伊藤遊のレビュー一覧

  • つくも神
    古くから大事にされているモノには、神さまになれるものがある。主人公の住むマンションの隣のおばあちゃん家には土蔵があり、そんな不思議な神さまたちがたくさん住んでいます。
    人を昔からみまもり続けた道具たちは、自分がこわれようが、それによって姿を変化できなくなりようが、人のために命をはって守ってくれていま...続きを読む
  • つくも神
    高校の図書室で見つけて、鬼の橋の人だ!とすぐに手に取りました。モノを大切にする心は、今の人間には必要な心ですね。
  • ユウキ
    サッカー少年・ケイタの前に現れる転校生は、いつも「ユウキ」。
    何回でも読み返したくなる大好きな本です。
    なんだか読み終えた後、心が温まる本です。
  • ユウキ
    私自身は自分が転校生だったので、残されたものの悲しさがあまりよくわからなかったんだけど、この本を読んで「あー、こういうものなのかぁ」と思いました。
    去っていくほうも、見送るほうも、どっちにしろ、子どもの世界では「いま」がいちばん大切で、目の前にいない友だちはどうしても忘れられていくものなんですよね...続きを読む
  • つくも神
    つくも神って、どんな神様なの?古道具に魂が宿っていて、そういうお化けのことを昔の人はつくも神と呼んだそうな〜へ〜。土蔵の中にしまわれている、しょうき様、根付、煙管、臼、風呂敷達が、つくも神になって、現代の子供達と交流する場面が、ワクワクする。
  • つくも神
    エレベーターが秘密の場所に連れて行ってくれるの、すごくわくわくしました。道具と喋れたらどんなに楽しいだろう。
  • えんの松原
    児童文学!というお話しの形がそこにありました。
    だけども時代は平安、ほんとにおもろしろい。

    太田大八さんのめくるめく素晴らしい挿絵が、福音館のハードカバーとなんともしっくりくるんです。
    しかしこの堅気な児童文学を今の子どもが、いやどんな子どもが手にするというのか。。

    おはなしは、
    怨霊に取り憑か...続きを読む
  • ユウキ
    仲が良い子が転勤すると、残された方はショックだ。裏切られたような、取り残されたような気持ちだ。こんなに悲しいなら、忘れてしまいたい。

    転勤族の子どもは、家族に文句を言うことが出来ない。自分の運命は仕方ない。次の新しい場所でもうまくやっていかなきゃいけない。そしてもちろん、せっかく出来た友達と別れる...続きを読む
  • 鬼の橋
    「暗夜鬼譚」に「宴の松原」が出てきたのを切っ掛けに、以前「えんの松原」を読んで面白かったのを思い出した。
    同作家の本が読みたくなり購入。
    児童文学としては良書。ただ、話が中途半端な気がする。
  • 狛犬の佐助 迷子の巻
    和風ファンタジー。
    これも、どこかで読んだことがあるようなパターン。でもほのぼのとしてほんのり温かい。
  • 狛犬の佐助 迷子の巻
    伊藤遊さんで作者買いでした。挿絵が岡本順さんでますます嬉しい♪
    狛犬のバディものなんて、発想が奇抜すぎてさすがです。
    ただ狛犬だけに、かなり動きが制限されてしまう(なにせ石なので…)のが、お話のつくりとして不利だった気がします。
    作者の伊藤遊さんは『鬼の橋』や『えんの松原』でとても濃厚で面白い平安物...続きを読む
  • となりの蔵のつくも神
    両親と、中学になって『不良』になった兄と暮らす主人公。
    最近、近所でボヤ騒ぎが起き始めた。

    妙なものに遭遇したら?
    それが『知り合い』だったら?
    そんな不思議な状態の横で、古いマンション問題と
    兄の不良の問題と、自分の友人間での立ち位置と。
    女の子は面倒、と思わなくもないです。

    幅を利かせていれ...続きを読む
  • ユウキ
    んーん。残念だった。ファンタジーじゃなかったかあ。
    おちゃらけ部分もなんとなく受け入れ難かったし、主人公を好きになれなかったし。
    すれ違う感じ、あの頃のどうしようもない感じがリアルで嫌なのかもしれない。あの頃にトラウマがあるので。
    ミナコとヨシカワが爽やかで好き。
  • つくも神
    H.26.12.始め
    小さな頃遊んだモノたちが、あるボヤをきっかけにつくも神となって現れた。そのモノたちは何を言いたいのか。幼い頃の思い出が蘇ると同時に、今の悩みもほどけていく。
  • ユウキ
    僕の名前がタイトルってんでちょっとプラス評価。
    まあそれを差し引いても児童文学として結構優れているのではないかな。最後のオチは「なんじゃそりゃ?」だけど、続編やスピンオフ作品も作れそうな感じで、たっぷり内容がつまっている印象。
  • となりの蔵のつくも神
    以前つくも神はや読みました。
    改題されてどこが変わったのかはわかりませんでした。が、鬼の橋から比べるとパワーダウンした感があるなあ・・・
  • となりの蔵のつくも神
    書店の平積で、なんとなく気になりました。
    伊藤遊さんの「となりの蔵のつくも神」です。

    元は児童書らしいです。読みやすく分かりやすい、ファンタジー小説。

     「物には10年で愛着が付き、100年で魂が付く」と言われます。そんな言葉を思い出させる、やさしい物語。

     さすがに大人が読むには、刺激がたり...続きを読む
  • となりの蔵のつくも神
    元が児童書なので、語り口や雰囲気が穏やかな作品です。
    主人公の小学生のほのかちゃんがとあるきっかけからつくも神達と関わっていくお話。
    登場するつくも神達が微笑ましくて、顔が綻んでしまいますね。一方で、小学生の目線で感じる友人達との関わりあいの難しさや、グレてしまった兄や母との僅かに影の射した関係等が...続きを読む
  • となりの蔵のつくも神
    もとは児童書なのでしょう。(きっと)

    小学5年生、ほのかの日常におきる出来事の話。
    近頃グレぎみのお兄ちゃんも何とかしたいし、同じマンションの住人でちょっと意地の悪い井上さんとは上手に付き合わなきゃならないし、学校のなかよし5人グループも女の子のことだからちょっと面倒。
    そして、となりの大原さんの...続きを読む
  • となりの蔵のつくも神
    うーん、なかなか良かったけど、もう一声欲しかったかも。雄一くんと龍平くんは、どーなったのかとかね。語られなかったけど、なんとなく分かるけどさ。
    ⭐の数を減らしてるのは、つくもたちのことが納得いかないからかな。え、あのままなの!?っていう。続編とか出て、直ってくれたらいいんだけどなぁ。さみしいじゃない...続きを読む