伊藤遊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
児童文学!というお話しの形がそこにありました。
だけども時代は平安、ほんとにおもろしろい。
太田大八さんのめくるめく素晴らしい挿絵が、福音館のハードカバーとなんともしっくりくるんです。
しかしこの堅気な児童文学を今の子どもが、いやどんな子どもが手にするというのか。。
おはなしは、
怨霊に取り憑かれた東宮 憲平と、怨霊によって両親を亡くし、叔母の主から追い出され、内裏に女の童としてはたらく少年 音羽との友情物語。
東宮のなんだかジェンダーレスな雰囲気と、男の子ということを隠して女としてはたらくしかない音羽、という対比にワクワク。病気がちでおとなしい少年とやんちゃ坊主、彼らを見守り手を差し伸 -
Posted by ブクログ
伊藤遊さんで作者買いでした。挿絵が岡本順さんでますます嬉しい♪
狛犬のバディものなんて、発想が奇抜すぎてさすがです。
ただ狛犬だけに、かなり動きが制限されてしまう(なにせ石なので…)のが、お話のつくりとして不利だった気がします。
作者の伊藤遊さんは『鬼の橋』や『えんの松原』でとても濃厚で面白い平安物を書いていらっしゃったので、その時のような濃いワクワクを期待していました。
本作は、それに比べるともう少し気軽に読める感じだと思います。
口が悪い親方だけど、本当はとても弟子思いで情の厚い人(狛犬?)だと伝わってくるところが好きです。生前の親方と佐助の物語も読んでみたいな。