内田光治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人口15万人足らずの山陰の地方都市である鳥取県米子市にて、不動産事業を営んでいるウチダレックさんのDX化への取り組みについて、主導者である専務(創業者から数えて三代目(お孫さん)にあたる)によって書かれています。
DX導入だとか、IT化とか情報化とかのフレーズからは、スマートで上品な印象を受ける方もいるかもしれませんが、実際はその真逆。情報の文字に「情」が含まれているように、人の心と向き合いながら、時には心の中で涙を流し(従業員が退職するあたりの記述はサラリと書かれていますがとても辛かったことだと推察します)、クラウド型CRMの導入を推し進めていったことが記載されています。
その時その時の出来事を記すだけではなく、一段上から俯瞰して一般的な解釈に落とし込み明文化されているケースが多いですので、不動産業界に限らず、事業規模の大小に限らず役立てる記載の多い本であるように感じました。
巻末では現社長(著者の父上にあたります)への編集担当者によるインタビューも掲載されており、この内容が本書をより一層深みのある一冊へと昇華させているような印象を受けました。
本自体の評価とは異なりますが下記に2点ほど記します。
安易な誤字脱字がなかったことも高評価。(この類の本(この出版社ではないはずだが)では割と誤字脱字を多く目にするケースがあるのでよい意味で裏切られました)
奥付部分に、この本の制作に関わられたスタッフの皆様の名前が多数記載されていることも好印象でした。本来一冊の本を世に出すまでには多くの方が関与されているはずですから、こういった陰の功労者に光を当てる姿勢を評価します。
付箋は多めの41枚付きました。 文句なしの星5つ。