犬飼彩乃のレビュー一覧

  • インディゴ

    Posted by ブクログ

    普段私が本を読む時にどれだけストーリーを重要視しているのか、文章の分かりやすさに頼っているのかを痛感した。
    とても自由な小説で、久しぶりに読む力を鍛えることができた気がする。
    1ミリも理解できなかった。
    でもそれで良いんだと思う。
    文字通り一生に一度の読書体験。

    本来なら沢山調べながら自分なりの結末の解釈をすれば良いのだろうが、なにしろ読んでて楽しいものではないので読む作業をすることしかできなかった。
    あまりの疲労感に眩暈がした。
    500ページ超えの小説を2週間かかけずに読めたことが私にとって何よりの収穫だったかな。

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    2023年01月29日
  • インディゴ

    Posted by ブクログ

    自分にとっては「狂ってる」というのは褒め言葉であります。理由は、平凡で顔色伺ってマウントしかすることない凡人よりも、確実に生きることに対して誠実であるし、人生を楽しんでいるだろうし、確実に自分の世界を持っていることです。オーストリアという国は真面目に狂っているという印象なんですが、この作品では作者が実名で主要人物の一人として登場してきます。内容はインディゴ病と名付けられた病気が、周囲の人の体調を狂わせていく話で、もっとその謎について追求するのかと思ったらそうでもなくて。この病気はほんとにあるの?

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    2022年06月11日
  • インディゴ

    Posted by ブクログ

    インディゴチルドレンの話。
    インディゴチルドレンはその子供の近くにいる者たちが吐き気,めまい、頭痛に悩まされる。

    なんとなくカズオイシグロの『わたしを離さないで』を連想。オーストリアのまだ若い作家ゼッツのしかけがたくさんあって新しい。

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    2021年11月28日