下谷和幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コロナ禍で「ステイホーム」となり、時間があれば海外や国内を旅行している人には厳しい時代となった。
そんなときでも日々をただ過ごして月日が流れるのは困る。今回の本は「知的生活」をテーマにしている。
19世紀に生きた英国人の価値観が反映されているが、今の時代に読んでも違和感はない。古いの一言でバッサリ斬って読まないのはもったいない。むしろ、インターネット上で無数の情報が飛び交う今こそ読む価値がある。
著者の「知的生活」(本書)と「知的人間関係」は明治以来日本でも英語の教科書に使われてきたそうだ。その理由は、文章が読みやく内容が人生にとって深く刻み込まれているからだ。
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Posted by ブクログ
副題の「賢く生きるとは自分の能力を最大限に発揮して生きることだ」、山口周さんの推薦文「人生を変えたければ習慣を変えろ!」に魅かれて購入。読後の感想は“え、もう終わり?”というのが正直なところ。
第1章 思索を重ねる人ほど幸せになれる
第3章 「古典」をどう読み、どう生かすか
などは腹落ちした。ただ本書でいちばん共感したのは第4章 自分を磨きあげる文章術の日記についての記載。
「日記をつけ始めるのに、正当な理由はただ一つしかない。楽しいから日記をつけ始めるということだ。また、日記をつけ続ける理由もただひとつ、続けるのが楽しいということである(p183)」
blogで日記をつけるようになって16年 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本著も、少し前に読んだ「カタルーニャ語小さなことば僕の人生(田澤耕著)」で渡部昇一先生の「知的生活」に触れられていたので、「知的生活」つながりとして本書を手に取った。
本著者はまさしく渡部昇一先生が刺激を受けたハマトン氏だ。本著は19世紀に書かれており、現代にそぐわない箇所はトリミングされている。
基本的に生活に余裕がある著者、静かに過ごしながら知的生活を送るための考え方が示されている。
下記に示すゲーテの詩、はじめて出会った。
星のごとく
急がず
しかし休まず
人それぞれに
神より受けし務めをはたせ
いい出会いをしたものだ。 -
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