山田千紘のレビュー一覧

  • 線路は続くよどこまでも
    事故により三肢欠損という状況におかれながら、周りの人への感謝が綴られている。
    著者の性格?なのかからか、辛さや悲しさは最低限に抑えられていて「かわいそう」「大変だろうな」という同情心以上に「体に障害がある人でも暮らしやすい国にするにはどうしたらいいだろう?」と考えるキッカケになる。読みやすい本なので...続きを読む
  • 線路は続くよどこまでも
    ちーくんの本だから手に取った。
    知ってたこともあったけど、知らなかったこともあった。頑張って生きている。
    普段はちょっと無理して明るくしているようなところもあるけど、無理してでも、明るくいられるのは天性なんだと思う。これからもがんばれ。
  • 線路は続くよどこまでも
    労災の怪我で手足を失ったのではなければ、良い義足のパーツが使えないってどう言うこと?
    どんな事故だって、手足がなくなったことは同じなのに。同じ仕事をしても障害者枠だと教育制度や昇給に差があるってどう言うこと?でも、日本は同じ仕事をしていても、非正規は正社員と同じ時給はもらえない。不合理な制度や不平等...続きを読む
  • 線路は続くよどこまでも
    右手と両足を無くすって、どうして?
    電車と接触?って、自殺?

    と、表紙を見てみるのだけど、そこに写る筆者が笑顔で両手(と、言って良いと思う)を広げているから最後に書いた「可能性」は却下する。

    読めばわかるのだけれど、彼が腕と足を失うことになったのは自殺とかではなく、不慮の事故だった。
    失いたくて...続きを読む
  • 線路は続くよどこまでも
    とてつもなく"悲惨"な状況の人なはずだけれど、希望に溢れた軽やかな文章で少々驚いた。
    おそらく、とんでもなく根明で、未来だけ見据えられるポジティブなお人柄なんだろうなと思う。
    失礼ながら同じ状況で心底苦しんでる人が読んだら、余計凹みそうだなと思ってしまった。
  • 線路は続くよどこまでも
    絶望からどう立ち直ったかを参考にしたかったが、
    ポジティブすぎてある意味参考にならない。
    いや、きっと言葉にできない絶望があったんだろうけど。
    この人ならどこでもやっていけそう。
    なにがあっても順調、順調、と唱えるのはいいことだと思った。
    失ってわかったこともいっぱいある。
  • 線路は続くよどこまでも
    人間の生命力の強さを感じる作品。

    装丁の写真、笑顔の青年は著者である山田千紘さん。
    20歳の時に駅のプラットホームから線路に転落し、利き手の右腕と両脚を失う。
    それだけで、どれ程の絶望を味わったのか想像に難くない。

    だが、この作品からは殆ど暗さを感じない。

    一時は自死も考えた山田さんが、退院三...続きを読む
  • 線路は続くよどこまでも
    2021/08/28予約 3

    評価はとてもできない。本がどう、ということではなく、私などが彼の人生を書いた本を評価する、というおこがましいことは、できない。
    よく頑張っている若者だと感じた。
    でも、大丈夫なのかな。心配になる。

    どこかで、弱みを、愚痴も、妬みも話していいんだよ、そう伝えたい。過去...続きを読む