西村武重のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 ヒグマとの戦い

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    熊のいない島に住んでいるのに、どういう訳か熊が怖くてニュースなどで熊の情報が出ると気になってしまう。
    やっぱり怖い!頭が良いうえに動きが俊敏怖すぎる…熊は滅多な事で人を襲わないと思っていたので…一気読みでした…。
    自然、生物豊かな北海道、優しく猟に詳しいアイヌの人達、狂人の女性に恐怖を抱く著者は面白かった、熊の時より動揺してる(笑)

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    2024年11月08日
  • ヤマケイ文庫 北海の狩猟者 羆撃ちと山釣りに明け暮れたある開拓者の記録

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    西村武重『北海の狩猟者 羆撃ちと山釣りに明け暮れたある開拓者の記録』ヤマケイ文庫。

    先に読んだ『ヒグマとの戦い』が面白かったので本書も読んでみることに。

    羨ましい限りの人間らしい暮らしぶりに感嘆。都会に住んで物質的、金銭的に豊かな暮らしを選ぶよりも、日々の生活の糧を自然に求める暮らしも面白いのかも知れない。しかし、北海道と言えば、羆が怖い。

    大正から昭和初期に掛けて北海道の道東で狩猟や渓流釣り、登山、植物採集、鉱石発掘に明け暮れた開拓者の西村武重の記録。

    人里の飼牛を襲った羆退治に始まり、数々の羆猟の記録、渓流釣りや知床の厳しく豊かな自然と戯れた経験が綴られる。

    昔になるが、本作にも登場する中標津を起点に標茶や屈斜路湖、知床半島を旅したことがある。当時、自分の住んでいた所も田舎で、自然は豊かであったが、比較にならないほど雄大で豊かな北海道の自然には驚いたものだ。兎に角、人の手が入らぬ自然が太古のままで残っているのだ。

    定価1,045円
    ★★★★★

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    2022年05月08日
  • ヤマケイ文庫 ヒグマとの戦い

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    西村武重『ヒグマとの戦い』ヤマケイ文庫 。

    1971年に刊行された名著が文庫で復刊。100年前の大正から昭和に掛けて北海道の原野を駆け回り、狩猟に釣り、温泉開発、鉱山発掘などフロンティアマンとして時代を生きた西村武重の自伝的な貴重な記録。

    当時、開拓途上の北海道で生きるということは生活の糧である牛や馬、そして自らの生命や生活を守るためのヒグマとの戦いであったようだ。最近でも札幌市街に現れたヒグマにより4人が重軽傷を負い、その後ヒグマが射殺されるという恐ろしい事故が起きているが、当時の北海道はヒグマがもっと身近で危険な存在であったことは間違いない。

    作中には著者が仕留めたヒグマの写真が2枚が掲載されているが、想像を絶する巨大な体躯を見ると生きているヒグマと対峙した時の恐怖が伝わって来る。また、作中に描かれるヒグマによる数々の事故や被害、巨大なヒグマとの対決の描写は迫力があった。

    さらにはアイヌとの交流や択捉島でのヒグマ猟り、イワナやヤマベ、イトウなどの魚釣り、厳しい北海道の自然や伝承、怪異なども描かれ、非常に面白い内容となっている。

    定価990円
    ★★★★★

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    2021年06月22日
  • ヤマケイ文庫 ヒグマとの戦い

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    ◼️ 西村武重「ヒグマとの戦い ある老狩猟家の手記」

    北海道の原野、密林を駆ける大正・昭和の狩猟記。エトロフ島の探査、狩りも。憧憬、興奮。

    絵といえば「釣りキチ三平」のヒグマ編が目に浮かぶ。北海道から三平くんの地元秋田の山に渡ってきたヒグマが人を遅い、やはり北海道から呼んだすご腕の猟師が対決する話だった。クマや原野行は好きなジャンルでよく読んでいる。吉村昭「羆嵐」はもちろん、星野道夫の一連の著作、熊谷達也の直木賞作「邂逅の森」ほかもろもろ。今回はある読書イベントで見かけて購入。択捉島まであるんだ、と胸膨らませて読んだ。

    著者の西村武重は明治生まれの人で、大正から昭和にかけて北海道の奥地や北方領土を股にかけて狩猟などを行った。本書は「山と渓谷」への寄稿した作品をまとめた本を再編集し文庫化、5年前に出版したもの。

    根室原野ー北海道東部、知床半島の南西、国後島からずっと西に入った広大な原野は野生動物の宝庫だった。著者は標津岳、斜里岳、いまや観光地の摩周湖近辺などで、愛銃ウィンチェスターを手にカモ、ガン、キネズミ、キツネ、ウサギ、そしてヒグマの猟を盛んに行った。山深い川沿いの密林の単独行。冒険心はわかる気がするが、それにしても、想像するだけでコワい。かなり前に観光でこの辺を回ったけども、あまりに広大で北の大自然そのものだった。

    大正7年(1918年)の12月、26歳の著者は標津岳のあたりの鞍部、トドマツ、エゾマツ、シラカバなどの大密林にキネズミ猟に出て、雪の降る夕暮れ、12キロ下の温泉までスキーで帰ろうとしていた。すると気配がして、待つうちに大ヒグマが現れた、著者は頭を狙って狙撃、クマは転落した。見に行こうと下りかかったところ、下から登ってくる。10メートルほどに現れたところをまたダーンと一発。クマは咆哮をあげながら踊りかかろうとしたがまた倒れ、転落。しかし三たび這い上がってきて、目の前に恐ろしい姿が。恐怖にかられた著者は二連銃の左右から連発して撃ち、一目散にスキーを飛ばして逃げ帰った。

    翌日仕留めてやろうとまた行くとー。あるオチがつく。その写真も掲載してある。しかし恐ろしい、読むだけのゾクゾクで勘弁してほしいくらいの体験だ。

    標津川近くでは3メートルにもなろうかとの大ヒグマとの対決も記されている。

    この方は、ただ猟をするだけでなく、エトロフ島へは硫黄鉱の採掘企業化のための調査で行っている。鉱物に詳しく、当然ながら森の植生にも知識が豊富、さらには高山植物マニア、おまけにヤマベ釣りは名人クラスの腕前でその道の本も書いている。エトロフ島ではまた、月光の中、絶体絶命のピンチに陥りながら獰猛なヒグマを仕留めている。クマは火花や撃った後の煙を見てその方向に襲いかかってくることがある、だから撃った後は敏速に位置を変える、という鉄則が生きた形。怖い、こわい。

    エトロフ島での数々の紀行にもワクワクする。全編にわたり自然や風俗の描写も豊富。アイヌとの交流、その猟の方法、シャモ(和人)とのあつれき、また時代らしく植民の一群がが、網走から根室原野へ山道を120キロも歩くのに同行した顛末など描かれている。

    現代ものに比べると、生きもののいのちを省みずホンマにバンバン撃って獲る。クマは毛皮を剥いで、肝を持って帰る。その他は食用というのもあるが、おそらく毛皮や羽根の需要もあるのだろう。身内に不幸があってから殺生を考えるようになっていくのも人間らしい。

    期待以上にコワおもしろい読み物だった。他にも著書があるようなのでまた探してみよう。

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    2026年06月18日
  • ヤマケイ文庫 北海の狩猟者 羆撃ちと山釣りに明け暮れたある開拓者の記録

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    ヒグマとの対峙する記録は、鬼気迫るものが伝わってきておもしろかった。また、北海道の、特に道東の厳しさ、その当時の未開の地の厳しさの一端を知れてよかった。

    全体的にたくさんの狩猟や、開拓民として入植し、切り拓いっていった自信がみなぎる文章でした。ものすごい経験をされてきた人の記録なので、大変貴重だと思いますが、武勇伝を聞いている感じになり、ちょっと疲れてくる感じがありました。
    山の登り方、探検の仕方、鉱床の調査の仕方、その土地その当時の出来事、背景など、もっと深く知りたいと思いましたが、そこまで期待してはよくなったようでした。

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    2026年08月24日
  • ヤマケイ文庫 ヒグマとの戦い

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    ネタバレ

    書かれている土地に興味があり、読んでみた。

    開拓の様子を読むと、「えらいところを開拓したものだなぁ」と尊敬してしまう。

    ヒグマに殺されたり、吹雪で亡くなったり(これは近年もあったけど)。
    つらくて土地を離れていった人もいたんだろうか。
    でも、離れたところで…と思う。

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    2021年11月04日