米田誠のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
物理なんてやった記憶もないけど、すごく楽しめました。
おそらく高校1年生で物理基礎はやったけど、本当に覚えていない。嫌いなら嫌いで覚えているはずだけど、それすらも覚えてない。
でも仕事関係でちょっと気になることがあり、それ自体は理解できたが、もっと本質を勉強したいと思い、最近は物理の本を片っ端から読んでます。
そうすると、身の回りがなんてこんなに面白いんだろうと感じる日々です。
この世の諸原理なるものを理解するためのアプローチが物理だと勝手に解釈していますが、物理ってとっても面白い。
あとがきに、物理の苦手を払拭するための方法、文系のための、ビジネスマンのための物理の勉強の方法なんかも書 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日常の中の物理をコンセプトに、何の気なしに周りで起こっている現象や利用している機器なんかがどういった原理なのかを解説している。
が、理系音痴の私はやっぱり腹落ちするまでの理解には到達できないなー。日々利益を享受しているノイズキャンセリングの「単振動」や「位相がずれる」といった用語や現象がどうも理解できない。そんな時は最終章にも述べられている「棚上げ法」でどんどんその他書籍を読んでみたりで量をこなしていくことで、光明を得るときがくると信じてる。
個人的な学びは、遠視・近視と老眼・白内障は原因が異なる・前者は眼球の変形で、後者は水晶体の濁りなんだって。乱視な私は眼がゆがんでいるのかと少し怖くな -
Posted by ブクログ
理系教育のスペシャリスト2人によって書かれた本。生活の延長線上にある物理の理論を使った事象やモノが解説される。
内容は非常に分かりやすく、読み物として単純に面白かった。役立つ知識も多かった。
ただしこの本の醍醐味は知識を得ることではなくて物理の世界に「慣れる」ことがと思う。
自分は数学と物理が嫌いすぎて文系の大学に進んだが、何の因果かばりばりの理系フィールドであるメーカーで今は仕事をしている。まさか図面を読むような仕事に就くとは思わなかったが、何年か仕事しているとそれが楽しいと思うようになった。
それでも物理や数学にはアレルギーが未だにあるので、これを克服するためにこうした本を読むように -
Posted by ブクログ
読書を通じて新たな知識が得られる事が、純粋に楽しい。しかし、学生時代に受験で使わないからと物理を勉強もせず浅い知識のままになってしまい、公開している人も多いだろう。世の中の仕組みや構造をもっと理解すれば楽しいだろうに。
本著は具体的なテーマに沿って分かりやすく解説してくれるし、テーマに興味が無い、やはり分かりにくいという事であれば、飛ばして読んでも差し支えない。例えば、水晶体の話、内視鏡、X線、重粒子線によるガン治療、引力や気象など幅広い。解説の仕方も、イヤフォンの音質の差はなぜ生まれるのか、というように身近だ。ちなみに良い音質を求めるなら、高音域に適した軽い振動板と、低音に適した大きな振動 -
Posted by ブクログ
1.この本を一言で表すと?
物理の法則をわかりやすく解説し、そこから一般化と抽象化を行うことを解説した本。
2.よかった点を3~5つ
・初めて知った内容
→海王星の発見にもニュートンの影響があった(p118)、イオンエンジンは、宇宙空間での推進にのみ用いられる(p135)、地球の内部や地震も、波の性質から調べている(p173)、地球の磁場が生命を守る(p217)、
・そもそも人間が見ることのできない赤外線を、機材を使って漢書しているのが赤外線カメラですから、赤外線に対応する彩りは存在しないのです。(p227)
→言われてみればその通りだと思う。人間が見ることのできないものだから。
・「与