小西一禎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
様々なパターンの駐夫さんのインタビューが掲載されていたが、お互いの希望するキャリアを話し合えていた夫婦の工夫を知りたかった。
共働き夫婦が「大黒柱」や「今やり遂げたい」をうまくバトンタッチしながらキャリアを繋いでいけたらいいな、と思いつつも、「転勤」は本当になかなか難しいイベントだな、と思う。
帯同にもいろいろなかたちがあり、そういうキャリアの繋ぎ方もあるのだなと知ることができたのもこの本からの収穫。
大きなライフイベントは、自分のキャリアを見つめ直す貴重な機会。自分を振り返っても確かにそう思うが、当事者真っ只中の時には正直苦しかった。
男女問わずキャリアの再考を前向きに受け止めいける -
Posted by ブクログ
自らも駐夫(海外駐在員の夫)となった経験のある著者が、妻のキャリアを優先し、自身のキャリアを中断することとなった駐夫経験者10人にインタビューし、彼らの意識変容や就業行動、キャリア設計に向けた道筋を浮き彫りにする。加えて、経済力や社会的立場で妻よりも劣っていると自認する男性2人にもインタビューし、男らしさをめぐる葛藤(モヤモヤ)を明らかにしつつ、新たな夫婦像や男性のキャリア形成観を提示する。
自分は男性で、駐夫になることや自分より妻の収入が上回る可能性はあまり考えられないという状況なのだが、あまり話を聞く機会のない立場の人たちであり、夫婦の在り方などを考える上でも、本書で紹介される12人のイン -
Posted by ブクログ
夫のキャリアが優先される時代は終わったのか?
登場する夫婦は、よく話し合って、今はどちらのキャリアを優先するのかを決め、妻を優先する。
「駐夫」になった男性のキャリアはどうなるのか。
悪いことばかりではないかも。
自分のキャリアを見直す時間ができ、子育をもっと楽しんだり、生き方もバラエティになるみたい。
妻の稼ぎが多いと、夫の給料は、すべて自分の小遣いだという人もいて、うらやましい男性もいそう。
あと、駐在員の配偶者の現地就労を規制している会社があるとは驚いた。会社が配偶者の自由を奪っている?
おおむね興味深かったが、駐夫は遠慮して、妻の誕生日プレゼントや飲み代などに妻の給料は使