中山健夫のレビュー一覧

  • 京大医学部で教える合理的思考

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    普段の仕事をイメージして、自分の判断基準が合理的かどうかを問いただすいいきっかけとなる良書。文体自体、難解な言い回しではないので頭にすっと入ってくる。知識として知ってるのと知らないのとでは、同じ判断でも深みが異なってくるし、その先を見据えた思考に切り替えられる。

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    2019年01月02日
  • 医療ビッグデータがもたらす社会変革

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    医療ビッグデータを体系的に知ることのできる書籍は、2014年5月現在において唯一無二である。

    日本においても、電子カルテやレセプトなど集積されてきているものの個別単体で使用され、データ間の連携はできていないのが現状である。

    欧米における、疫学、医療経済、副作用検知など事例も紹介され、これから取り組むべき課題も見えてくる。

    医療で扱うデータは交絡因子も多いため、医療を知るデータサイエンティスト「ヒューマン・データサイエンティスト」の育成も急務であると訴えていた。

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    2014年05月22日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    医療的な言葉もありつつ、合理化を説明されるのはすこし労力を使ったが、本文に関してはとても納得が図られた。

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    2022年07月08日
  • 京大医学部で教える合理的思考

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    統計数字に騙されない本などと同系統です。
    合理的に考える、ということは誰しも思っていることでしょうが、それを事例を交えてわかりやすく解説してます。
    文系人間必読、と裏に書いてますけど、文系が合理的でないと誰が決めた!と突っ込みつつ、本を閉じました。
    手軽に読める良書と思います。

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    2020年06月28日
  • 京大医学部で教える合理的思考

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    東大物理学者の本に引き続き、京大医学部の本。やはり日本を代表する大学の人が書いた本ですね。非常にわかりやすく、素直に理解できます。また、わかりやすい内容なので、どんどん読み進んでしまいます。元々厚い本では無いのですが、そのスピード感ある読書と相まって、あっという間に読んでしまいました。

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    2018年12月05日
  • 京大医学部で教える合理的思考

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    臨床疫学者で有名な京大教授の合理的に考えて、より正しい判断はどのようにすればよいかを説いた本。疫学の本はとかく統計が出てきて難しいが、この本はビジネス本のためか分かりやすく解説されていて、普段の考え方にも役に立つと思われる。

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    2017年09月03日
  • 医療ビッグデータがもたらす社会変革

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    統計上の標本抽出ではなく、全量の調査が出来るようになり、相関関係を導き出す事がしやすくはなったが、解釈をするための専門領域の知識は必要とのこと。データ解析自体にも、ドメインナレッジが必要だし、解釈においても経験なりが必要とな。
    データの収集という観点での国内での課題は、レセプトデータは取れるが、医者による診断データなどはなかなか収集して知見を得られる状態になっていないと。

    具体的には、以下の情報は得られているらしい。

    そうしたデ ータの主なものとしては 、 「医療機関の診療情報 」 「保険者 (健康保険組合 、国民健康保険など )のレセプト情報 」 「薬局の調剤情報 」 「特定患者の登録

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    2016年12月15日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    京大医学部の教授である筆者が、論理的思考について例を挙げながらわかりやすく解説した本。例については、筆者会社なので医療関係の内容であることが多いが、素人でも十分わかる。自分の考え方やものの見方が偏ってないか、一方的ではないかを検証することが出来るので、新社会人はもとよりすべての働く人必読の良書。

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    2016年08月14日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    平易な言葉で読みやすい本。論理的(科学的)思考の基本を学べる本。自称論理的な人は多いけど本当に論理的な議論が出来る人は少ないので教養として学ぶ人が増えてほしい。その点この本は読みやすい人に薦めやすい

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    2014年09月20日
  • 京大医学部で教える合理的思考

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    岩波の「医学的根拠とは何か」をもう少し砕いて、分かりやすくした感じ。物事を考えるときにもつべき視点や考え方、疫学を優しく説明してある。仕事や日常生活にも活かせる。
    本筋はやはり第5章。合理的で正解の可能性の高い判断をするには、エビデンスに基づいて判断する必要がある反面、待ってはくれない現実に対処するためには、経験に基づいたヒューリスティックな考え方も必要になる。とはいえ結局、その裏にあるのは、経験を基礎とするセンスであり、地道に経験を積んでいくしかないんだなぁと。また、熱をいれて議論をし、目的を見失うことはやりがちなので、議論が錯綜したり、意見が対立するときには、そもそもの目的に立ち返るという

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    2018年02月05日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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     難関大学の関係者が書く本はさすがに違うなと思わせるものはあるのだろうか。
     なぜだがこの手の本は大抵書かれていることは似たり寄ったりであり本当に難関大学の頭の中をトレースできるというような本には出会えない。

     書かれていることはすごくもっともであり多く参考になるのだが何か物足りなさを感じるのはなんなのか。今の世の中の思考をトレースして売れる本をつくるそんな感じにしか見えないしミスリードを生んでいるような気もしないでもないと思わせてしまうところが残念。

     いろいろと書かれているが著者の思考というものはこの程度だとは思いたくない。単純な問題からは単純な答えしか出てこないのだろうか。多くの難関

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    2014年10月03日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    切り口はいいと思うのですが、わかりやすく書こうとしすぎて、浅い話になってしまっているような気がしました。おそらく医療で必要な合理的思考のみについて書いてあれば深いと思うのですが、それを政治やビジネスに無理やりあてはめようとしているところが浅くなってしまっている要因だと思いました。したがって帯には「文系人間必読の書」と書いてあるものの、実際に文系の人がこの本を読んでどれだけ合理的思考を日常のシーンで使えるのか疑問が湧いてしまいました。そこだけ期待値を下げて読んでもらえれば、アプローチ自体は非常にいいので、頭の刺激になると思いました。

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    2014年03月02日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    著者は京都大学大学院医学研究科教授。専門は健康情報学、疫学。情報をどう判断し、何を信じて何を疑うのか。その指針を示した授業は、医療に留まらない万人に通じるものとして、高い評価を得ている。

    私たちは自分の頭で考えているように見えて、案外、思い込みや誰かの情報の受け売りで済ませていることが少なくない。ときに大切な問題で怪しげな情報に引っかかってしまい、大きな後悔を残すこともある。

    自分はイメージだけで物事を判断していないだろうか。
    そうだとしたら、真実は何だろうか。
    合理的な思考とは、そう自分に問いかけることだと捉えて問題はない。その合理的思考について以下の5章にわたり紹介している。
    ①イメー

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    2013年09月18日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    「クリティカルシンキング」の良い入門書。
    ひととおり、うっかりはまりやすい陥穽は述べられているし、特に「分母が示されているかチェックすること。分母が示されているとして、その分母が妥当な分母なのかをちぇっくすること」というところは、なるほどなあ、という発見があった。

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    2013年06月16日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    ネタバレ

    確率の意味するところ、二つの事象があった場合それは因果なのか相関なのか、はたまた交絡因子があるのか、など、数字やデータの見方について。
    タイトルどおり、大学一年生向けかなぁという印象で、目新しいことも深みもないが、10代の早い時期にこういう本を読んでおきたかったとは思った。

    ・降水確率が40%だからといって、40%傘を持っていくわけにはいかない。著者が言うように、意思決定に際しては「情報の灰色の世界」から「行動の白黒の世界」へジャンプする必要がある。

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    2013年01月22日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    医学の研究者の立場から、
    合理的に考えるとはどういうことか?ということを
    わかりやすく説明してくれる本。

    出てくる事例が理系っぽくて、
    馴染みのない人にとっては
    ちょっととっつきにくいかもしれませんが、
    それでも数字のトリックに騙されないようにするためには、
    知っておいた方がよいtipsが網羅されています。

    悪〜い人に騙されないようにするためにも、
    一度は読んで勉強しておくべき内容かもしれません。
    逆に言うと、この本読んで悪用しないようにしてくださいね。。
    そういう視点で読むと、きっと面白いと思います。

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    2012年10月14日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    EBMをベースにして一般の人向けに書いて本.
    内容は極めてシンプルでわかりやすい分、少し物足りない.

    「意思決定は、エビデンス、バリュー(価値観)、リソース(資源)という3つの要因で決まる」
    合理的な意思決定とは、3つの要因の均衡点を探りだすこと.

    主要なバイアス
    (1)情報(観察)バイアス
    (2)選択バイアス
    (3)交絡バイアス

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    2012年10月01日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    情報を鵜呑みにしない。数字を見るときは分母を意識する・・・
    書かれているのはどれも当然のことで新しさくはないが、無防備で居ると情報の波に押し流されそうになる日々の中、改めて原則を認識できた。
    NHKきょうの健康テキストの「健康のためなら命もいらぬ?」という岩田健太郎氏の連載も同じようなことを言っているが、こちらも面白くてお勧め。

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    2012年09月22日
  • 京大医学部の最先端授業! 「合理的思考」の教科書

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    ネタバレ

     情報があふれる現代社会。流される情報にはいろいろな利害関係が複雑に絡み合って出てくるものがあり、一筋縄ではいかないことがある。ひとつの道しるべとして活用してもいいかなと思い今回の本を読んだ。

     「イメージ」が先行していて本当はどうか分からないことがある。例えば、日本人の英語力の低さを証明するかのようにTOEFLというテストを引き合いに出すことが多い。TOEFLは、アメリカやカナダなどの大学と大学院受験に際して外国人受験生の英語力を測る試験で、コンピューターで受験し、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング力を測る。

     ここで問題となるのが、受験者の数だ。日本は数万人単位で受験

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    2012年04月04日