田島木綿子のレビュー一覧

  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ
    クジラに限らず、動物たちの繁殖行動と育児方法を教えてくれる。
    動物園や水族館等で見る動物たちは、こうして命をつないできたのね、と感心。
    所詮ヒトも動物の一種。あんまり変わらないんだなってあらためて思う。

    やはり生物科学の分野って面白いな。
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    鯨中心の生活!海の哺乳類への愛情が凄い♡
    解剖作業中のニオイまで感じられるような描写や解剖って体力仕事なんだ!!と知らない世界を覗けて楽しく読みました♪
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    ストランディングした(=浅瀬で座礁したり海岸に打ち上げられた)クジラやイルカなどの海洋生物の死体を解剖して死因などを究明し、標本を保管するといった、著者の仕事について書いたもの。
    大変興味深い内容でした。

    国内でも年間300件ほどのストランディングが報告されているとのこと。ニュースにならない事例も...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    国立科学博物館の研究者がクジラを語る。海岸に漂着してしまったクジラ類をどうやって解剖し、標本にしていくか。その過程で未知の海獣たちの死因や生態を探っていく。博物館という組織に標本が重要なことがわかる。
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    これこそまさに読みたかったクジラの本。政治の話はほとんどなく、純粋にクジラの生物的な魅力を語っていて興味深い。文章も飾り気がなくてとても好印象。
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    国立科学博物館でクジラやアザラシなどの海獣の解剖をおこなっている研究者の本。「キリン解剖記」と重なる。
    大きな生物。女性。無計画に遭遇する解剖の機会。
    こちらのほうはなぜか陸に上がって死亡するスランディングという現象とも立ち向かわざるを得ない。
    海洋プラスチックの問題、また諸外国との死亡した海獣のと...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
     佐々木俊尚さんがtwitterで著者の田島木綿子さんを紹介していたので興味を持ちました。
     田島さんは、国立科学博物館動物研究部研究員。海の哺乳類のストランディング(本来、海にいるべき生物が岸に打ち上がること)の実態調査や病理解剖に携わっています。本書は、そういった田島さんの研究活動でのエピソード...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    海の哺乳類を専門とする研究員の本。浜辺に打ち上げられたクジラやイルカの死体が発見された時にどんなことを行っているのかを紹介。

    自分とは全く違う職種の人の話ってそれだけで面白い。解剖による死因特定や死体の剥製化など、どの話も知らなかった事ばかりでとても興味深く読めた。

    映画『大怪獣のあとしまつ』は...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    『キリン解剖記』も面白かったが、こちらは海獣(+ラッコ、ペンギン)を網羅してあるので、読み応えがあった。
    ストランディングして(浜に打ち上げられて)死んだイルカ・クジラの解剖は、やっぱりすごい。大きさもナガスクジラなどは地上の動物よりずっと大きいので、動かすにも重機が必要とかは、まあそうかと思うが、...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    最後の環境問題について言及しているところが心に刺さった。
    普段日常では感じることのない、マイクロプラスチックの問題(ニュースで見る程度)、研究されている方は日常的に危機感を感じてるのだなと。
    かたい本ではなく、海獣についての生態など書いていてさらーっと読めた。
    今まで、海獣について考えたことがなかっ...続きを読む
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ
    その鳴音を聴くと直ぐに涙腺が崩壊してしまう困った事態に陥る メラニン色素を沢山造り出して肌を黒褐色にすることで 群れを乗っ取った雄達から真っ先に行うのは、前の雄の子供を皆殺しにすることである。 雌に同化して自分の子孫を残せるのであれば 妊娠中に新たに妊娠する重複妊娠も可能である 子鯨は先に尾部から体...続きを読む
  • クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ
    「クジラの歌を聴け」と命令形?
    ナニナニ?


    ザトウクジラのジェントルマルの対応には
    震えるほど感動しました。
    陸から海で生きる事にしたときに、様々なものを陸に捨ててきたの?神に近づいたの?


    ラッコがシェパード位あるなんて、もっと小さいと思ってましたそれに交尾の為?鼻に噛みついて死なせてしまう...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    淀川河口にザトウクジラがストランディングした時、この本の存在を知って読みました。死体を解剖し調査・研究することにより、「この個体はなぜ死ななければならなかったのか、その原因に私たちの生活は影響しているのか、影響しているとすればどういう対策を取るべきなのか」の答えの一端が見つかったかもしれない。大阪市...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    国立科学博物館の研究者が海の哺乳類について書いた本。ストランディング(漂着)して死んだクジラ、イルカ、ジュゴン、ラッコなどを解剖して分かること、はく製作りなど知らない世界の話で興味深かった。真面目でお堅い内容だけど多くの人に(特に将来を考える中高生にも)読んで欲しいなぁ。
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    なぜクジラは打ち上がるのか、を追い求めて。

    日本は実にたくさんのクジラ・イルカがストランディングしているらしい。ニュースでたまに報道されるから、珍しいことなのだと思っていた。そしてストランディングしたのが死体なら自治体の判断でゴミとして扱ってよいらしい。これは本当にビックリした。水族館の人など専門...続きを読む
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    海の哺乳類に対する熱き想いの伝わる本。年間300ものストランディングが発生し、その対応の難しさ、そもそもなぜストランディングが発生するのか、考えさせられました。
  • 海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~
    海獣学者、クジラを解剖する。
    海の哺乳類の死体が教えてくれること

    著者:田島木綿子
    発行:2021年8月5日
    山と渓谷社

    著者は獣医学博士、国立科学博物館研究主幹、筑波大学大学院准教授。海の哺乳類の研究者。
    鯨類(クジラ、イルカ、シャチ)、鰭(き)脚類(アシカ科、アザラシ科、セイウチ科)、海牛類...続きを読む