ペク・ヒナのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自称『人形いたずら作家』ペク・ヒナの2018年作は、大きな絵本のサイズ感も加わって、素朴で心温まるアナログの魅力が詰まった、細かいジオラマの美しさや撮影の演出の仕方にも、より拘りを感じられたのが印象的だった。
それにしても、ペク・ヒナはこういった来訪者もののお話が好きなのかなと思わせた、前回の天女に続いて、今回はてるてる坊主のように見える、個性的な子どもが姉弟の家を訪ねて、「おうちにかえりたい」と言うが、それは雲の上にあるようで、そんなのどうすればいいのかと思ったが、物語の主旨はそこではなかった(もちろん重要なんだけど)。
その時、最初に応対した弟は、涙と鼻水を流しながら切々と訴える -
Posted by ブクログ
【きっかけ】著者の別の作品を読んでいておもしろかったため
この著者の絵本のシリーズは登場人物の表情に力が入っていて感情がくっきり伝わる。
今回はこころ模様がその場に気象現象としてあらわれる「おかしなおきゃくさま」、英語では「The strange visitor」。小さな子どものような「おきゃくさま」がかわいく人間の子どもを彷彿とさせる。
『天女かあさん』もその後に読んだ。コンセプトは似たような印象。どちらの話にも「卵」がでてくるので、なにか特別なモチーフなのかもしれない。こちらのお話では、卵の変化が部屋の中に小さな気象現象を起こしている。めんどうみのいいおばちゃんと大阪弁の組み合わせがよ