オリヴィエ・シボニーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレボリュームもあり、すらすらと読める本ではありませんでしたが、組織が決断するにあたり、可能な限り、失敗しない決断をするためにはどうすべきか、の参考になりました。
会議の中で、反対意見も忌憚なく言える状況を作り、多様的な意見に対し聞く耳を持つこと、特別でもなく、何ら奇をてらった方法でもありませんが、実際に会議の中で、大勢と異なる意見を述べることが簡単ではないことは、皆、体験していることだと思います。
会議の在り方も、結局は組織のリーダー(会議の主催者)の考え方や力量次第のところがあるとの印象を受けました。
組織のリーダーは、本書を読むと、意思決定のあり方について参考にある部分がたくさんあると思います。 -
Posted by ブクログ
優れたリーダーが悪い意思決定を下すのはなぜか?合理的な判断を誤らせる原因となる様々な「バイアス」について、多くの事例を交え解説し、これらに対処するための考え方を示す書籍。
私たちは魅力的なストーリーを聞かされると、それが合理的な話でなくても受け入れ、意思決定を誤ってしまう。この誤りは、持論を支持する情報に注目し、反証となる情報を無視しようとする「確証バイアス」によって引き起こされる。
私たちは、成功したカリスマ経営者を模倣しようとする。(自分も天才であるというロジックが抜けている、ジョブズの真似をすれば成功できると思い込む件)
一方、リスクに挑んだものの失敗した多くの人には目を向けない。これは、成功者にだけ焦点をあてる「生存者バイアス」によるものだが、単に成功者を真似ても業績はあげられない。
私たちは、他者より自分を高く評価する「自信過剰」に陥りやすい。加えて、将来を楽観しがちである。とりわけ、自分でコントロールできないことの予測(経済予測など)や、事業の予算などの見積もりについては、楽観的になりやすい。(ブロックバスターがNetflixを過小評価したケースを自分なら回避できると思う件)
環境の激変に直面した時、高収益の有力企業が方向転換できず、資源の再配分に失敗することは少なくない。その原因の1つは、意思決定を避け、現状維持を優先しようとする「現状維持バイアス」の影響を受けやすいことだ。(ポラロイドの組織変更に時間がかかって倒産した件)
優れた意思決定をするには、次の3つの原則が必要である。(バイアスを客観的に眺めるために異なる意見が必要となる)
①対話:優れた意思決定には多様な視点が欠かせない。そのためには、適度な対立状態をつくることが必要だ。
②意見の相違:多様なアイデアを生むには、異なる考えを持つ人を歓迎し、時には波風が立つのも容認することが重要だ。
③組織の力学:意思決定においてオープンな対話を促すために、友好的な雰囲気をつくり、「発言する」文化を育てる。