ユン・イヒョンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
差異や分断からひとすじの理解や対話を探ろうとするような短編が収められている。
前半は、傷ついた心情を繊細に拾いあげるような人間ドラマが多い。表題作、「スンへとミオ」、「四十三」が好き。どことなく『ゴーストワールド』、『大都会の愛し方』、イ・ランさんの著作のような感触。絶対にそんなことできないだろうと思ってた人が、MAMAMOOの振付完コピしたらそら好きになっちゃうよ!
後半は、ホラー、ファンタジー、SFなどを駆使したちょっとトリッキーな話が続く。前半に比べてより怒りや悲しみが噴き出すような表現。
両方書けるのがすごいし、どちらのテイストが好きか読者も分かれそう。(わたしは前半派です。)