ヨナタン・ヤヴィンのレビュー一覧

  • アンチ

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    イスラエルのYA小説ということに興味を抱き手に取る。
    おじさんを自殺で亡くした14歳の少年がヒップホップに出会い、自分の中で暴れる気持ちをラップに乗せて吐き出す。
    何もかも馴染みの薄い事柄なのに、スッと共感させられることに感動。

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    2023年10月29日
  • アンチ

    Posted by ブクログ

    翻訳を担当された鴨志田さんの記事を読んで飛んできた。

    ティーンの一人語り?スタイルは、読み慣れておらず新鮮…まともに話しているかと思いきや、突然おどけ出したり脱線したり。アンチ(主人公、本名はドロール)のペースに乗せられそうで、最初は文章を追うのに苦労した。
    鴨志田さんはイスラエルの若者言葉や作中のラップを翻訳するのには骨が折れたと仰っていたが、気まぐれなアンチのペースにもまぁまぁこたえていたのでは…?

    「イスラエル」や「そこに生きる若者」というキーワードに惹かれて手に取ったが、自分が彼の年齢だった頃とそう変わらなかったのが第一印象。こちらは大切な人を失って今にも瓦解しそうだと言うのに微笑

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    2022年06月04日
  • アンチ

    Posted by ブクログ

    本屋さんの本みくじガチャで出てきたので
    買ってみた
    普段読まないジャンルだったので最初はなかなか
    読み進めなかったけど、次第にラップに惹き込まれていった
    心の奥からすべてをだして伝えるのはとても覚悟がいるけれど、だからこそ人は心を動かされるんだな

    外国語のラップを日本語のラップに翻訳するのは言葉の意味以外にも韻も考えないといけないだろうし
    相当大変だろうな。すごいなぁ

    自分では選ばないだろう作品に出会うチャンスをくれる最近の本屋さんの試みはありがたいです
    ワクワクする

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    2024年04月07日
  • アンチ

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    イスラエルのYA小説。イスラエルの文学ははじめてのような気もする。ラップ詞の翻訳は大変だっただろうなぁと伺える。最後はだいぶご都合主義的展開ではあるけど。最初の方は万引き万歳みたいな箇所もあるので両手をあげてはすすめない。個人的には楽しめた。

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    2021年11月02日
  • アンチ

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    全部に徹底的に反抗する14歳のぼくの名はアンチ。イスラエルに両親と兄と弟と暮らしている。父は、子どものときから世話をしていた伯父のマティが深刻なうつ病で自殺したことから、ゾンビのようになってしまった。伯母セルマのアメリカ土産のラップCDが気に入ったぼくは、他のラップアルバムを買おうとCD屋に行った際、アラドとリサに出会い、彼らのラップと万引のテクニックに驚いた。その後も彼らと万引とラップの集まりをし、ラップの魅力にはとりつかれたものの、万引は続けられなかった。リサはぼくに同意して、ぼくと一緒にアラドのラップグループを脱退したが、他のメンバーは残り、対立状態となる。ぼくらはふたりだけでチームを組

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    2020年05月27日
  • アンチ

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    イスラエルの少年ラッパーの話。
    ヒップホップの影響力と格好よさを感じれる作品。
    イスラエルの子供達もこんなことをするんだなぁと面白かった。

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    2019年11月04日