SangFeelのレビュー一覧
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まるでケイパー物のようなスリリングな展開が楽しい。バトルばかりではなくこのようなものも描けることに作者の高い技量が感じさせられます。続きが益々たのしみになり申した。
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真相に近づいているかと希望のある展開が続いていたが新たに明らかになった事実に愕然としてしまう。しかし彼らはその歩みを止めることはない。ただ前に進むのみなのだ。
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俗に実行との遭遇で生き残れるプランは無いという。あらゆる状況はそれぞれにユニークなものであり一つとして同じものはない。たとえ蓋然性に基づき計画を立ててもその通りに進むことは稀なのだ。そんなことを思い起こさせる展開でした。
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死中に活を求めるとは劣勢にあるものがあくまでも勝利を求めて己の全てを賭けて行うのだ。それには強い意志、確かな技量、そして何より幸運が必要である。そんな賭けに勝った男の姿は、意外にもくたびれて見えた。
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進む計画と不測の事態。一度動き出した歯車はもはや止めることはできず、軌道修正は容易ではない。焦慮は間違いを生み、それがまた焦りを生む。これからどうなるかとひと時も目が離せない展開だ。
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共通の敵がいることで団結するという話はよく聞くし理屈も納得できるものであるが、様々な事情、利権、過去がそれをすら妨げてしまう。果たして彼らは脅威を取り除くことが出来るのだろうか。
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戦いという暴力の嵐の中で見出された希望は、その出自にもかかわらず平和的で温かいものだということがとても印象に残る。彼らがそれを叶える事が出来るよう願ってやまない。
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戦闘はひとまずの決着をみるもまだまだ懸案は多い。陰に生きる者たちの陰謀と計画はその動きを止めることなく続いているのだ。しかし、今はつかの間の平和を味わおう。
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一切の躊躇いもなく行使される暴力。その目的は敵の戦闘力の壊滅であり、そこに慈悲や友愛の如きものは入り込む余地はない。
渺茫とした荒野にも似た闘争の世界に生きる彼らの背中が悲しい。 -
一瞬の迷いが命取りとなるような激しく過酷な戦い。彼らの苦しみや疲れ、そして興奮がありありと伝わってくる迫力ある描写に圧倒される。私は今新たな名作の誕生を目撃しているのかもしれない。
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続く戦闘を彼らは当たり前のこととして受け入れ日常の一部になってしまっているが、そんな中でも人間性を失っていない姿に強く感動させられる。人の魂とはかくも気高くあることが出来るのだ。
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世界の潮流がどんなものであろうと多くの人はただ目の前の問題に対処していく事しかできない。生きるために戦う、奪う、逃げる。この過酷な世界にあって誰が彼らを非難できるだろうか。
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複雑に絡み合う陰謀と欲望。もはやその全体を把握しているものも操ることが出来るものもなく、ただ制御不能の大きな流れとなり人々の生活を翻弄する。その中にあって個人に出来ることを考えようとしても憮然とするばかりだ。
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極限の状況では人は変わらざるを得ない。およそ人間らしい感情や道徳は後回しになり、まるで獣のごとくに生きのびる事のみが目的となる。しかし、だからこそ理念を持ち続ける主人公たちはよりその思いを強くするのだろう。
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命を懸けた戦闘においては技術以上に行為者の精神が重要になる。レンジャーたちのそんな言葉が思い起こされる話でした。しっかりとキャラクターを描いてきたからこその展開だと感心させられまする。
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ポストアポカリプスの世界で侵略的な怪物とサイボーグ化を進めた人類が戦う!設定だけで面白いですが内容も期待を裏切らない、いやそれを上回るクオリティで大満足。お気に入りの漫画になりそうです。
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悲惨な世界で何とか生き抜こうとする登場人物たち。何が彼らに希望を与えているのか、復讐、愛情、平穏な生活・・・。語られないことは多く、描かれないものは大きいが、それでも物語は進んでいく。