香山陽坪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漫画「天幕のジャードゥーガル」を読み、中央アジアに関する歴史&文化に関する前提知識がほとんど無かったため、その理解のために購入した書籍である。
当書籍自体は1963年に執筆されており最新の学説とは異なる記載があるかなと心配している部分もあったが、その部分に関しても解説者の林俊雄氏にて追加で解説されており、非常に良かった。
書籍の構成としては、中央アジアの残されている遺跡ベースで過去~現代の流れで解説しており、農耕・牧畜の始まり(紀元前6000程度?)~15世紀までのことを記載している。「天幕のジャードゥーガル」と関連する部分としては12~15世紀辺りのホラズム朝辺りであったが、それより前からの歴史的な流れも追うことが出来、興味深かった。
また、書籍の執筆時点では炭素同位体測定法が開発される前であり、現在の適用後の年月についても解説されているのは、研究経緯が知れるという意味でも面白かった。
なお、読んでいる中で「風の谷のナウシカ」の原作における元ネタ?(エフタルの民等)もこの地域の歴史に関わる内容なのだと、思いがけず知ることが出来た。