ヨナタン・ヤヴィンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
翻訳を担当された鴨志田さんの記事を読んで飛んできた。
ティーンの一人語り?スタイルは、読み慣れておらず新鮮…まともに話しているかと思いきや、突然おどけ出したり脱線したり。アンチ(主人公、本名はドロール)のペースに乗せられそうで、最初は文章を追うのに苦労した。
鴨志田さんはイスラエルの若者言葉や作中のラップを翻訳するのには骨が折れたと仰っていたが、気まぐれなアンチのペースにもまぁまぁこたえていたのでは…?
「イスラエル」や「そこに生きる若者」というキーワードに惹かれて手に取ったが、自分が彼の年齢だった頃とそう変わらなかったのが第一印象。こちらは大切な人を失って今にも瓦解しそうだと言うのに微笑 -
Posted by ブクログ
全部に徹底的に反抗する14歳のぼくの名はアンチ。イスラエルに両親と兄と弟と暮らしている。父は、子どものときから世話をしていた伯父のマティが深刻なうつ病で自殺したことから、ゾンビのようになってしまった。伯母セルマのアメリカ土産のラップCDが気に入ったぼくは、他のラップアルバムを買おうとCD屋に行った際、アラドとリサに出会い、彼らのラップと万引のテクニックに驚いた。その後も彼らと万引とラップの集まりをし、ラップの魅力にはとりつかれたものの、万引は続けられなかった。リサはぼくに同意して、ぼくと一緒にアラドのラップグループを脱退したが、他のメンバーは残り、対立状態となる。ぼくらはふたりだけでチームを組