あきやまえんまのレビュー一覧
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思ったよりずっと重い
当初登場する「悪」キャラ達の身勝手すぎる内容から、陳腐な作品だと思っていた。
が、読み進めると意外と奥が深く、かつ重い。
どうせヒロインが一方的に悪いんだろうと思っていたら、どうやらそこまで単純な話でもなさそうで…。
この絶望感とドロドロ感は良く描けていると思う。
一方、登場人物たちも日常に居そうではあるんだけど、やっぱり主人公も含めて度を過ぎており、リアリティは無い。
「最初に決めたプロット」に従って登場キャラ達が動いているんだなというのを感じる。
その点でマイナスかな。
絵はちょっと可愛すぎる気はするが、悪くない。
ヒロインもロリ入ってはいるが、十分魅力的。
もうちょっとじっくりとストーリーを進め、主人公の心理描写ももっと丁寧に描けばより良い作品になったんじゃないかと思う。
SNSへの反論なども入れたりね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまだ最終巻読んでないけど、ここまで鬱屈した漫画とは思わなくてたまげた。最近よくあるヤバそうなところだけうまく切り取ってて、実際読んでみたら内容ちょっと違うみたいな、広告詐欺漫画だと思って高を括ってたのに。
心愛ちゃん、確かに八方美人だったのはよくなかったかもしれないけど、こういう容姿が美しい女性ってそれだけで妬みや嫉みを買うし、ただ普通に恋愛して幸せになりたいだけだろうに、見た目だけで期待されて変なのが大勢寄ってきて、結局好きになっても一方的に関係を切られて、それに対して抗議するとすぐメンヘラって言われて、本当に生きづらそう。
3巻の時点で心愛ちゃんの性根の腐った部分が見え隠れしていて、あ〜嫌だなぁと思ったけど、回想を読んでて自分が人よりモテてる(=色んな人から愛されてる)って感じて優越感に浸りでもしないと、自分を保っていられないのかもしれないと思ったな。だってここまでで、誰も彼女のことを愛していない。男性からは憧れられるだけか利用されるだけ、同性や家族からは嫌われ、誰も彼女のことを真の部分まで見つめてはいない。
心愛ちゃんは淋しい人なんだろうな。ただ一番好きな人と幸せになりたくて、自分に近づいてくる人のことも傷つけたくなかっただけなのだろう。美人って、確固たる信念の強さを持ってないと生きていけないね。
周りを巻き込んでいく悪女の話だと思ってたけど、心愛ちゃんサイドの哀しみを描くことで、「美しさって罪ね」っていう方向に持っていくの意外だったな。
まあ、あきやまえんまさんのことだから、性悪美少女が描きたかっただけかもしれないけどね。