いろんな意味で衝撃を受けた。
著者は尊敬する知り合い。
まさか小説を出版するなんて、一部ノンフィクだなんて。。。
文章や構成、描写がうまい。
身近な人が書いてるとなると余計そう思った。
外交官らの警備担当をする元軍人の警察官である父とインドや中国を転々とする幸子。
幸子は、日中国交正常化を控える時代に翻弄されていく。
とことん窮地に追い込まれ、読んでいて目を背けたくなるシーンがいくつもあった。
心に負った傷や、細かい心情描写。
幸子の心の闇を感じつつも、星空という美しい対照的なものが起点となって物語が進行する。
いやー、感服です。