田島木綿子のレビュー一覧
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海岸に打ち上げられた海の哺乳類たちを調査する海獣学者のエッセイ。
クジラたちの生態がわかりやすい言葉で書かれており、とても楽しく読めた。
摂餌方法とかとても興味深い。→
クジラたちが海岸に打ち上げられる状態である「ストランディング」という言葉も初めて知ったが、意外とストランディングが頻繁に起こっていることに驚く。そして、陸に上がった彼らを調査する時間の短ささにも(内臓が溶けて爆発するとか、想像できない……)驚いた。
あと、イルカやシャチ、ペンギンやマナティなどの話も楽しい。ペンギンの赤ちゃんの見た目の違いとか、謎が解けた感があったり!(もふもふボサボサの赤ちゃんはキングペンギンの子なのか) -
Posted by ブクログ
色々な動物の、パートナーへの求愛の仕方やどのように繁殖していくかが書いてありました。
今の自分の動物への知識では理解するのが難しかったというのが正直な感想です。
自分の興味のある所だけを読みました。
シャチは、背びれの高さがメスは60cmほどなのに対し、オスは2mもあるというのは驚きました。
オスライオンは、メスライオンからの
求愛をこばむと群れから追い出される
そうです。本の中に『メスからとっちめられるオスライオン』という絵が
あり、思わず笑ってしまいました。同時にオスもすごく大変な思いをしているのだなと、複雑な気持ちを抱きました。
馬の笑ったような表情をするのは、フレーメン反応とい -
Posted by ブクログ
その鳴音を聴くと直ぐに涙腺が崩壊してしまう困った事態に陥る メラニン色素を沢山造り出して肌を黒褐色にすることで 群れを乗っ取った雄達から真っ先に行うのは、前の雄の子供を皆殺しにすることである。 雌に同化して自分の子孫を残せるのであれば 妊娠中に新たに妊娠する重複妊娠も可能である 子鯨は先に尾部から体の大半を出し、臍帯の切り離しをぎりぎりまで粘っている。 そこには、全ての動物が生存競争に晒されているのだという自然界の揺るぎない摂理があるだけである。 例えば、アカウミガメの場合、世界各地で雄より雌が沢山生まれていることが最近では明らかになっている。遺伝子因子 環境的因子 つまり、世界の海岸は29℃
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Posted by ブクログ
「クジラの歌を聴け」と命令形?
ナニナニ?
ザトウクジラのジェントルマルの対応には
震えるほど感動しました。
陸から海で生きる事にしたときに、様々なものを陸に捨ててきたの?神に近づいたの?
ラッコがシェパード位あるなんて、もっと小さいと思ってましたそれに交尾の為?鼻に噛みついて死なせてしまうことも。
「ダーウィンが来た」が好きで覚えのある映像も。
面白かった!
動物たちからすれば、「わかってたまるか!
なのかもしれないが、わからないからこそ面白く、さらに突き詰めたい理由にもなる。
・・・・・命を得て生きることの喜びと勇気をもらえる。「生きること」は結構大変だけど、それだけで素晴ら