ケン・ローズのレビュー一覧

  • タスクマスター:失われた過去

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    地味すぎるタイトルかと思ったら、失われた記憶を取り戻す切ない逃亡劇、サイコスリラーでとても面白かった。独特な絵とオフビートな世界観が合っているよね。敵の組織の略称には笑ったなあ。こういう良くできた小品が邦訳されるのは、最近のアメコミブームの恩恵。

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    2019年05月14日
  • インヒューマンズ

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    MCUではドラマが派手にコケて、目立たないインヒューマンズ。ぼくも、「インヒューマンズの王様、ブラックボルトは声がでかすぎて話せない」以外のことはよく知らなかったんだけど、これはおもしろかった!

    王位を巡る王宮の陰謀劇を軸に、話は展開していく。ブラックボルトの弟であるマクシマスの策略でロイヤルファミリーが疑心暗鬼になっていくなかで、様々な理由から真意を周りに伝えられず孤立するブラックボルト。「話せない」というブラックボルトの特徴を「王の孤独と責任感」に重ね合わせてキャラクターを深掘りしていくのが斬新だった。こんなの読んだら、ブラックボルトの事が好きになっちゃうな。

    キャラ紹介も丁寧だし、話

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    2018年10月16日
  • インヒューマンズ

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    宇宙から来たクリー人に遺伝的に改造された人類の子孫、インヒューマンズをメインで描いた作品のうち第2シリーズを邦訳。アイズナー賞を受賞し、ここからインヒューマンズは単独シリーズが続くようになったとのことだが、その評判にたがわぬ面白さであった。
    声を発することができない王、ブラックボルト。もちろん意思疎通は出来るが、その特性を象徴として、王としての責務から話すことのできないことを重ねて、彼の孤独を描く方向に持っていくのは非常に興味ぶかい手法だった。
    ブラックボルト主体なのだけれど、それを描くうえで使うモノローグはたまにしか使わず、主体は周りの反応で描かれてゆく。それはすなわち、読者もブラックボルト

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    2018年07月29日
  • タスクマスター:失われた過去

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    記憶をめぐる渋いストーリーに、漫画的に面白い能力描写、そしてコメディとしか思えないようなヴィラン設定とか、思った以上に独特な魅力を持つ作品だった。他作品をあまり気にしなくても楽しめるのも良い。

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    2018年03月25日
  • タスクマスター:失われた過去

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    タスクマスターは人気キャラだし、同情できるオリジンを付けときたいんだろうなって感じのストーリー。
    本来はあんま好きじゃないんだけど、話として面白かったから許せる。
    あとタスクマスターの能力の描写が好きだった。

    #切ない

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    2025年12月02日
  • インヒューマンズ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    派手な戦闘はなく、政治色が強いので、かなり大人向けの作品だったと思う。
    自国が襲われているのに、何もしないブラックボルトにもどかしさを感じるけど、一応最後には納得いく理由だったと思う。
    国を救うために自国民危険に晒したり、そもそも生まれ持った才能(能力)で階級が決まるとか国家というものの不完全さを皮肉った感じも良かった。

    #じれったい #深い #ドキドキハラハラ

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    2025年02月21日
  • タスクマスター:失われた過去

    Posted by ブクログ

    傭兵ヴィランのタスクマスターに驚愕の事実が発覚するミニシリーズ。かなりの改変だろうので、当時の現地の読者がどんな反応だったかは気になるが、この話自体はミニシリーズとして綺麗にまとまっているので好み。モノローグの使い方や、タスクマスターの能力の描き方など、様々な工夫を凝らしているので読んでいてとても面白い。
    微妙に軽妙なノリがところどころ挟まるのが不思議で笑っていいのかなんなのかはわからんのだが、全体的な雰囲気はシニカルな方面での面白さやムーディーな雰囲気がとても読んでいて楽しかった。

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    2018年03月04日