バーツラフ・シュミルのレビュー一覧

  • 世界はいつまで食べていけるのか 人類史から読み解く食料問題

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    めちゃくちゃ面白い本でした!

    ・全世界平均すると1haで5人養える
    ・結局はイネ科とマメ科になっていく
    ・光合成の効率はとても低く、日本のコメが0.25% 最も高いサトウキビで0.28%
    ・効率だけを考えると、サトウキビ→砂糖をつくって、それだけで生きる
    ・しかし、肉などのタンパク質必要
    ・鶏肉は牛肉の10分の1以下の餌の量で育てられる
    ・結局環境に優しく将来のためには、偏らずいろいろ食べたほうがいい
    ・なんやかんやいって、世界の食物生産金額は、いずれスマホ販売金額に負ける
    ・フランスは肉食の割合がどんどん減っている

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    2026年09月18日
  • 世界はいつまで食べていけるのか 人類史から読み解く食料問題

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    ネタバレ

    ビル・ゲイツがオススメしていたから読んでみたけど、『世界の本当の仕組み』の人だったのね。どうりでこんなに面白いわけだ……!

    昆虫食、スーパーフード、培養肉……。将来起きる”食糧不足”に対し、様々な案と技術が必要とされている昨今の実情に対し、ファクトをベースに「それは本当に代替可能だろうか?」と問いかける一冊。いやー、こういう本があるから読書はやめられない……。

    本書の軸はいくつかあるんだけど、『世界の本当の仕組み』で触れられてないところとしては、小さい集団を食べさせることは可能かもしれないが、大きい集団(それが90億)にもなると実現不可能な案が殆どになってしまう、という点かな。
    そんな不確定な案ではなく、廃棄食料をなんとかすれば90億人を養うことは出来ますよ、ってのが科学的に証明されるのがバーツラフ・シュミルの慧眼だね。

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    2026年05月05日
  • SIZE 世界の真実は「大きさ」でわかる

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    サイズという切り口で世界を見る。尺度やヒューマンスケールの問題から、生物のサイズとアロメトリー、代謝スケーリング、そしてサイズの統計(&統計のサイズ)の問題まで。中核部分は、ロングセラー、本川達雄『ゾウの時間ネズミの時間』のガリヴァー版(小人国と大人国)と言えようか。
    とくに黄金比についてのページが興味深い。あれやこれや研究例を紹介しながら、最終的にネガティブな結論に落ち着いている。
    著者シュミルはカナダ・マニトバ大学名誉教授。驚くのは、本書も同時発売の『Invention and Innovation』も、80歳の時の出版。Wikipediaを見ると、だいぶ個性的な先生のようだ。

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    2025年05月03日
  • SIZE 世界の真実は「大きさ」でわかる

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    名著「ゾウの時間ネズミの時間: サイズの生物学 (中公新書 1087)」の現代版ですね。特に興味深かったのは代謝スケーリングの章で、サイズと代謝の相関において、必ずしも普遍的な法則はなさそうというところでした。サイズがデザインや機能を規定するという点は、繰り返し強調されており、大いに参考になりました。

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    2025年03月22日
  • SIZE 世界の真実は「大きさ」でわかる

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    大きさ、サイズ。
    身体の大きさ、シンメトリーなどの形状が影響を与えること。
    細胞の数が多い身体の大きい人は癌化する細胞が多い。癌化する細胞の割合が同じだから。

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    2024年08月11日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    中身が濃い著書だった
    いろいろな数字があって意外と読みやすかった。

    一つ一つを覚えるのは難しい
    何かの機会にまた開く方法がいいと思う。

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    2023年12月16日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    重量感が有り分厚い本ですが、非常に読み易くスラスラと読める。1テーマが4から6ページでグラフ表もあるので小まめに読むタイミングを作れる。ジャンルが広く雑学を数字で理解することができ、完読すれば教養がつくと思う。出生率や乳児死亡率そして幸福度など前半部分は特に面白い。オランダ人が牛乳をよく飲むから身長が高くなったと言い切っているところは、もっと合理的に説明が欲しいところ。3枚ガラスのメリットなどは目に鱗だったので機会があれば改築も考えたい。

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    2022年06月12日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    ネタバレ

    帯にビルゲイツの推薦文があって、「人々がスターウォーズの新作を待ち望むように、私は著者シュルツの新作を待つ。彼は徹底して数字を尊重し、すべてのトピックをデータで例証している。〝博識〟とはまさにシュミルのためにある言葉だ。」というので買ってしまいました。そして、確かに。何でこんなに詳しいんだと思えるほどに次から次に、それも様々な分野の数字を示し、解説する。「博識とは正にシュルツのためにある言葉だ」は本当にアグリー。テーマは「世界の人々」「世界の国々」「食」「環境」「エネルギー」「移動」「機械」。日本に対する記述も多い。改めて、日本はいい国なんだなと思ってしまった。もちろん、幸福度の高い国はほかにもあるけど。シュルツは日本をこう書いている。
    「現代の日本。数字の上では豊かだが、人々は狭苦しい家に暮らし、満員電車に長々と揺られて通勤し、夜遅くまで残業を強いられる上に、休日は少なく、今だに大勢の人が喫煙していて、因習的なヒエラルキー社会に従うよう大きな圧力を掛けられている。そのうえ、常に大地震に見舞われるリスクがあり、国土の大半で火山が噴火するおそれもあり、季節によっては巨大台風や熱波の脅威にもされされている。北朝鮮が隣国であるという脅威も言わずもがなだ。それでも日本人の平均寿命はどの国よりもい。」

    ボロクソだけど、そうでもないって思ってしまった。長寿の結論は「腹八分目」の食生活という結論だったけど、その前に「物質よりも精神を重んじる考え方」という指摘もあって、多分それが「腹八分目」にもつながるし、ある種の幸せにも通じているような気がする。「食」の章にあった「長寿国日本の食生活の秘訣」に書いてあったこのことがこの本全体で一番印象に残った。
    「環境」から先は主に技術て的な話がほとんど。一つ一つ面白かったし、シュルツの博識ぶりが凄まじい。とても面白い本でした。

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    2021年12月26日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    へーと思いながら読めました。
    数字といいつつもかたくなくて、皮肉が効いてるところとかあってサクサク読めた。
    ひとつひとつ短くて読みやすい。
    結構日本について書かれていて嬉しい。

    桁の大きな数字もたくさん出るのに縦書き。横書きの方が読みやすくなると思うけど何か理由があるのかな?

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    2026年06月01日
  • 世界はいつまで食べていけるのか 人類史から読み解く食料問題

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    ネタバレ

    丹念に事実を積み上げ、世界的な食糧問題に対し奇をてらわず、夢物語にも独善にも陥らず明快な結論を出してくれる、胸のすくような内容。さすがにシュミル氏の論理構成は隙が無く、膨大なデータに支えられた緻密な論考は説得力にあふれている。
    内容は文句なし星5なのだが、出来れば各種データはテーブル等にまとめたものを挿入してほしかった(編集側でできるはず)ということで1点マイナス。せっかくの理論がデータの可読性が低いせいでとっつきにくくなっているのはいただけない。シュミル氏のレベルならわざわざ図解する必要もないレベルなのだろうが。

    今後予想される世界を養うには、食料の廃棄を抑え、食肉(特に牛)の消費を少しだけ抑え、そしてアフリカなど政治的に不安定な国の農業を現在の技術の範囲で改善すればよい。食品廃棄量が先進国で可食部のみで10~20%弱、ないし、食費の約1/4がただ捨てられている、という事実はショッキングで、これを減らすだけでも相当な改善が可能。
    代替肉、古くは有機農業、「この技術で世界は救える」という華々しい(が空虚な)ただ一つの解にすがるのではなく、今ある技術を丹念に積み上げることで問題の解決に至ることができるのだ、という思考。これこそ、ともすれば「夢の技術」に飛びつきがちな我々に必要な思考だと思う。

    とはいえ、この「丹念に積み上げる」ことは得てして最も難しく、政治的に言えば「受けが悪い」ところ。その意味では、こういった思考が広まらない真の原因は、我々凡人が思考し続けることを苦手とする、パッと打ち上げられたあだ花に飛びついて飽きたら次に移る、という性質を持つ故でもあろうかと思う。

    本文中に指摘されるように食の価値を低く見積もり、半導体やエネルギーに投資し続ける現在の経済システムも含めて、やればよいだけの改革をやらない。食と環境が保全されなければいくらGPUを作ったところで意味がないのに、そちらの市場価値だけが高く評価されていく。挙句に切羽詰まると、データを見るのが面倒だからと現実を認識するところをスキップして「夢の技術」にすがる。
    こうした風潮がはびこってしまうところに、せいぜい半年のタイムスパンしか思考できない人類の限界を見せられる思い。政治や、教育の世界において、もう少しこの手の議論をできるようにならないものか(その意味でも、数字が苦手な人に拒否反応を起こさせないためにデータのビジュアル化は欲しかった)。

    ということで内容には基本的に文句ないのだが、読後、なぜか引っかかったところがあり、しばらく理由が何なのかわからなかった。
    要するに、今の膨れ上がった世界人口を維持するには、現代農業を大規模化し効率を上げ、廃棄を減らし、効率よく人々に食を届ける、その当たり前「しかない」のだ。有機農業、代替肉、伝統農業etcといったサイドストーリーの入る余地は、基本的にない。その「しかない」ところに追い込まれてしまっていることが気持ち悪いのだ、と気づいた。
    シュミル氏は古い生活をいたずらに、かつ無批判に懐かしみそれに戻ろうとする風潮にくぎを刺している。確かに、古い生活での乳幼児死亡率、平均寿命の短さを思えばそれは妥当なのだろう。その一方で、非効率ながらそれゆえに生まれた多様な食の文化もあったはずだと思う。
    しかしながら、今の世界はその昔ながらの非効率を選択する余地は、基本的にないのだ。多少の非効率や非論理(多様性と言い換えてもよいが)を苦笑いしながら受け入れる余裕はなく、唯一解としてロジカルな栄養システムを洗練するしかないのだ、というところが、個人的に居心地の悪さを覚えた理由なのだろう。
    スーパーに数千種類の食材が並ぶだけで、十分に変化に富んだ栄養のある食生活は営めるのだから、伝統食だの多様性だの言うのはただの贅沢だし、食のシステムを洗練させたからと言ってそれらがなくなるとは限らない。それでも、もしかするとそれらもいつかは効率よく食を届けるという大義の前には無くなるのかもしれない、と思ってしまった。

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    2026年05月24日
  • 世界はいつまで食べていけるのか 人類史から読み解く食料問題

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     気候変動下での食糧生産について漠然とした不安があり、この本のタイトルを見たときに、すぐに読み始めた。
     どうして農業が始まったのかというところから始まり、世界の食料消費や農業という産業の世界的に占める割合など、幅広い視点から食料生産に向き合っている本だった。
     特に著者は、食料の安定供給について、食品廃棄物について着目しているようだった。私は、遺伝子組み換えの動植物と培養肉への期待や、気候変動による食糧生産の安定性に不安があった。しかし、著者のそれらについての解説を読んでいくうえで現状を理解することができた。
     たくさんの事実とデータから予測されることを示したうえで、生産の限界を考慮し、効率を改善する努力を続け、現実を考慮した改善を続けていけば、世界は増え続ける人口を養っていけるだろうということを教えてくれた。

     あと、やっぱ有機農業だめだ。きびしいって。農薬も化学肥料もないと世界は養えないよ。あと、経済学者さんは農業の経済評価をぜひ見直してください。農業の経済活動が世界のGDP総額の1%未満なんておかしいって。

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    2026年04月26日
  • 世界はいつまで食べていけるのか 人類史から読み解く食料問題

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    奇をてらった新説ではなく、数値に基づくエビデンスに支えられているからこそ、読み応えがあり地に足のついた話として受け止める事が出来ました。

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    2026年03月08日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    "Numbers Don't Lie"、つまり「数字は嘘つかない」ということで、7つの分野別に各テーマ数ページのコラム形式で具体的数字と科学的根拠を基に「世界の真の姿」を検証する。まあシュミル氏の見識豊かなこと。これほど幅広い分野をこういう切り口で捉えるとこういう事実になるととても刺激的。氏は経営電話を持っていないということで文明の利器と見識との相関性はそれほどないようだ。「世界の人々」の章はやや主観的かつ思想的に思うが、それもご愛嬌か。個人的お気に入りは以下トピック。

    「ギザの大ピラミッドは何人でつくったのか?」
    「食品ロスはグローバルな大問題」
    「牛の惑星」
    「航空機は車より安全なのか?」

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    2024年08月12日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    著者はエネルギーの学際的な研究の第一人者。カナダ王立協会フェローで、2010年にはアメリカの『フォーリン・ポリシー』誌により、「世界の思想家トップ100」に選ばれ、2013年にはカナダ勲章を受勲。2015年にはエネルギー研究に対して0PEC研究賞を授与されている。

    幸福度、人口問題、経済成長、食品、エネルギー、環境問題等、今我々を取り巻く課題71を取り上げ、数学を元に彼の思いを著す。
    若干強引な決めつけもあるようにも思えるが、トリビア的な内容も多く、楽しんで読めた。
    地球はある意味人間が支配する惑星だが、平均体重X頭数で言えば、人間に対して倍以上と言う。まさに牛の惑星だ。

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    2023年03月18日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    文字通り、世界のさまざまな事象を数字で分析する一冊。

    翻訳本にありがちな読みにくさがなく、さらっと読めた。

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    2022年06月12日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    作者の知の巨人ぶりには吃驚させられ数字で考えることの大切さがよく分かった。深く広く物事を見て、多角的な視点から数字で考える、事実をはっきりさせる、ハーバーボッシュ法、脱炭素社会、アンモニアの大切さ、ムーアの法則、トランジスタ、変圧器等食からハイテクまでのイノベーション全般にわたって興味深かった。

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    2022年05月05日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    ネタバレ

    数字を元にした、世界の人、国、食、環境などの雑学。
    石を持ち上げるのに必要なエネルギーと人間の労働エネルギーから、ピラミッドを作るための延べ人数を算出していたが、1日10時間の重労働は働かせすぎに思う。

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    2022年04月25日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    カーボンニュートラルやエネルギーなど、直近の世界の関心ごとについて本を読んでも、数字の規模にピンとこないことが多い。数字について学ぶとともに、現在の世界が抱える問題について楽観的すぎず悲観的すぎず捉える方法としては数字が適するのだと思える本だった。

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    2022年04月16日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    少し前に一世を風靡した「FACTFULNESS」を想起させる本書は、そのタイトルが示すとおり数値に重きを置いている。と言っても、「ほら数字がこういってるんだからこれが真実だ」という乱暴なものではない。むしろ、世の中にある数値というものはいかに恣意性に溢れているかを暴き、多角的に数値を見よと啓蒙しているのが本書だ。
    一方で、帯にあるような「衝撃の事実」を詳らかにするという性質のものではない。そういったものを期待してしまうと肩透かしを食らう可能性がある。むしろ、我々が銀の弾丸をイノベーションに求めフィージビリティの低い投資を行っていることに一石を投じるような主張が通奏低音のように流れている。著者のコンサバティブさが伝わってくるようだ。 
    ともすると地道でつまらなく感じる行動の積み重ねにこそ変革はある、そういうことが伝えたいのかもしれない。

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    2021年11月12日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    「ファクトフルネス」的、数字で世界の全体像をつかむことができる一冊(著者はエネルギーの専門家であるバーツラフ・シュミル)。環境・エネルギー・移動・機械~私たちが生活する上で欠かせない食べ物や乗り物、回線、スマホなどありとあらゆるものに対して「数字」と「ファクト」で現状を分析しており、300ページ超のボリュームで読めば世界の「今」を理解できる。難しそうだが1項目4~5ページくらいで、この手の本の中では比較的読みやすいと思う。

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    2021年09月18日