三浦まりのレビュー一覧

  • さらば,男性政治

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    とても正直で残酷。だからこそ価値がある本。
    女性差別の実例があまりにも克明に言葉にされているので、読み進めるのがしんどい部分もある。でもそのしんどさを一番感じているのは、被害者と著者本人だ。

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    2024年11月30日
  • さらば,男性政治

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    一度投稿したつもりでいたのだが、うまく保存されていなかったようで、メモも含めすべて消えてしまった。以下、記憶を頼りに。

    本書でいう「男性政治」とは、「男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治」のことをいう。昨今話題になっている「政治とカネ」の問題も然り、日本の政治が絶望的なまでに停滞しているのは、特定の層に政治牛耳られ、彼らが既得権の擁護に専心しているからに他ならない。多様性こそが政治に求められるものではないのか。

    先進各国では保守政党であっても、政治家のパリテ、クオータ制が進んでいる。そのなかで最も政治の男女平等が

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    2024年05月12日
  • さらば,男性政治

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    これまで男性中心の政治がいかに弊害を生んできたかを詳細に論じ、世界的にはどのような形で、それが打破されてきたか、研究結果や各国の取り組みを丁寧に述べられており、説得力がある。また議論や運動を進めていく中で、バックラッシュなど注意しないといけない点も述べているのはバランスが良い。女性が政治の世界で活躍する世の中になることが、ジェンダー平等で多様性のある世の中を作ることにつながるし、「家父長制が引き起こす抑圧と暴力」を打破することは本当の意味での民主主義を進めることにつながると言うことが理解できた書であった。

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    2024年04月19日
  • さらば,男性政治

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    ぜひ男性に読んで欲しい本。
    男性の私も女性の政治進出に賛成でありながら、考えが至っていない点が多々あり、はっとさせられました。

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    2023年10月05日
  • さらば,男性政治

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    ネタバレ

    日本の政治の場に女性が少ないのは、男性がケア責任(育児・家事)を免れていて、政治リーダー象が男性らしさを元に作られているからということがわかった。
    日本では、家父長制の文化により、女性が指示する立場にあることに嫌悪感を覚えるミソジニー(女性処罰感情 )が発生し、政治の場にいる女性に対してセクハラなどの嫌がらせをおこなうもとになっているとのこと。男性のほうが権威があると勘違いして、悪意ある行動をするのをやめてほしいと思った。
    変えていくには、私たちの意識を変えると同時に、クオータ制などの制度の導入も必要だと感じた。

    印象に残ったこと。
    ・日本の男性には、ケア責任=育児・家事を担うことがほとんど

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    2025年07月20日
  • さらば,男性政治

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    男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても台頭には扱われない政治である「男性政治」という観点から、日本政治の構造に切り込み、なぜ性別均等な議会が実現しにくいのか、どのように変革の道筋をつけるのかを論じている。
    日本の政治がいかにジェンダー平等からは程遠く、「男性政治」となっているのかという現状とその背景、そしてそれを変革するための方向性について、データも踏まえて多角的に論じられており、勉強になった。特に、クオータ反対論への反論はかなり説得的で、個人的にこれまで政治におけるジェンダー平等は進めるべきだがクオータまで導入する必要があるのかと疑問に思

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    2023年11月04日
  • さらば,男性政治

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    まずはクォーター制度を入れて、数を増やす事から始めるしかない。今よりも少し強制度を上げて、なおかつ自民党でも受け入れられる制度を編み出すことから、少しずつ拡大して行く。この問題に対する自民党の抵抗は非常に強いものがあると思われる。

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    2023年09月14日