ケイカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトル通り、親しみやすい絵柄のまんがでLGBTQ+について、具体的な事例を含めて非常にわかりやすく知ることができる一冊。
知人に勧められて、以前からパレットークはウェブで拝見していたのですが、本書もとてもよかった。
LGBTQ+の制度上や周りの偏見による生きづらさや、そもそもLGBTQ+ってなに?どういうものなの?カミングアウトされたときどうすればいい?などの疑問についても、解説や編集部の意見が述べられており、興味のある人への入門書にはやさしくかなり持ってこい。
大切なのはセクシュアリティではなくその人自身、という言葉には、LGBTQ+の人にもそうでない人にも、気持ちを軽くしてくれるいい考え -
Posted by ブクログ
この本を読んだときも含め、最近諸々に関して思うのは皆他人の幸せ、趣味嗜好に介入しすぎだということ。貴方が幸せなら、私自身の思考に関わらず、それで私も喜ばしい。そんな距離感で十分なのに...(もちろん人様に危害を与える趣味嗜好なら良くないが)。
こういう内容の本を避けたいと思う人もいる(実際周りにいた)。その人に強要はできないけど...難しい...。
読んでいるときも読んだあとも色々考えました。私はこの本好きです。皆が自分のことを知って、でも知った自分は世界の中心ではないことも知って、皆が幸せに生きていけたらいいのに~。
まとまりが無くてすまないです。 -
Posted by ブクログ
私は娘にTHE女の子の名前をつけた(別にジェンダーのことを考えなかったわけではない)けど、今人気のジェンダーレスネームをつける方々はこの本に書かれていることのどこまでを考えてつけているんだろうか?とふと思った。
生まれる時に与えられた性と性自認が違うことを考えて…というが、あなたらしくという割にジェンダーレスネームをつけること自体がジェンダーをより意識しているのではないか? あなたらしさを重視するにはできることは子供がありのままいられる環境を作り続けること以外になくないか?
そしてあまりにもLGBTQのひとたちを尊重して丁重に扱うこと自体も特別扱い=ある種の差別ではないか?異性愛の人が目の前に -
Posted by ブクログ
最近読んでいる小説にトランスジェンダーの登場人物が出ていたことをきっかけに、学びたいと思い読み始めました。
読みやすい漫画形式でLGBTQ+に関する知識、それぞれの人が葛藤を抱える様々なパターンを知ることができました。
Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)の頭文字をとったSOGI(ソジ)という、異性愛者も含めたすべての人が持っている属性のことは全く知らなかったので特に学びになりました。
LGBTQ+についてはどうしても第三者的にみてしまいがちですが、どんな人でも何らかの性的指向は持ち合わせているので、誰もが多様性の中の一員であると、本 -
Posted by ブクログ
LGBTについて知りたいと思い、読んでみた。
手に取ったきっかけは、もともと恋愛について疎かったので恋愛感情を持たないアロマンティックなのかと思ったから。学校に行ってたけど好きな人なんていなかったし、恋愛がピンとこなかった。
結局男性と普通に恋愛ができることがわかったけれど、その人は本書の中でいうホモフォビア(同性愛を嫌悪すること)だったんだなぁと思った。男同士で一緒に寝るのは無理とか、女の子同士レズ?がいいとか一般的な男の人の思考だったように思う。
働き始めてお茶出しは女性がやるもの等、疑問に思うことはたしかにあった。まだまだ日本全体が女らしさと男らしさはこうだと狭い価値観で作られている -
Posted by ブクログ
漫画で様々なシチュエーションを想定して描き、本文を読んで理解するという「実践的な入門書」タイプの本。
ジェンダー論に関しては最近興味を持つようになったので、まだまだ知らなかったことが多い。
特に呼称や単語の。意味については曖昧なまま何となく理解していたので、その正確な意味を知るのに役に立ちました。
数時間あれば読める本なので是非多くの方に一読してもらえればと思う。
個人的なことだけど…メモ
自分の中に形成されている『性について当然視している思考や行動』に傷付く人がいることを忘れないようにしたい。
「男らしさ」「女らしさ」についてなど、まだ自分の理解が十分に及ばない事柄もあるな…と感じた。