火ノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『汝、わが騎士として3 皇女反逆編Ⅱ』は、「仕えるとは何か」「守るとは何を引き受けることなのか」という問いを、最後まで真正面から描き切った完結編である。物語は派手な英雄譚へと逃げることなく、騎士と皇女、それぞれが背負う覚悟の重さを、静かでありながら確かな筆致で積み重ねていく。
本巻で印象的なのは、戦闘そのもの以上に、そこへ至るまでの決断の連鎖だ。剣を振るう理由、命を賭す意味、裏切りと忠誠の境界線――それらが安易に整理されることはない。登場人物たちは常に迷い、葛藤し、それでも選び取る。その不完全さが、物語に現実的な厚みを与えている。
特に「皇女反逆編」という枠組みの中で描かれる皇女の姿は、理 -
Posted by ブクログ
ネタバレストーリーは好みだった。戦闘シーンが多いのも良い。なんとなく往年のハリウッドアクション映画といった雰囲気があるので、そういった作品が好きな人はハマるかもしれない。
ただ、文章をきちんと読み進めようとすると、至る所で躓く。どうやら私には文体が合わないようだ。イメージが絶妙に違う単語が一文中に重ねて書かれているので、一瞬頭の中に「?」が浮かび上がる。
ボーイミーツガール物でもあるので、ルプスとツシマの関係性が進んでいくのはまぁ良いのだが、ルプスの感情が表面的というか、物語の進行に合わせて都合よく変わりすぎなような印象も否めない。とはいえ、極限状態の人間なんてこんなものか。
途中から文章をじっくり読 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ新サブヒロイン静奈の護衛をすることになり、メインヒロインたる灯里と雨降って地固まる話。
今巻はバトル要素が強めで、それとコメディ要素をうまく融合した展開が良かったです。
ちょっとしたミステリー的な仕掛けも色々と施されており、様々な側面から楽しめる作品でした。
特に最後の最後のネタ(サブヒロインの趣味趣向?)は全く予想外で、驚きです。
ただ、今回は静奈(と少し灯里)に強くフォーカスした話で、1巻のキャラの活躍が少ないのは、少し寂しかったです。
次巻への伏線も所々に見受けられ、これからの展開にも期待していましたが、今巻で完結とのこと、残念です。 -
購入済み
色々と練られていて話は面白かったけど、
事情があるにせよ、全てを知るまでのヒロインの場違いな浮かれ度合いにちょっと引いた。
あと、表紙も巻頭の挿絵も全然中身と合ってないのががっかり。
あのシーンとこのシーンの切り貼り?って感じでイメージなのかもしれないけど、
絵からこういうシーンがあると思って期待していると肩すかしをくらう。