木村しゅうじのレビュー一覧

  • 文明へのとびら

    Posted by ブクログ

    子供用の本だが、全くバカにできない。狩猟や農耕が始まってから都市国家ができるまでの流れを、実に簡潔に、分かりやすく書いてある。イラスト入りで56ページ。文明がどうやって開かれていったのか、まさに眼の開く思いで読ませてもらった。要点を挙げると、
     ー東南アジアでは農耕の初めはバナナや芋の株分けだった。熱帯雨林だったため。
     ー一方、西アジアは土地が乾いており、麦などの穀物が中心となった。
     ー西アジアの穀物の農耕が、灌漑技術および道具の発展を促した。
     ー穀物は年に一度の収穫となるため、保管するという行為も伴うようになった。
     ー生産能力と保管技術の向上により、余力が出ることで、直接生産に関わら

    0
    2013年08月20日