田島木綿子のレビュー一覧
-
全く知らない海獣研究の世界をわかりやすく面白く紹介されていて、とても興味が湧きました。
こんな女性の研究者もいらっしゃるんだと思うと、わくわくしますPosted by ブクログ -
前著「海獣学者、クジラを解剖する。」に続く。
前著のお陰で、日本ではクジラの遺体の有効利用への理解が進んだのではないかな。
さて、本著のテーマ 死でなく、生殖である。
全体的な感想として、オスは自分の遺伝子を残すためにひたすらメスを求め、奮闘努力する。メスは自分でオスを選ぶというけど、結局オス同士の...続きを読むPosted by ブクログ -
子どものころ、昔の話として近くの町の海にクジラがあがった話は聞いたことがあったけれど、こんなに多くストランディングがあるとは知らなかった。海獣ってかわいいなあ。。Posted by ブクログ
-
全く知らないクジラ研究者の世界の話であるが、とても読みやすく引き込まれる内容でした。
多感なうちに子供にもぜひ読ませたいと思いました。Posted by ブクログ -
前作が面白かったので購入。
今回は海の動物はじめ動物たちの繁殖や求愛がテーマ。
知らないことがたくさんで面白く一気に読めた。動物たちは子孫を残すために生きているんだなと改めて感じた。そのために様々な仕組みを進化の過程で得ていることがこの本を読んで理解できて深い感銘を受けた。Posted by ブクログ -
流れ着いたクジラやイルカの解剖と聞くとグロテスクだけれども、何のために行っているのか、標本はどうやって作るのか、そして意外にガテン系な実際の解剖について、など、とても面白く読んだ。Posted by ブクログ
-
面白かった。
クジラなども乳がんやインフルエンザ、脳炎、肺炎、心臓病、糖尿病などにかかると初めて知った。人間同様、哺乳類なのだと改めて感じた。
海洋プラスチックが海の生物に影響を与えているので、環境に気をつけないといけないのだなと改めて感じた。
プラスチック片には、残留性有機汚染物質「POPs(...続きを読むPosted by ブクログ -
クジラのストランディング、解剖、標本作り、みたいな話から始まって、海の哺乳類についてのいろいろな話しまで、みたいな本。この辺はまったく無知なので、知ること一つ一つが新鮮で楽しかった。文章は軽くて読みやすいが、著者の想いはしっかり詰まってよい。Posted by ブクログ
-
知らないことばかりの生物学。今回は海獣学者のお話を選んだ。
予想通り、たくさんの知らないことばかりで感想を書いていくと、あらすじになってしまう。と言う訳で、コラムで紹介していた先生のお言葉がずしんと心に響いたので転載する。
「無駄の中に宝は眠っており、その無駄を経験しなければ宝を発見する能力は...続きを読むPosted by ブクログ -
2000頭以上を調査解剖している女性研究者の奮闘と、
海の哺乳類たちの生態、彼らを取り巻く環境問題を語る、エッセイ。
1章 海獣学者の汗まみれな毎日
2章 砂浜に打ち上がる無数のクジラたち
3章 ストランディングの謎を追う
4章 かつてイルカには手も足もあった
5章 アザラシの睾丸は体内にしまわれて...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルと表紙に惹かれて読み始めたら、文章がこれまた専門的なことをすごくわかりやすく書かれていて一気読み。
学生時代に一般教養で生物資源科学の先生の授業を受ける機会があり、もともと興味もあった内容でより楽しめた。
なにより、著者の「研究が大好き!これを伝えたい!」って思いが文章の端々から感じて、こち...続きを読むPosted by ブクログ -
こちら、すごく面白かった!!
イルカ、クジラ、アザラシ、アシカ、セイウチ、ジュゴン…などなど、海の哺乳類のことがいっぱい知れました。
知識欲も満たされて、読み終えてからも楽しい余韻でドキドキ♪
海の哺乳類の生態、進化、海洋生物のストランディングと死因について。人間との共通点。遺伝子解析から見えてく...続きを読むPosted by ブクログ -
時々目にするクジラやイルカなどが打ち上げられたというニュース。
地元が海に近いということもあり、そういうニュースは結構興味があったので、本書で詳しく知ることができてとても勉強になった。
著者の方の海の哺乳類への愛がとても感じられる。
昨今、話題になっている海洋プラスチックのことなど、人間の社会...続きを読む匿名 -
へんなものみっけ!の鳴海先生そのものだった。
いつの日か謎が解けますように。
いつの日か人と海獣が幸せに暮らせますように。Posted by ブクログ -
海岸に打ち上げられた海の哺乳類たちを調査する海獣学者のエッセイ。
クジラたちの生態がわかりやすい言葉で書かれており、とても楽しく読めた。
摂餌方法とかとても興味深い。→
クジラたちが海岸に打ち上げられる状態である「ストランディング」という言葉も初めて知ったが、意外とストランディングが頻繁に起こって...続きを読むPosted by ブクログ -
ぱわーショベルの職人さんと仲良くなるエピソード、異業種だけどプロ同士の仕事を通じた目に見えないものが伝わってきて、“なんか”よかったPosted by ブクログ
-
動物たちの性淘汰の世界、その戦術進化に驚く。その体の発達には意味があり自分の遺伝子を残すことへの執念には頭が下がる。
たくさんの図や絵が掲載されていてわかりやすかった。Posted by ブクログ -
海岸に打ち上がること、ストランディング
これが日本全国でほぼ毎日のように起こっていることは知らなかった。時々ニュースになるくらいだから珍しいことだと
なぜ、打ち上がってしまうのか
なぜ、死んでしまったのか
海洋汚染の問題、乱獲の問題にも触れていますがとても読みやすくそしてわかりやすい
私もクジ...続きを読むPosted by ブクログ -
刑事のような解剖調査と推理があると知った。
死んだ理由を知りたいというごく単純な思いに突き動かされて世界中を飛び回っている作者の研究生活。
たくさんの支えと豊かな経験が綴られた本だった。Posted by ブクログ -
研究者として鯨などが浜に打ち上げられるストランディングという事態に、調査研究のために馳せ参じる模様が語られる。某ラジオ番組で解説されていた内容通りの展開があり、その世界に引き込まれる。研究のやり甲斐、一般の人に解説する時の楽しさなど、その情熱が語り口にあふれている。研究者や関連する方々との交流も、熱...続きを読むPosted by ブクログ