鈴木郁子のレビュー一覧
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自律神経系についての大学講義をベースに本として拡張したもの。神経は脂質とタンパク質でできていて電気を通しやすい。神経は細いと伝達が遅い。運動のための神経は太い。神経伝達物質としては気体状のものもある。中枢神経系と末梢神経系。人体の細胞は37兆個。神経系の伝達において次々に登場する機能・部位の名前を聞いていて、まず人間の言葉の発明に感動してしまった。心臓の働きを促すのが交感神経、抑えるのが副交感神経。そのバランス・二重支配を行うのが視床下部。皮膚刺激と発汗の関係。針治療って効果あるのか?と思っていたが、説明を見聞きすると医学的根拠に結びつけられる部分も多そう。
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Posted by ブクログ
自律神経のしくみがわかる。
ライトな健康情報の本ではなく、しっかりとした学術的内容。
新書ながら、コンパクトによくまとまっている。
章立ては以下のとおり。
第0章 神経について、基本をおさえる
第1章 自律神経とはなにか
第2章 涙や唾液と自律神経--瞳をみれば、自律神経の活動がわかる?
第3章 汗やホルモンと自律神経--皮膚への刺激で、自律神経の活動が変わる?
第4章 ストレスと自律神経--闘うか逃げるか、私たちを守るメカニズム
第5章 喜怒哀楽と自律神経--怒りや恐怖で、心拍や体温が変わるわけ
第6章 内臓の情報を伝える自律神経--新たにみつかった「第三の自律神経」とは
第7章 自律 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自律神経とは体を調整する無意識的な神経。交感神経と副交感神経があり、多くは拮抗支配を受けているが例外がある。唾液腺や涙腺など副交感神経が主である。そのほかにも涙腺などもある。
ストレスを受けると交感神経が刺激されストレス保折るもんが分泌されコントロールしようとする。しかし、その状態が続くと防御できなくなり病気となることがある。
身体を整えるためにはストレスを緩和し、運動、規則正しい生活をすること。腸内環境を整えることはストレス緩和につながる。
このほかにも高齢者は薬が多すぎることも要因となっているため減らすことも考えても良いかもしれない。
この本を読もうしたきっかけは瞑想をすると気持ちが落ち