牧野智和のレビュー一覧

  • 場所から問う若者文化

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    教育社会学の浅野先生のグループの実証的研究をもとにしている。オタクは旅行やコンサートライブへの参加が少ないことで聖地巡礼といった旅行はオタクの行動ではないことが示唆されている。さらに、練馬区の若者のオタクが秋葉原には行くわけではない、ということも明らかになってきた。
     オタクが聖地巡礼をして秋葉原に行くことは、マスメディアによる思い込みであるのかもしれない。
     卒論でこうした結果をより詳細な分析として行なうことができるであろう。

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    2021年11月21日
  • 社会は「私」をどうかたちづくるのか

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    社会学の教科書のような本で読みやすかった。大学生の頃に学んだ社会学の理論や学者がでてきて、授業の内容を思い出した。もう一度勉強したい気持ちになれた。

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    2025年07月08日
  • 社会は「私」をどうかたちづくるのか

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    著者の経験について、このように書かれていた

    「まず、中高生の時に流行っていた音楽を通して、ありのままの自分、自分らしく、自分を信じてという歌詞に慣れ親しんできました。また、就職活動の時に、自己分析やそれにもとづいた自己PRというものに、取り組まねばならない状況に直面した最初の方の世代でした。そして、本や雑誌、広告などを通じて、○○力を高めようといった自己啓発的な物言いを年々目にするようになり、書店では自己啓発書が占める面積が増えていることを感じていた。」

    そこで著者は「この状況はどのようにして表れて、私たちはどのような「自己」であることを求められているのか、研究に進んだという。

    まさに自

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    2025年10月26日
  • 社会は「私」をどうかたちづくるのか

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り、社会を通した自己について述べられている。自分としては経済的な論では当てはまる。
    ロビンソン・クルーソーやさいとうたかを先生の『サバイバル』の少年の様に他に人がいなければ、「私」について悩むこともない様に思う。
    昔の日本ならムラ社会での「私」だろうし、会社=職縁みたいな社会の時は会社が「私」だろうし、SNSの誕生からはもっと複雑な「私」がいるであろう。

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    2025年07月15日