍一が召されて、YMOが伝説としてしか存在しなくなる時代に入ってしまったような喪失感に包まれる中で、村井の記憶の記録が残されたことは悲しみの中の幸運かもしれません。日本の音楽シーンだけではなく、著者の長年の友人であるA&Mレコードのジェリー・モスやエイブ・ソマーもこの期間に亡くなっていることを知りました。著者の先駆性は本人自身が圧倒的なメロディーメイカーであることと、スタジオAを創

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    2024年08月18日
  • 村井邦彦のLA日記

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    新年、NHKの名盤ドキュメントでYMOの「ソリッドステートサバイバー」をやっていて、このTVのシリーズは2010年のお正月にオンエアされた荒井由実の「ひこうき雲」のマスターテープを田町のアルファスタジオで聞き直す、みたいな感じで始まってのを思い出しました。YUMINGからYMOまで70年代の日本の音楽をアップデートしたのはアルファレコードというレーベルでした。(その当時はレーベルって意味もわかっていなかったけど、イケてるレコードには必ずアルファ印があったんだよね…)そのレーベルの総帥が著者 村井邦彦でした。でも経営者やプロデューサーである前に赤い鳥の「翼をください」とか、トワ・エ・モワの「ある

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    2019年01月17日
  • 村井邦彦のLA日記

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    翼を下さいの作曲者だと知り、昔の人かと思いきや、時代の先を走っている方。トップレベルの人々との何気ない日常。ハイセンスな日々が淡々と。私の知らない昔の映画や音楽。ジョンウイリアムズとゴルフなんて。

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    2018年12月07日