田島木綿子のレビュー一覧

  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    全く知らない海獣研究の世界をわかりやすく面白く紹介されていて、とても興味が湧きました。
    こんな女性の研究者もいらっしゃるんだと思うと、わくわくします

    0
    2023年09月11日
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前著「海獣学者、クジラを解剖する。」に続く。
    前著のお陰で、日本ではクジラの遺体の有効利用への理解が進んだのではないかな。
    さて、本著のテーマ 死でなく、生殖である。
    全体的な感想として、オスは自分の遺伝子を残すためにひたすらメスを求め、奮闘努力する。メスは自分でオスを選ぶというけど、結局オス同士の戦いの勝者を無条件に受け入れる、という感じですね。
    以下、蘊蓄 
    ・シャチは背びれの大きさでオスの優劣が決まる
    ・ザトウクジラはラブ・ソングを歌い求愛する
    ・ザトウクジラの歌は毎年流行が変わる
    ・ザトウクジラの歌は3000キロ先まで届く
    ・ザトウクジラはシャチに襲われた動物たちのガードをする
    ・ザト

    0
    2023年08月15日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    子どものころ、昔の話として近くの町の海にクジラがあがった話は聞いたことがあったけれど、こんなに多くストランディングがあるとは知らなかった。海獣ってかわいいなあ。。

    0
    2023年08月10日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    全く知らないクジラ研究者の世界の話であるが、とても読みやすく引き込まれる内容でした。

    多感なうちに子供にもぜひ読ませたいと思いました。

    0
    2023年08月06日
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ

    Posted by ブクログ

    前作が面白かったので購入。
    今回は海の動物はじめ動物たちの繁殖や求愛がテーマ。
    知らないことがたくさんで面白く一気に読めた。動物たちは子孫を残すために生きているんだなと改めて感じた。そのために様々な仕組みを進化の過程で得ていることがこの本を読んで理解できて深い感銘を受けた。

    0
    2023年05月25日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    流れ着いたクジラやイルカの解剖と聞くとグロテスクだけれども、何のために行っているのか、標本はどうやって作るのか、そして意外にガテン系な実際の解剖について、など、とても面白く読んだ。

    0
    2023年01月14日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    クジラなども乳がんやインフルエンザ、脳炎、肺炎、心臓病、糖尿病などにかかると初めて知った。人間同様、哺乳類なのだと改めて感じた。

    海洋プラスチックが海の生物に影響を与えているので、環境に気をつけないといけないのだなと改めて感じた。

    プラスチック片には、残留性有機汚染物質「POPs(Persistent Organic Pollutants)」が吸着し、濃縮する。
    一般に、POPsは食物連鎖を介して、小さな生物から大きな生物へと移行し、そのたびにどんどん濃縮されていく。したがって、海の食物連鎖の頂点に位置するクジラやイルカなどの哺乳類は、高濃度にPOPsを含んだ餌を日常的に口に

    0
    2022年10月22日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    クジラのストランディング、解剖、標本作り、みたいな話から始まって、海の哺乳類についてのいろいろな話しまで、みたいな本。この辺はまったく無知なので、知ること一つ一つが新鮮で楽しかった。文章は軽くて読みやすいが、著者の想いはしっかり詰まってよい。

    0
    2022年10月18日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

     知らないことばかりの生物学。今回は海獣学者のお話を選んだ。
     予想通り、たくさんの知らないことばかりで感想を書いていくと、あらすじになってしまう。と言う訳で、コラムで紹介していた先生のお言葉がずしんと心に響いたので転載する。
     「無駄の中に宝は眠っており、その無駄を経験しなければ宝を発見する能力は得られない。結果として無駄なものは何一つない」

     余談だが、科博の画伯「渡邊さん」は伊与原新さんの『八月の雪』に収められている「海へ還る日」を思い出させてくれ、知ってる!と嬉しくなってしまった。

    0
    2022年10月16日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    2000頭以上を調査解剖している女性研究者の奮闘と、
    海の哺乳類たちの生態、彼らを取り巻く環境問題を語る、エッセイ。
    1章 海獣学者の汗まみれな毎日
    2章 砂浜に打ち上がる無数のクジラたち
    3章 ストランディングの謎を追う
    4章 かつてイルカには手も足もあった
    5章 アザラシの睾丸は体内にしまわれている
    6章 ジュゴン、マナティは生粋のベジタリアン
    7章 死体から聞こえるメッセージ
    カラー写真の口絵8ページ。
    コラム、参考文献、ストランディングの連絡先一覧有り。
    ストランディングの情報が入れば、大荷物を背負い、東奔西走。
    クジラ等の海の哺乳類を解剖し、研究する著者が語るエッセイ。
    川田伸一郎/

    0
    2022年07月26日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    タイトルと表紙に惹かれて読み始めたら、文章がこれまた専門的なことをすごくわかりやすく書かれていて一気読み。
    学生時代に一般教養で生物資源科学の先生の授業を受ける機会があり、もともと興味もあった内容でより楽しめた。
    なにより、著者の「研究が大好き!これを伝えたい!」って思いが文章の端々から感じて、こちらも「え!なになに!どういうこと?教えて下さい!」と前のめりに聞き入ってしまう感覚があった。
    母校がストランディングネットワークに記載されてるのもなんだか誇らしく思えた。

    0
    2022年04月29日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    こちら、すごく面白かった!!
    イルカ、クジラ、アザラシ、アシカ、セイウチ、ジュゴン…などなど、海の哺乳類のことがいっぱい知れました。
    知識欲も満たされて、読み終えてからも楽しい余韻でドキドキ♪

    海の哺乳類の生態、進化、海洋生物のストランディングと死因について。人間との共通点。遺伝子解析から見えてくる事実。標本ができるまで。環境汚染問題。
    ストランディングの原因でもある海洋プラスチック問題は想像以上に深刻。
    楽しいことも、そうでないことも、とにかく興味をひくことばかり。

    読んだ内容が記憶からこぼれ落ちていくのがもったいないのと面白いのとで、読み終えてすぐもう一度読みたくなりました。
    水族館に

    0
    2022年04月15日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    匿名

    購入済み

    時々目にするクジラやイルカなどが打ち上げられたというニュース。
    地元が海に近いということもあり、そういうニュースは結構興味があったので、本書で詳しく知ることができてとても勉強になった。
    著者の方の海の哺乳類への愛がとても感じられる。
    昨今、話題になっている海洋プラスチックのことなど、人間の社会生活が他の生物の生活に影響を及ぼしていることを改めて考えさせられた。

    #アツい #タメになる

    0
    2021年09月14日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    へんなものみっけ!の鳴海先生そのものだった。
    いつの日か謎が解けますように。
    いつの日か人と海獣が幸せに暮らせますように。

    0
    2024年02月02日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    海岸に打ち上げられた海の哺乳類たちを調査する海獣学者のエッセイ。
    クジラたちの生態がわかりやすい言葉で書かれており、とても楽しく読めた。
    摂餌方法とかとても興味深い。→

    クジラたちが海岸に打ち上げられる状態である「ストランディング」という言葉も初めて知ったが、意外とストランディングが頻繁に起こっていることに驚く。そして、陸に上がった彼らを調査する時間の短ささにも(内臓が溶けて爆発するとか、想像できない……)驚いた。

    あと、イルカやシャチ、ペンギンやマナティなどの話も楽しい。ペンギンの赤ちゃんの見た目の違いとか、謎が解けた感があったり!(もふもふボサボサの赤ちゃんはキングペンギンの子なのか)

    0
    2024年01月09日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    ぱわーショベルの職人さんと仲良くなるエピソード、異業種だけどプロ同士の仕事を通じた目に見えないものが伝わってきて、“なんか”よかった

    0
    2023年09月24日
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ

    Posted by ブクログ

    動物たちの性淘汰の世界、その戦術進化に驚く。その体の発達には意味があり自分の遺伝子を残すことへの執念には頭が下がる。
    たくさんの図や絵が掲載されていてわかりやすかった。

    0
    2023年09月21日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    海岸に打ち上がること、ストランディング
    これが日本全国でほぼ毎日のように起こっていることは知らなかった。時々ニュースになるくらいだから珍しいことだと

    なぜ、打ち上がってしまうのか
    なぜ、死んでしまったのか

    海洋汚染の問題、乱獲の問題にも触れていますがとても読みやすくそしてわかりやすい

    私もクジラ、シャチ、イルカは好きです
    海も好きです

    この本を読むことで、海や自然について自分にできることを考えさせられます
    もっともっと、ストランディングについて知ってもらいたいという気持ちを作者さんと同様に持つことができました

    0
    2023年08月28日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    刑事のような解剖調査と推理があると知った。
    死んだ理由を知りたいというごく単純な思いに突き動かされて世界中を飛び回っている作者の研究生活。
    たくさんの支えと豊かな経験が綴られた本だった。

    0
    2023年08月04日
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

    Posted by ブクログ

    研究者として鯨などが浜に打ち上げられるストランディングという事態に、調査研究のために馳せ参じる模様が語られる。某ラジオ番組で解説されていた内容通りの展開があり、その世界に引き込まれる。研究のやり甲斐、一般の人に解説する時の楽しさなど、その情熱が語り口にあふれている。研究者や関連する方々との交流も、熱く語られていて、読んでいて楽しい。
    アシカなど鰭脚類にも言及があり、最後はストランディングの原因とも考えられる海洋プラスチック、POPsについての解説があり、認識を新たにした。

    0
    2023年07月08日