黒田賢治のレビュー一覧
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イラン現代史
イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで
著:黒田賢治
出版社:中央公論新社
中公新書 2882
現在のイラン国、イラン政権は、「イラン・イスラム共和国」(1979年~)であり、本書の原点となる
<イランの特徴>
・シーア派の盟主であり、スンニ派のサウジアラビアと敵対している
・かってのペルシャ、大国であり、文化、軍事の人材も豊富である
<前史>
1906~1911 立憲革命、立憲君主制への移行 ガージャール朝 アフマド・シャー(~1925)在位
1925~1941 レザー・ハーンがクーデタにより、1925年、パフラヴィー(パーレビ)朝を始める
1941 英印ソ軍がイ -
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現在のイランを理解するための基底を知ることができた。
イラン革命の背景がよく分かり、戦後も植民地的な活動を続けた米英への不信感が今でも残るのは、想像に難くない。宗教権威者が頂点に立つイスラム共和制では、国際問題に対して政府が柔軟に対応しようとしても、それが容易ではないことを理解した。経済を中心として回っている国際社会の論理と宗教の論理が一致しないことがあるのは、当然だ。その上に、革命防衛隊が最高指導者に直属していて、政府のコントロールを受けない構造が、この国の外交を難しくしているように見える。
一方で、傍目には宗教で縛られているように見えるこの国も、市民はしたたかのようだ。選挙では被選挙人に制 -
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ネタバレww2中の連合国のイラン侵攻
→ソ連への脅威からドイツと親密だったことに原因
モサデグの石油国有化挫折や国王の専制政治
→イラン国民のアメリカに対する敵対心
ただしアメリカは冷戦的な問題からイランへの限定的な接触は継続(イラン・コントラ事件)
シーア派の三日月地帯
→イラン、イラク、シリア、レバノンのシーア派勢力
ヒズブッラーやフーシ派、アサド政権と良好関係
聖地問題でイスラエルとは対立しているため緩衝地帯を作る目的もある
核問題でアメリカと対立
JCPOAが軍地施設の査察を条件としていないこと、将来的にイスラエルの脅威となることが米国の軍事予算を圧迫することが動機
政治、経済分野で革 -
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アメリカとの戦争が勃発したので手に取った本。イラン戦争前までのイランの歴史の本。イランの成り立ち、考え方がよく理解できた。
異なる価値観で生きているためどちらが良くてどちらが悪い、どちらが上でどちらが下、という問題ではないのだろうと思う。同じイスラム教の中でも考え方が異なる。アメリカと交流があった時代もあり、常に争っていたわけではないことも理解した。ただ、宗教とは自分の拠り所として神を信じているはずなのに、考え方が違うだけでなぜ殺し合いになるのかが理解できない。一部の国民は争う事を望んでいるのかもしれないが、多くの国民はただ普通の生活を望んでいるのではないかと思う。行きすぎた考え方、相手の考え -
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ネタバレイランの核開発を止めると言う大義名分の筋が通ってるのか納得いかなくて読んだ一冊。
読む前よりもイランのナラティブを想像できるようになった。
アメリカ側からみたイランについての本も読んでみないと、答えは出せないけど。
こんだけ拘泥する国ってことは、アメリカ的にも何か放って置けない理由があるはず。
以下備忘録
1. 核開発問題はトランプ政権の「自業自得」といえそう。
• オバマ政権: イランと核合意を結び、イランは制限と監視の約束を遵守していた。
• トランプ政権: 2018年に合意を一方的に破棄し、経済制裁を復活させてイランを追いつめた。
• イランの反撃: 制裁解除の交渉カード(脅し)と -
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大悪魔アメリカ、小悪魔イスラエル
だそうです
なるほど〜イスラームにも悪魔っているんやな〜などとまた本筋から外れまくったことを思ったが、よくよく考えたらイスラム教もキリスト教も元々は同じ宗教やもんな
はい、というわけで『イラン現代史』を学ぶ
今や世界でもっとも混迷する紛争地帯となっているイランですが、わいから言わせればあっちもこっちもである
紛争ばっかりの世界
嫌になっちゃうね
この本の発行は2025年11月、そこからさらに大きく事態は動いていて、本書内で大きくページを割かれていたハーメネイー師も、もういないっていうね
果たしてなぜイランは今こんなことになってるのか?ってことをもっと知 -
Posted by ブクログ
あとがきが2025年8月発行で11月刊。
1979年の革命から2025年7月までを短い言葉でたんたんと説明され、読みやすいコラムもあります。
読み手の力不足ながら、非常に入り組んだ複雑な状況と受けとりました。
最終章のタイトルは「暗雲垂れ込めるイスラーム共和国の未来」
最後に「われわれはどう生きるのか。あるいは、われわれはどこに行くのか-。(中略)、イラン現代史がその答えを用意しているわけではない。しかしイラン現代史を繙いてきたなかで明らかなのは、われわれはまだ可能性のなかに生きていること、外に広がる大きな世界を個人が変えうるといことである。それは困難で苦しく、時に犠牲も払われたりもするが、限