黒田賢治のレビュー一覧

  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    イラン現代史
    イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで
    著:黒田賢治
    出版社:中央公論新社
    中公新書 2882

    現在のイラン国、イラン政権は、「イラン・イスラム共和国」(1979年~)であり、本書の原点となる

    <イランの特徴>
    ・シーア派の盟主であり、スンニ派のサウジアラビアと敵対している
    ・かってのペルシャ、大国であり、文化、軍事の人材も豊富である

    <前史>
    1906~1911 立憲革命、立憲君主制への移行 ガージャール朝 アフマド・シャー(~1925)在位
    1925~1941 レザー・ハーンがクーデタにより、1925年、パフラヴィー(パーレビ)朝を始める
    1941 英印ソ軍がイ

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    2026年05月08日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    自分の知識不足で、あと何回か読み直したりほかの資料も参照して理解を深めたい 絡む要因が多いんだけどその中でも何かというとアメリカがすぐ変に手を出してダメにしてくるような…
    『イランに生きる人々は、体制指導部が示す方針に繰り返し異議申し立てを行ってきた。それは抗議運動だけではなく、何気ない行動によってなされてきた。〜それは日常の小さな行動が、制度など大きな構造を変えうることを示している』
    という部分を読んで、微力ですけどやっぱりやれることをやって行きたいと思いました

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    2026年05月05日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    イランの中にも改革派と原理派があり、最高指導者の下で全員がイエスマンでもない。民衆の暴動や一定の枠内ではあるが大統領選挙もある。
    革命時からのイスラム教が支配する社会であること、アメリカは敵であるとの認識、この2つを変えることができれば違った道を歩むことが出来るんでしょうが。

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    2026年05月01日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    現在のイランを理解するための基底を知ることができた。
    イラン革命の背景がよく分かり、戦後も植民地的な活動を続けた米英への不信感が今でも残るのは、想像に難くない。宗教権威者が頂点に立つイスラム共和制では、国際問題に対して政府が柔軟に対応しようとしても、それが容易ではないことを理解した。経済を中心として回っている国際社会の論理と宗教の論理が一致しないことがあるのは、当然だ。その上に、革命防衛隊が最高指導者に直属していて、政府のコントロールを受けない構造が、この国の外交を難しくしているように見える。
    一方で、傍目には宗教で縛られているように見えるこの国も、市民はしたたかのようだ。選挙では被選挙人に制

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    2026年04月22日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    パフレヴィー朝が打倒され、シーア派イスラーム国家となったイランの体制や社会、文化などが分かりやすく解説されている。個人的に、革命防衛隊が経済面にも進出しているのがとても興味深かった。また、最高指導者が大統領の上の立場にいるという独特な体制はイラン・イスラーム共和国を特徴付けていると言える。厳格なイスラーム国家というイメージとは裏腹に、イラン国民は政権への抵抗を続けてきたし、政権は保守派や改革派、原理派などに分かれて国家を担ってきた。選挙などに恣意性が見られるものの、形式的には民主主義的な手続きを取っていることに驚かされた。

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    2026年04月19日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    2025年6月の空爆までをカバーしている。近代イランの成り立ちや、シーア派の考え方、イランと石油の関係など、現代イラン情勢を理解するのに大いに役立つ。大統領がいるのに最高指導者とはどういう体制なのかという素朴な疑問から手に取った本

    出版直前にイラン情勢が大きく動いたためか、終章の誤字脱字は甚だしいが、時間がないなかでも加筆を試みたのだろうと思われる。出版後数ヶ月で米国とイスラエルが大規模攻撃を行い、ハメネイ師が殺害されたことになるが、何らかの形で終章をさらに加筆してほしい。

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    2026年04月02日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    ネタバレ

    ww2中の連合国のイラン侵攻
    →ソ連への脅威からドイツと親密だったことに原因

    モサデグの石油国有化挫折や国王の専制政治
    →イラン国民のアメリカに対する敵対心
    ただしアメリカは冷戦的な問題からイランへの限定的な接触は継続(イラン・コントラ事件)

    シーア派の三日月地帯
    →イラン、イラク、シリア、レバノンのシーア派勢力
    ヒズブッラーやフーシ派、アサド政権と良好関係
    聖地問題でイスラエルとは対立しているため緩衝地帯を作る目的もある

    核問題でアメリカと対立
    JCPOAが軍地施設の査察を条件としていないこと、将来的にイスラエルの脅威となることが米国の軍事予算を圧迫することが動機

    政治、経済分野で革

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    2026年03月08日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    1979年イラン革命前後から現在(2026年7月)までのイランの歴史。
    最高指導者の考え方によりイランの進むべき道が決まる。これはかなかな民主的ではないよね。
    この本を読むと、イランが国際的に孤立しようが核開発をせざるを得ない背景など報道たけでは理解できないことがよくわかる。
    中東の微妙なパワーバランス。少しの均衡のすき間が発生すると、強かな力が発生する複雑な世界。この環境のなか舵取りをする最高指導者の良識ある行動を望む。
    それと、中東をこんな悲惨な状態にした戦前戦後を通じた大国の責任。これも重いものがあるよね。

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    2026年05月02日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    全く知らなかったイランの現代史について学ぶことができた。
    専門用語もわかりやすく解説され、とても読みやすかった。

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    2026年04月30日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    今のイラン情勢が少しでもわかるといいなと言う願望で読んでみた。
    日本とは違う宗教と政治が複雑に絡み合っていること、中東情勢がそもそも不安定であることから磐石な体制を作れないという難しさがあるなと思う。
    章の終わりに作者のコラムがついてるのだが、イランの食文化が面白かった。白黒写真ではあるがイランの食とファストフードが重なったものは美味しそうで良かった。

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    2026年04月29日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    ネタバレ

    アメリカとイランの戦争が停戦されて延長されている、まさに今、読むべき本である。朝日新聞でも紹介されていた。前半はホメイニが中心なので、山川のブックレットの方がいいかもしれない。後半に入り、イスラエル、米国、が出てくる。大統領や法学者の写真あるいはグラフは出ているのに地図がないことは、すでに皆が頭の中で十分に地図を描けると認識していることが前提であろう。あとがきが2025年8月なのでホルムズ海峡の封鎖、逆封鎖が続いていることから、この戦争についての本が描かれるであろう。

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    2026年04月27日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    ネタバレ

    イラン現代史を概観できる入門書。1979年以降の流れを時系列で整理しており、イスラエルとの対立の背景理解に役立つ。特に印象的だったのは、制裁下で個人がSNSを通じて生産・販売を行い経済を補完している点。現代日本への応用も考えさせられる一冊。

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    2026年03月23日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    「それは流石にイランが可哀想だよ…」と「こいつらどうしようもねーな…」が交互に来る歴史だった…
    国営企業を民間に払い下げた瞬間しっちゃかめっちゃかになるのは乾いた笑いが出る。

    外交をやるにあたって宗教がめちゃくちゃ足引っ張ってんなぁと感じるし、それほどイデオロギーを重要視しているとも感じる。日本人には理解しづらい感情だ。

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    2026年03月11日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    世相を踏まえて読み終わった。イランにおける大統領選における政治事情とイスラム革命体制によるその限界、ならびに強固な官僚機構についてよく理解できた。面白かったです!

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    2026年06月06日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    アメリカとの戦争が勃発したので手に取った本。イラン戦争前までのイランの歴史の本。イランの成り立ち、考え方がよく理解できた。
    異なる価値観で生きているためどちらが良くてどちらが悪い、どちらが上でどちらが下、という問題ではないのだろうと思う。同じイスラム教の中でも考え方が異なる。アメリカと交流があった時代もあり、常に争っていたわけではないことも理解した。ただ、宗教とは自分の拠り所として神を信じているはずなのに、考え方が違うだけでなぜ殺し合いになるのかが理解できない。一部の国民は争う事を望んでいるのかもしれないが、多くの国民はただ普通の生活を望んでいるのではないかと思う。行きすぎた考え方、相手の考え

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    2026年05月24日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    イランの核開発を止めると言う大義名分の筋が通ってるのか納得いかなくて読んだ一冊。
    読む前よりもイランのナラティブを想像できるようになった。
    アメリカ側からみたイランについての本も読んでみないと、答えは出せないけど。
    こんだけ拘泥する国ってことは、アメリカ的にも何か放って置けない理由があるはず。


    以下備忘録

    1. 核開発問題はトランプ政権の「自業自得」といえそう。
    • オバマ政権: イランと核合意を結び、イランは制限と監視の約束を遵守していた。
    • トランプ政権: 2018年に合意を一方的に破棄し、経済制裁を復活させてイランを追いつめた。
    • イランの反撃: 制裁解除の交渉カード(脅し)と

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    2026年05月06日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    大悪魔アメリカ、小悪魔イスラエル

    だそうです
    なるほど〜イスラームにも悪魔っているんやな〜などとまた本筋から外れまくったことを思ったが、よくよく考えたらイスラム教もキリスト教も元々は同じ宗教やもんな

    はい、というわけで『イラン現代史』を学ぶ
    今や世界でもっとも混迷する紛争地帯となっているイランですが、わいから言わせればあっちもこっちもである
    紛争ばっかりの世界
    嫌になっちゃうね

    この本の発行は2025年11月、そこからさらに大きく事態は動いていて、本書内で大きくページを割かれていたハーメネイー師も、もういないっていうね

    果たしてなぜイランは今こんなことになってるのか?ってことをもっと知

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    2026年05月04日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    あとがきが2025年8月発行で11月刊。
    1979年の革命から2025年7月までを短い言葉でたんたんと説明され、読みやすいコラムもあります。
    読み手の力不足ながら、非常に入り組んだ複雑な状況と受けとりました。
    最終章のタイトルは「暗雲垂れ込めるイスラーム共和国の未来」
    最後に「われわれはどう生きるのか。あるいは、われわれはどこに行くのか-。(中略)、イラン現代史がその答えを用意しているわけではない。しかしイラン現代史を繙いてきたなかで明らかなのは、われわれはまだ可能性のなかに生きていること、外に広がる大きな世界を個人が変えうるといことである。それは困難で苦しく、時に犠牲も払われたりもするが、限

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    2026年01月16日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    イラン初学者として読んだ本。全体知識をある程度求められる内容で理解が難しいところありましたが、非常に学びにはなりました。
    国家に対する印象とそこに住む国民への印象を同一してしまうことが多いですが、それはしないように気をつけようと改めて思いました。
    イスラーム国家とはいえ、そこに住む国民はお酒を飲んだり自由に恋愛をしたりしているわけです。そしてそれと同時にその人たちもイスラーム教を信仰しているわけです。
    きっとそれは同居できるんですよね。
    もう少し関連本を読みたいと思います。

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    2026年01月06日
  • イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで

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    中東エリアの話は、各国の思惑が錯綜していて複雑で、中々噛み砕くのが難しい。
    イランの根深い対米不信や、米国トップが変わる度に翻弄されてきた歴史、核問題の話など、掻い摘んで読む分には良かった。

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    2025年12月19日