平居紀一のレビュー一覧
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シリーズ2作目。
前作同様、全然読み進めない。
面白くないわけじゃないんだけどなぁ。
ちょっとわかりにくい感じだった。
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第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『甘美なる誘拐』でデビューした著者による受賞後最新作です。
探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる。
しかし、二人が調査を始めた矢先、その被害者かもしれない浮浪者が住んでいた「ドクロ沼」から白骨死体が見つかった。
一方、医療法人理事長の三代木は、重要な理事会が迫っているなか、何者かに誘拐される――。
それぞれの思惑が交差したとき、衝撃 -
Posted by ブクログ
ネタバレヤクザの下っ端二人組、潰れかけの自動車部品店親子、新興宗教・教祖の孫娘。 接点のない彼らを結び付けるある誘拐計画、ある金貸しの死と宝籤。 意外な結果を見せる誘拐エンターテインメント。
全体的にスケール不足、誘拐ミステリーとしても群像劇にしても過去の偉大なる作品にすごく見劣りする。 誘拐を焦点に見た時はやはり警察との対峙が陳腐に感じる。 警察の欺き方や人質の扱いにしろ極道らしさが一切感じられない。 そうなると半素人で構成された「大誘拐」を想起させ、あの作品ほどの壮大な膨らみは見られない。 様々な人が繋がる群像劇の要素もあるが、あまりスポットを当てられない人が多々いる。
一番気になったのは -
Posted by ブクログ
読み始めたのはいいけど、すぐイヤになってしまって、その後3週間くらい放置。
が、なんとか読み終えた。
最初の方が、読みづらくて。
後半に入ってしまえば、どんどん進んでおもしろかった。
次の作品もあるそうなので、読んでみるつもり。
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第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作! ヤクザの下っ端二人組、真二と悠人。人使いの荒い上司にこき使われる彼らの冴えない日常は、ある日、他殺体を発見したことで変わり始める。同じ頃、下町で自動車部品店を経営する植草父娘は、地上げ屋による嫌がらせで廃業に追い込まれかけていた。抵抗するため、父娘はある人物を頼るが……。一方、宗教団体・ニル