田島木綿子のレビュー一覧

  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ

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    動物の求愛、交尾、出産、子育て、生存戦略などについてのエッセイ。タイトルはクジラですが、いろいろな動物について書かれています。前著に続いて楽しく読めました。

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    2025年05月18日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    クジラやイルカはなぜストランディングするのか。生きている個体を調査することが難しい海の生物の生態を知るために、現地に駆けつけて解剖し、そのあと剥製や標本を製作する、国立科学博物館職員の学者の話。読みやすく、知らない世界を知れた喜びに満たされました。

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    2025年05月01日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    筆者が同窓で、研究室が同じ石川先輩のお名前には興奮させられた。懐かしさと新たな知識との出会いにワクワクさせていただきました。

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    2025年02月07日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    大好きな海獣のお話を読んでいたと思ったら、筆者の話に惹きつけられ、いつの間にか環境問題のことまで行き着いていた。
    人の暮らしと生きもの、自然が繋がっていることをまざまざと感じさせられ、日々の生活を見直すきっかけをもらった。

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    2025年02月03日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    上野の国立科学博物館所属、海の哺乳類専門の研究者の方による著書。

    タイトル通り海辺に漂着して戻れなくなった(ストランディングと呼ばれるらしい)クジラやイルカその他の海獣達に対して、可能であれば生きたまま海へ戻し、死んでしまったり死んだ状態で漂着した個体に関しては解剖を行い死因を特定したり標本を残すなどして研究に役立てる、というお仕事について語られている。
    文章に表してしまえば簡単だけれどもその仕事ぶりは日本全国ときには海外まで股にかけて津々浦々、必要があればどこにでも飛んでゆき、様々な交渉を行い、場合によっては重機まで登場する解剖風景はとんでもなく力仕事。しかも刻一刻と腐敗が進むスピード勝負

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    2024年12月02日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    ストランディングに遭遇したら、まず国立科学博物館に連絡する!
    自治体に粗大ゴミとして捨てられてまうかもしれんから

    人間てほんとに、地球と地球上の動植物のために絶滅した方がよくね?
    セイウチの牙とかラッコの毛皮ほしさに乱獲したり、レジャーボートのスクリューでマナティの背中傷つけて致命傷負わせたり、マイクロプラスチックで海洋汚染したり、まじで何様?
    漁もなし!もう室内で養殖した魚だけ食ってろよ
    他の生き物たちに申し訳なさすぎ

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    2024年11月24日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    全く知らない海獣研究の世界をわかりやすく面白く紹介されていて、とても興味が湧きました。
    こんな女性の研究者もいらっしゃるんだと思うと、わくわくします

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    2023年09月11日
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ

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    ネタバレ

    前著「海獣学者、クジラを解剖する。」に続く。
    前著のお陰で、日本ではクジラの遺体の有効利用への理解が進んだのではないかな。
    さて、本著のテーマ 死でなく、生殖である。
    全体的な感想として、オスは自分の遺伝子を残すためにひたすらメスを求め、奮闘努力する。メスは自分でオスを選ぶというけど、結局オス同士の戦いの勝者を無条件に受け入れる、という感じですね。
    以下、蘊蓄 
    ・シャチは背びれの大きさでオスの優劣が決まる
    ・ザトウクジラはラブ・ソングを歌い求愛する
    ・ザトウクジラの歌は毎年流行が変わる
    ・ザトウクジラの歌は3000キロ先まで届く
    ・ザトウクジラはシャチに襲われた動物たちのガードをする
    ・ザト

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    2023年08月15日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    子どものころ、昔の話として近くの町の海にクジラがあがった話は聞いたことがあったけれど、こんなに多くストランディングがあるとは知らなかった。海獣ってかわいいなあ。。

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    2023年08月10日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    全く知らないクジラ研究者の世界の話であるが、とても読みやすく引き込まれる内容でした。

    多感なうちに子供にもぜひ読ませたいと思いました。

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    2023年08月06日
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ

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    前作が面白かったので購入。
    今回は海の動物はじめ動物たちの繁殖や求愛がテーマ。
    知らないことがたくさんで面白く一気に読めた。動物たちは子孫を残すために生きているんだなと改めて感じた。そのために様々な仕組みを進化の過程で得ていることがこの本を読んで理解できて深い感銘を受けた。

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    2023年05月25日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    淀川河口にクジラが漂着したニュースはしばらく流れていたが、今はどこへやら。
    鯨類研究者ってどういうことをするのか?調査してわかることとは?いろいろ興味深いことばかり。

    大型哺乳類の調査は、規模が本当に土木工事並みであれこれ大変だということは噂できいていたが、これを読んで本当に骨の折れることなんだと実感した。しかしながら、その先にある調査や標本など様々な活用と、将来に残すべき保存という技術もあるということを深く理解した。海に沈めれば済むという話ではない。

    後日追記。
    あのタイミングで読んだことを思い出す。この本の編集者がむかしなつかしい人だったことを知って。

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    2023年01月29日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    流れ着いたクジラやイルカの解剖と聞くとグロテスクだけれども、何のために行っているのか、標本はどうやって作るのか、そして意外にガテン系な実際の解剖について、など、とても面白く読んだ。

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    2023年01月14日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    面白かった。
    クジラなども乳がんやインフルエンザ、脳炎、肺炎、心臓病、糖尿病などにかかると初めて知った。人間同様、哺乳類なのだと改めて感じた。

    海洋プラスチックが海の生物に影響を与えているので、環境に気をつけないといけないのだなと改めて感じた。

    プラスチック片には、残留性有機汚染物質「POPs(Persistent Organic Pollutants)」が吸着し、濃縮する。
    一般に、POPsは食物連鎖を介して、小さな生物から大きな生物へと移行し、そのたびにどんどん濃縮されていく。したがって、海の食物連鎖の頂点に位置するクジラやイルカなどの哺乳類は、高濃度にPOPsを含んだ餌を日常的に口に

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    2022年10月22日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    クジラのストランディング、解剖、標本作り、みたいな話から始まって、海の哺乳類についてのいろいろな話しまで、みたいな本。この辺はまったく無知なので、知ること一つ一つが新鮮で楽しかった。文章は軽くて読みやすいが、著者の想いはしっかり詰まってよい。

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    2022年10月18日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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     知らないことばかりの生物学。今回は海獣学者のお話を選んだ。
     予想通り、たくさんの知らないことばかりで感想を書いていくと、あらすじになってしまう。と言う訳で、コラムで紹介していた先生のお言葉がずしんと心に響いたので転載する。
     「無駄の中に宝は眠っており、その無駄を経験しなければ宝を発見する能力は得られない。結果として無駄なものは何一つない」

     余談だが、科博の画伯「渡邊さん」は伊与原新さんの『八月の雪』に収められている「海へ還る日」を思い出させてくれ、知ってる!と嬉しくなってしまった。

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    2022年10月16日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    匿名

    購入済み

    時々目にするクジラやイルカなどが打ち上げられたというニュース。
    地元が海に近いということもあり、そういうニュースは結構興味があったので、本書で詳しく知ることができてとても勉強になった。
    著者の方の海の哺乳類への愛がとても感じられる。
    昨今、話題になっている海洋プラスチックのことなど、人間の社会生活が他の生物の生活に影響を及ぼしていることを改めて考えさせられた。

    #タメになる #アツい

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    2021年09月14日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    国立科学博物館に所属する研究者、田島木綿子(たじま・ゆうこ)さんの著作で、海の哺乳類の研究者がどんな活動調査をしているのか知れる1冊。

    一般向けの本ということで、とても読みやすい。
    田島さんのお人柄もあると思うが、研究対象への探求心や思いが溢れていて、とても面白かった。

    ストランディングの連絡を受けて日本各地に調査に赴く、イルカ1頭なら一人で車に乗せるなど、想像以上に体力・力仕事で、研究者へのイメージが更新された。

    この本を読んだら、ストランディング調査をしている研究者を見つけたら、話しかけずにはいられない。
    研究者の話を聞く機会があったら、是非行ってみたいと思った。

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    2025年08月20日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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    海洋生物が海から座礁することをストランディングというらしい。ニュースで私たちが目にするより、もっと頻繁にあることだとか。原因は様々ありそうだけど、お腹からプラスチック片が見つかることもあると知って、海洋汚染が気になった。
    人間が生態系におよぼしてること、沢山ありそう。
    海の哺乳類の仲間たちのことも、沢山触れられていて、同じ哺乳類の仲間として親近感を持って読んだ。個人的には、シャチとラッコ推し。もちろん鯨も好きだけれど。

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    2025年05月31日
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ

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    「海獣学者、クジラを解剖する」が面白かったのでこちらも!
    内容は専門的ですが、細かく項目が分かれていて読みやすかった。

    求愛するために飽くなき作戦を講じるオス
    より良いオスの遺伝子をクールに選ぶメス
    親が一生懸命、子どもを育てること
    非力な子どもが、必死に生きようとすること

    動物の生態や生殖器の構造は、形成するコミュニティや社会性の有無などにも関連して進化を遂げているのがわかる。
    読みながら“感心”と“驚き”が止まらない!
    進化って、壮大で奇跡みたい。

    知れば知るほど動物の世界は奥深く、興味が尽きない。そこに意味が見えてくると、途端に輝いて見えて世界が広がっていく。

    研究者や学者の方々

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    2025年03月28日