アリエル・デュラントのレビュー一覧

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    生物学同様、歴史は基本的には適者が生き残る自然淘汰であり、善良だからといって有利に扱われるわけではなく、多数の不運に見舞われ、最後には生存能力が試される。

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    2025年02月16日
  • 歴史の大局を見渡す

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    【歴史は繰り返す。だが、それは概略においてのみである】(文中より引用)

    文明について論じてきた世界史の大家が、歴史とそれを学ぶ意味とは何かについて概略的に説明した作品。エッセンスとも言える歴史学の要諦が収められています。著者は、夫妻で活躍し、米大統領自由勲章も受賞しているウィル・デュラントとアリエル・デュラント。訳者は、都市銀行調査部に務めた経験を有する小巻靖子。原題は、『The Lessons of History』。

    「そもそも歴史を学ぶことの意味とは何なのか」という本質的な点に始まり、歴史における宗教や政治・経済、そして文明の意義にまで言及する盛りだくさんの作品。決して分厚い本ではな

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    2019年06月10日
  • 歴史の大局を見渡す

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    ネタバレ

    著者は夫婦で歴史学者・哲学者ということで、10巻にもわたる歴史書を記し、ピュリッツァー賞も受賞しているとのこと。本書はその筆者の大部にわたる代表作のエッセンスを、13のエッセイにまとめた歴史読み物。

    本書で書かれているのは、歴史は繰り返す(正確には、類似の原因により類似の事象が生起する)とか、貧富の差が対立を生むとか、国家は自由を制限するとか、まさに『歴史の大局』の話。ある意味で新奇性があるわけでもなく、言い古されてきた言明も多いと感じました。

    ふと私はロシアを思いました。何故、ロシアはプーチンを祭りあげるのか。何故国民はプーチン体制に反抗することが出来ないのか。プーチンや権力者が旧共産圏

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    2022年04月25日
  • 歴史の大局を見渡す

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    面白い。事実として新しいというより視点の話し。進化しているはず だが人類の歴史は韻を踏む。人類と民族の歴史を伝えること 文化を次世代に伝えることが 教育ということが腑に落ちる。

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    2021年08月13日
  • 歴史の大局を見渡す

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    歴史はこれまでの人類が紡いだ偉大な資産、遺産であって、豊かな遺産を受け継いだ現代の自分は本当に幸福だと思う。
    現代を理解するためのツールとして歴史を学んできたが、自分を豊かにさせてくれるものとこの本を読んで気づかされた。もっと歴史について知りたいと思わせる一冊。

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    2017年05月02日