中村聡一のレビュー一覧
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人間を束縛から解き放し自由にするリベラルアーツ。
前半、後半は丸ごと歴史の話。ただこれが連綿と繋がるから面白い。教科書もこんな形で全部の章の繋がりが掴めれば学生も理解が深まるのに。
中盤はプラトン、アリストテレス。
特にアリストテレスは現実的で今日でも通用する。
三権、政教分離もすでに説いていて、重...続きを読むPosted by ブクログ -
「大学」における「教養リベラルアーツ」
十字軍によりイスラム・アラブより奪取したギリシア・ローマの書を読み解く機関として「大学」を創設
「ルネサンス」
「大航海時代」
「活版印刷」
「宗教改革」
→『産業革命』へと繋がる「世界史のダイナミズム」
アジア・アラビアの四大文明地域では起こらなかったPosted by ブクログ -
ギリシャの歴史が分かりやすくて納得です。プラトンとアリストテレスのこと、意外と知らなかったので、二人の論が端的に纏められており、勉強になりました。また、二人の論が後のセム的一神教にまで影響を与えていることにもびつくり。そして、もちろん近代政治理論にも及んでいる、というか、練り直し感ありますよねー。人...続きを読むPosted by ブクログ
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オーディオブックで聴きました。
学生の頃、追求する力、探す力(自分の興味も含めて)、そして繋げる力を養うことが大切だということを学びました。
仕事にしても、人生にしても、何かに行き詰まったときや問題を解決するきっかけを、専門分野だけでない幅広い教養が与えてくれることがあると思います。
ギリシャ時代...続きを読むPosted by ブクログ -
プラトンとアリストテレスとの架空の会話をもとに、古代ギリシア思想に基づいて、正義と権力との関係を明らかにしようと試みる一冊。
内容は表面的にはわかりやすいが、実質的にはかなり奥深い。徳における中庸、節制、揺曳、フェア精神とヘイトの禁忌、これを万人は極められなくても、愛好はできる、そこから善き国家...続きを読むPosted by ブクログ -
リベラルアーツが何たるか、どういう歴史的背景があるか、ということが分かりやすく説明されている。主要な各文献についても概観されており、全体像を掴むのに良い。それぞれの本について深掘りするには紙面の関係上、難しく他の書籍をあたるしかない。ソクラテス、プラトン、アリストテレスの著作に触れることが無かったの...続きを読むPosted by ブクログ
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著者によると、リベラルアーツを学ぶ意味は、①先人の思考を知る、②学ぶことの価値を知る、③自由自立の精神を知る、④哲学と倫理学を知る、⑤ルネサンスの意義を知る ことにある。なぜ教養を学ぶのか、誰でも若い時に疑問を持つものだが、著者のように整理できていればもっと貪欲に学んでいたのかなと反省。Posted by ブクログ
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先人の考えを学ぶだけではなくて、当時の時代背景を把握し、何故それが受け入れられたのかまでを知る事は非常に有益だった。
個人的には『民主主義の確立と衰退』『プラトンとアリストテレスの考え方の違いを交えた善き政治の在り方』については今日の外部環境を見ても無視できない分野であり、学ぶ点が多かった。
良...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラゴン桜同様、勉強したいという気持ちを思い出した。単に各方面の知識を詰め込むのではなく、各方面の知識をどう繋いで本質を捉えるのか、そういう学び方をしたいと思った。英語勉強しないと、、Posted by ブクログ
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リベラルアーツとは何か。
リベラルアーツを学ぶ意義とは何か。
なぜ、リベラルアーツが西洋の教養人のベースとなっているのか。
そんなことを考えながら読む本書だが、途中のギリシャ・ローマの章の長さにちょっとうんざり。
理由はわかる。
しかしずっと単調な、どこでも読めるような早足の歴史記述の連続には、...続きを読むPosted by ブクログ -
リベラルアーツを学ぶ意味
先人の思考を知る。現代を形成している人類の知の蓄積に触れて好奇心、思考を重ねること。
ヘレニズムとその影響
叙事詩→事実を元にした物語
叙情詩→恋愛や神への賛美を綴ったものPosted by ブクログ -
米コロンビア大学で教えられるリベラルアーツを紹介する主旨の本。
全体の2/3を古代ギリシャの歴史と思想に割いているが、それはおそらくアリストテレスにフォーカスする意図からだろう。その思想の背景として、古代ギリシャをずいぶん深掘りしている。
反面、それ以後の古代ローマから中世、そして近代はかなり駆け...続きを読むPosted by ブクログ