坂本慎治のレビュー一覧
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不正受給ばかりではない。
生活保護受給者、というと確かに偏見を持ちがち。
バックグラウンドを見ずに十把一絡げ。
色々な背景は実際あるのだろう。それを救うのは確かに経済的に見ても有効とは思う。
ただ、日本人が生活保護受給者を偏見で見がちな一つの理由に、それが無期限であること、現金給付であること、だと思う。政府が現物支給、まずは2年とする、などの制度が整えれば、偏見も減り、人生の失敗も怖くなくなり、経済も潤うのでは?
と、本書からは少し外れるが考えさせてくれる著書でした。
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Posted by ブクログ
医療界のなかには(というか医者)、生活保護者への偏見がかなり存在します。ヤフコメと同じくらいの。
※ただ病院は国からお金貰えるんで、彼らに行われる医療はむしろ過剰だったりします
この本はそんな偏見を少し、溶かしてくれます
本題とはズレるが、不動産屋の営業だった著者が偶然の出会いから生活困窮者の援助者になったエピソードで、内田樹のわらしべ長者の解説を思い出した
歩いてて偶然出会った相手に打算なく持ってる物をあげることで幸運に恵まれるが、最後家と交換して移動しなくなったことでこの物語は終わる、と
とすると、出会った相手に住むところを援助している著者は、わらしべ長者を演出しているとも言えるな