坂田幸樹のレビュー一覧
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IGPIの共同代表者が著者であり、最近マネージャーロールを担うことが増えたため購入。普段悩んでいることに対する回答が的を得ていたため個人的にめちゃめちゃよかった。やはり、現場に出ていないマネージャーは、現場からの具体の情報をいかに抽象化し、その根本要因を特定し、対処するかが重要であるという(”具体と抽象”の往復)。また、俯瞰してから仮説を立てること、適切なwhatを伝えて指導することも重要である(howの仕事ではない)。どうしても、プレイングマネージャーになりがちだが、常に意識して取り組みたい。
◾️マネージャーの思考術一覧
•心理的安全性と結果責任はセットで考えるべし
•多様性を生かすには -
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asis→一度白紙に+問題点→モデル化→具体化(tobe)
ゼロベース、全体俯瞰、構造化
問題を解くのではなく、発見する
変数を最適化するのではなく、新たな変数を定義する
情報をかき集めるのではなく、少ない情報から仮説を立てる
完璧ではない生煮え状態から実験をする
"業界"という単位→デジタル化で崩れつつある。業界というフレームを超える抽象化能力が必要
言葉→抽象化能力の産物
物々交換→石、貝、貴金属→貨幣→電子マネー
抽象化の進化
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Posted by ブクログ
具体と抽象
「具体」とは、五感で感じられ、直接目に見えるもの
「抽象」とは、実態とは剥離した概念のような人間が頭の中で生み出したもの
この本の中で特に刺激的だった一文。してはいけないことは、顧客に「どんな○○が欲しいのか?」を質問すること。
→自動車を普及させたヘンリーフォード
もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。」と。
交通手段が馬車だった時代、自動車を知らない人々は、早い馬を求め、「自動車をつくってくれ」とは言わない。お客さんが欲しいと言う物ではなく、自分が欲しい物、お客さんに欲しいと思わせるものを自分で考えることが重要だと考え -
Posted by ブクログ
抽象的にものごとを考えることが苦手であり、管理職に向けて具体と抽象を行き来することが重要であるも指摘を受けたため購入した第三弾。前の2冊と比較しては小難しい本で、前半にアーキテクトの概念、後半に具体例の構成。
アーキテクトとは「抽象化してゼロベースで全体構想を考えること」「共通項を抽象化し、なおかつ他の用途、例えばビジネスと世界にもつかえるように汎用性を上げて抽象度を上げてゼロベースで全体構想すること」。抽象化のフレームワークとして、①バリューチェーン②経営資源③時間軸を組み合わせて考え、As-is(現状)とto be(あるべき姿)ごとにプロットするとわかりやすい。
また、アーキテクトは能動的 -
Posted by ブクログ
・感想
お昼休みで読書。これは中々の良著でした。
Todo要素多いですがぜひ取り組んでいきます。
・Todo
抽象化した課題は具体化しないおアクションに起こされない。
世の中には抽象化した解である一般解と、具体化思考にのり導かれた固有解の2つがある。
★抽象化して導き出した一般解を個別の状況に合わせて具体的に落とし込むことで固有解が導き出される。
•依頼したタスクは実行可能なレベルまで具体的か?
•タスクを実行する担当者は明確になっているか
•実行期限は明確になっているか。
★いつか見た景色を参考にしながら考えているので未知の業界にも有益なアドバイスができる
沢山経験を積むことはもちろ -
Posted by ブクログ
ネタバレ細谷氏本。思考の枠を広げるべく読書。
メモ
・アーキテクト思考とは抽象化してゼロベースで全体構想を考えることだが、三現主義と呼ばれる現場現物現実というものづくり思考とある意味対照をなす。
・アーキテクトは場を設定する
・アーキテクトは物議を醸す。
コンセプトを決め、的を絞るため。
ただ、中長期ではターゲットを確実に満足させることにつながる。
・アーキテクトは一人で考える。抽象度が高い構想策定であるため
・アーキテクトは美しさにこだわる。簡潔さ、構造的な美しさ。
・アーキテクトは全体から考える。全体の統一性を重視する
・アーキテクトは仮説をまずたてる。
・アーキテクトはつながりをみる。関係