ラリー・シームズのレビュー一覧

  • モーリタニアン 黒塗りの記録

    Posted by ブクログ

    手記を書いた人が本当に無実なのか検証する術を私は持っていない。けれど、こんなに膨大な記録を全て嘘で塗り固められるとは考えにくいし、米国にやましいことがなければ、裁判を行えばいいはず。
    そもそも他国モーリタリアで半ば拉致同然に逮捕し、こっそりと移送し裁判も行わずひたすら拘置し拷問。この時点で人権を奪っていることは事実。
    テロというのは非常に便利な言葉で、レッテルを貼りカテゴライズしてしまえば、どんな暴力も世間に受容させてしまう。法治国家の体ではあるので、自白を引き出さないとやはり次のステップに移れない。そのためあの手この手の拷問で辻褄の合う自白を当局は引き出そうとする。
    拘束された者たちの、真実

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    2022年07月18日